『ふれあい』
ふれあい
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3位『うそ』
実は、中条きよしが歌手としてデビューしたのは、1968年のこと。当時は、高波明、渥美健という芸名で、いずれも不発に終わりました。『うそ』は、中条きよしとしての再デビューシングルで、オリコンシングルチャートで8週連続1位を獲得する大ヒットとなりました。
作詞・作曲は、五木ひろしの『夜空』と同じく、山口洋子と平尾昌晃のコンビ。詞の生まれたきっかけは、山口が経営する銀座のクラブで、ホステスから「彼の家に行ったら、口紅のついたたばこの吸い殻があった」と相談されたことだったといいます。
作詞・作曲は、五木ひろしの『夜空』と同じく、山口洋子と平尾昌晃のコンビ。詞の生まれたきっかけは、山口が経営する銀座のクラブで、ホステスから「彼の家に行ったら、口紅のついたたばこの吸い殻があった」と相談されたことだったといいます。
歌謡曲黄金時代ともいわれる昭和40年代。作詞家・山口洋子と作曲家・平尾昌晃はコンビを組み、五木ひろし「よこはまたそがれ」「長崎から船に乗って」「ふるさと」「夜空」、中条きよし「うそ」などの曲でヒットを飛ばし続けた。東映のニューフェイスを経て、銀座の人気クラブのママとなり、作詞家としても活躍した山口洋子。人気絶頂のロカビリー歌手から苦難と病苦を乗り越え、作曲家として輝きを増した平尾昌晃。異色の経歴を持つ山口と平尾は、ある時はコンビを組み、見事に時代を捉えてヒット曲を連発した。
『うそ』
うそ
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2位『あなた』
『あなた』は、当時弱冠16歳の小坂明子のデビュー曲で、ヤマハ主催の第6回ポピュラーソングコンテスト(通称:ポプコン)、第4回世界歌謡祭のグランプリ受賞曲です。世界歌謡祭で彼女がピアノの弾き語りをする映像は、近年もたびたびテレビで放送され、当時の彼女の歴史的快挙を垣間見ることができます。作詞・作曲はもちろん、小坂明子本人。デビュー曲ながら、オリコンシングルチャートで7週間1位を記録しています。
冒頭のフレーズ
「もしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう」
はあまりにも有名ですが、小坂本人は、次のようなエピソードを語っています。
冒頭のフレーズ
「もしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう」
はあまりにも有名ですが、小坂本人は、次のようなエピソードを語っています。
──「愛する人と小さな家を建てて、坊やとささやかな幸せを」と思われがちですが、決してそうではなく、悲しみの歌ですよね。
小坂 そうなんです、アタマの「もしも私が家を建てたなら」は過去進行形なのですが、一部で「過去進行形は日本にはない」と叩かれました。歌に対して、なんと夢のない大人が多いんだなと思いました(笑)。
──この時代の歌は、ほとんどがラブソングでした。
小坂 直接的に「愛している」とか「好きだ」という表現が氾濫していて、そうじゃない歌詞を書きたかったんです。
──それが「古い暖炉」や「大きな窓と小さなドアー」につながったんですね。ちなみに、モデルはいたんでしょうか。
小坂 はい‥‥いました。1つ上の先輩で、お茶飲んで美術館に行くような淡い恋です。ところが、先輩が高校を卒業したら地元を離れると言うんです。私に「もっと好きにならないうちに別れよう」と、私の16歳の誕生日に言われまして(笑)。歌詞の「白いパンジー」は彼の好きな花で「真赤なバラ」は私の好きな花でした。
『あなた』
Anata (2018 Remaster)
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1位『なみだの操』
『なみだの操』は、殿さまキングスの4枚目のシングルで、同じくお笑い出身のぴんからトリオのヒット曲『女のみち』に対抗して発売した曲と言われています。当時は「西のぴんから、東の殿キン」と呼ばれる人気ぶりで、奇しくも、両曲とも年間チャートで第1位を獲得しました。
当初、タイトルは『女の操』でしたが、あまりに露骨な表現のため "なみだの" に変更したといいます。近年では、テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』の劇中にたびたび登場しており、幅広い世代に親しまれる曲となっています。
当初、タイトルは『女の操』でしたが、あまりに露骨な表現のため "なみだの" に変更したといいます。近年では、テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』の劇中にたびたび登場しており、幅広い世代に親しまれる曲となっています。
『なみだの操』
なみだの操
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