実は大映ドラマの常連だった【梶芽衣子】どんな作品に出てた?
2024年8月24日 更新

実は大映ドラマの常連だった【梶芽衣子】どんな作品に出てた?

美しさと強さを備え持ち、その上スタイル抜群!男性のみならず女性をも魅了する梶芽衣子さん。主演映画「女囚さそりシリーズ」や「修羅雪姫シリーズ」が有名ですが、実は80年代後半の大映ドラマにも数多く出演されていました。そこで、この記事では梶芽衣子さんの大映ドラマ出演作について振り返ってみたいと思います。

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梶芽衣子さんプロフィール

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本名:太田雅子(おおた まさこ)
生年月日:1947年3月24日
出身地:東京都千代田区
身長:163cm
血液型:AB型

高校生の時に銀座でモデルとしてスカウトされたことがきっかけで芸能生活をスタートされた梶芽衣子さん。
1965年公開の映画「悲しき別れの歌」に、本名の太田雅子として女優デビューされました。
「梶芽衣子」という芸名の名付け親となったのは、映画監督のマキノ雅弘さん。
マキノ雅弘監督作品で1969年公開の映画「日本残侠伝」に出演された時に勧められ改名。

それ以降、映画「野良猫ロックシリーズ」、ドラマ「大江戸捜査網」、映画「女囚さそりシリーズ」などで人気を獲得。
1978年公開の主演映画「曽根崎心中」では、「ブルーリボン賞」、「キネマ旬報ベスト・テン 」、「報知映画賞 」でそれぞれ主演女優賞を受賞されました。

近年ではドラマ「きのう何食べた?」の主人公・筧史朗(西島秀俊さん)の母親、筧久栄役が印象的ですね。

「青い瞳の聖ライフ」

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1984年10月17日~1985年4月3日放送(フジテレビ系列)
梶芽衣子さんの大映ドラマの入り口となったのが「青い瞳の聖ライフ」。

偽装国際結婚を企てた高校生の男女が繰り広げるラブコメディで、梶芽衣子さんは評論家の藤田役として出演。
共演の比企理恵さんと17歳差の親子という設定でした。

当時37歳だった梶芽衣子さんは、当時のインタビューで「役によって生活まで変わる」とおっしゃっており、ミーハーで明るいキャラクターだった藤田役を演じた本作では、私生活の方でもとてもおしゃべりになっていたんだそうですよ。

「スタア誕生」

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1985年4月10日~1985年11月6日放送(フジテレビ系列)
堀ちえみさん主演で、突発性心筋症を抱えた少女が女優を目指す姿を描いた物語。

梶芽衣子さんんは、梅宮辰夫さん演じる加賀幸平の妻、孝子役で出演されました。
幸平と共に営む寿司屋では女将を務め、強気なサバサバした性格の女性です。
二人の間に子供はいないものの、幸平がかつて交際していた女性(根本律子さん)が未入籍のまま出産し行方不明になっていた少女、順子(堀ちえみさん)を引き取り三人で暮らしています。

ところが、17年前に幸平が起こした警官刺殺事件が発覚。
正当防衛が認められず長い逃亡劇の後幸平が逮捕されると、残された孝子と順子は寿司屋を手放し粗末なアパートで極貧生活を余儀なくされます。

余命幾ばくもない少女が病気と闘いながら女優を目指すストーリーを中心に、その実父の逃亡劇、さらに血のつながりがない母と娘がの支え合いながら生きていく様子など、大映ドラマ特有のとにかくてんこ盛りなお話の中で、人間味あふれれる孝子を演じた梶芽衣子さんの存在が光っています。

「ポニーテールはふり向かない」

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1985年10月12日~1986年3月29日(TBS系列)
不良少女だった主人公・ミッキーこと麻生未記(伊藤かずえさん)が、亡き父と同じくドラマーの道を歩むことを決意しバンドを結成。
「ザ・バンデージ」と名付けられたバンドの仲間たちと成長していく姿を描いた物語です。

梶芽衣子さんが演じたのは、ミッキーの母親の明子です。
ミッキーの父で夫の雄次(フランキー堺さん)は、名ジャズドラマーとして活躍していましたが、ロックブームが到来すると時代の流れについていけず、ドラマーとしての道を断ってしまします。
すると一家は困窮し、貧乏生活に耐えられなかった明子はまだ3歳だったミッキーを残して家を出て行ってしまいます。
その後、芸能プロダクションに勤務する飯倉(高橋昌也さん)と再婚。
一人娘のゆきこ(榎田路子さん)と三人で裕福な暮らしをしていますが、十数年ぶりにミッキーと再会。
ミッキーのことは気になるものの家族を捨てた後ろめたさもあり、我が子ながら素直に愛情表現することができず・・・
陰りのある表情も魅力的な梶芽衣子さんに注目です。

「花嫁衣裳は誰が着る」

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1986年4月23日~1986年10月15日(フジテレビ系列)
父を知らず3歳の時に母をも亡くした主人公・雪村千代(堀ちえみさん)が、デザイナーを目指し幾多の困難を乗り越えながら成功と幸せを掴むまでの様子を描いた物語。

梶芽衣子さんは、藤崎明江役で出演されました。
日本のファッション界の第一人者で「世界のアキエ」と呼ばれるベテランデザイナーです。
明江と同じく注目を集める新進気鋭のデザイナー、ユリ麻見(岡田奈々さん)はかつての愛弟子でしたが、明江の夫である篠原清(中島久之さん)との不貞が発覚し破門を言い渡します。
さらに、アイドル歌手の上月光(松村雄基さん)の衣装製作を長年手掛けてきたにもかかわらず、光の意向により衣装製作をユリに変更されてしまい、怒りが収まらない明江はユリに対して嫌がらせ行為を展開し、業界から抹殺しようと画策します。

実は主人公の千代の父は明江の夫・篠原であることが判明。
「スタア誕生」に続いて、本作でも堀ちえみさんの義母にあたる役となりました。

「おんな風林火山 」

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1986年10月12日~1987年3月1日放送(TBS系列)
大映ドラマ唯一の時代劇「おんな風林火山」。
武田信玄の五女・松姫と、織田信長の嫡男・信忠の悲恋を描いた物語です。

政略結婚により織田信忠(松村雄基さん)の許嫁となった松姫(鈴木保奈美さん)。
なかなか会う機会に恵まれないものの二人は愛を育んでいました。
しかし、武田信玄と織田信長の同盟が崩壊したことにより二人の仲は引き裂かれることに・・・
さらに、松姫は織田信長により酷い目にあわされた武田家の姉たちから辛く当たられてしまうという展開。

伊藤かずえさん、比企理恵さん、岡田奈々さんなど大映ドラマには欠かせないキャストが多く出演されている中で、梶芽衣子さんは武田信玄の正室である舞姫役で出演。
一般的には三条の方や三条夫人と呼ばれている人物です。

時代劇でも大映ドラマ特有のいじめや嫌がらせ行為は健在で、舞姫もかなり厳しくきついキャラクターとして描かれていました。

「このこ誰の子?」

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1986年10月22日~1987年3月25日(フジテレビ系列)
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