2020年7月1日 更新
藤井聡太七段の「矢倉囲いでの勝利」を将棋のレジェンド・加藤一二三が予言していたと話題に!!
将棋界に旋風を巻き起こしている藤井聡太七段が、6月28日に行われた渡辺明三冠との棋聖戦五番勝負第2局にて、古くからの戦型の定番である「矢倉囲い」で勝利を収めました。それに際し、SNS上では将棋界のレジェンドである加藤一二三が過去に発した以下のコメントに注目が集まっています。
藤井聡太七段が古くからの戦型「矢倉囲い」で渡辺明三冠に勝利!!
将棋界に旋風を巻き起こしている藤井聡太七段が、6月28日に行われた渡辺明三冠との棋聖戦五番勝負第2局にて、古くからの戦型の定番である「矢倉囲い」で勝利を収めました。それに際し、SNS上では将棋界のレジェンドである加藤一二三が過去に発した以下のコメントに注目が集まっています。
こちらが話題のツイート!!
こちらが現在話題となっているツイート。たねたね@chanechane_cさんが投稿したもので、藤井が29連勝をしていた頃に加藤一二三が「藤井君は矢倉を覚えたらタイトルを取れる」と発言していた点を指摘しており、実際に「棋聖戦1、2局とも矢倉で連勝」した事実と照らし合わせ、その先見の明にただただ脱帽しています。さらに発言当時は「矢倉は終わった」と言われるほどの矢倉冬の時代であり、そのタイミングでの発言であることも衝撃度が高かった模様。このツイートには、「予言者?ひふみん凄すぎる」「天才は天才を知る」といった、加藤に対する称賛のコメントが続出しており、7月1日現在1万を超えるリツイート、6万を超えるいいねを獲得しています。
当時の記事はこちら。確かに矢倉を薦めています。
そもそも矢倉囲いって何だ?
一時期は時代遅れとされていた戦型である「矢倉囲い」。そもそも矢倉とはどのような戦法なのでしょうか?ここで超絶簡単に解説したいと思います。
こちらは「金矢倉」と呼ばれる矢倉囲いの通常版。
矢倉囲いとは、江戸時代には既に存在していた非常に歴史のある戦型であり、そのオーソドックスさから「将棋の純文学」とも称されています。具体的には「相居飛車の先手番の場合に玉を8八、左金を7八、右金を6七に、左銀を7七に移動させた形」を取ります。この戦型を取ることにより、縦からの攻めに強くなると言われています。その一方で横からの攻めに弱くなるとも言われており、一長一短はあります。具体的な矢倉の組み方は、以下の動画でチェックしてみましょう。
初心者用の動画もチェックしてみましょう!
【将棋】矢倉戦法Part1 矢倉囲いの囲い方、組み方は?【戦法 定跡講座】
「矢倉を覚えたらタイトルを取れる」と予言した加藤一二三とは?
現在はタレントとしてもメディア露出が増加している加藤一二三。「ひふみん」とも呼ばれ、将棋を知らない人々からすれば優しそうなお爺さんという印象ですが、将棋界においては「神武以来(じんむこのかた)の天才」と称されるレジェンド棋士として長年君臨していました。
加藤の持つ年齢的な記録としては、「史上初の中学生棋士(14歳7か月、後に藤井が14歳2か月で記録更新)」「最年少での五段昇段(15歳3か月)」「最年少王将戦リーグ入り」や、「最高齢現役(77歳5か月)」「最高齢勝利(77歳0か月)」などがあります。最年少記録としては藤井が更新出来なかったものも多数含まれており、その天才ぶりはある意味藤井以上であったとも言えるでしょう。
そんな「ひふみん」が発した「藤井君は矢倉を覚えたらタイトルを取れる」のコメントの通り、矢倉を覚えて勝利を収めた藤井。これからどんな快進撃を続けていくのか、将棋ファンならずとも注目したいところですね!
今から将棋を始めたくなった方はこちらで!
-
コメントはまだありません
コメントを書く
※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。