アラン・ドロン主演の若手政治家とトップ・モデルの恋愛物語。映画『個人生活』
2017年1月30日 更新

アラン・ドロン主演の若手政治家とトップ・モデルの恋愛物語。映画『個人生活』

主人公は政治の世界で野望を持ち、そんな日々の中でモデルと不倫関係になり、燃えるような恋をするのですが・・・。

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個人生活

映画『個人生活』

映画『個人生活』

1974公開のフランス映画
ピエール・グラニエ=ドフェール監督作品
ファッション・モデルのクリージーが愛した男は、新進気鋭の若手政治家だった。彼は妻子がいるにも関わらず、クリージーと秘密の生活を送っていたが、実りの無い愛にクリージーは疲れ始めていた。そしてついにクリージーは、政治をとるか自分をとるかの選択を、男に迫ったが……。政界に生きる男との悲恋を、A・ドロンとS・ロームの顔合わせで描くメロドラマ。

メインキャスト

ジュリアン・ダンディユを演じるアラン・ドロン

ジュリアン・ダンディユを演じるアラン・ドロン

主人公。若手政治家で妻がいながらモデルと不倫をする。
ルネを演じるジャンヌ・モロー

ルネを演じるジャンヌ・モロー

連合共和党の総裁ビベールの未亡人で影の実力者。
クリージーを演じるシドニー・ローム

クリージーを演じるシドニー・ローム

トップ・モデル。ジュリアンの不倫相手
ドミニクを演じるクロード・リッシュ

ドミニクを演じるクロード・リッシュ

ジュリアンの秘書
キャストのシドニー・ロームはアラン・ドロンに抜擢され、この作品でトップスターになりました。

ストーリー

早朝のパリ。大統領官邸エリゼ宮で行なわれていた閣議が、...

早朝のパリ。大統領官邸エリゼ宮で行なわれていた閣議が、今終わった。降りしきる雨の中、待ちうけていた報道陣のカメラの砲列が注目の若手政治家ジュリアン・ダンディユ(A・ドロン)に殺到する。

彼は左翼自由主義をスローガンとする連合共和党の多数派を...

彼は左翼自由主義をスローガンとする連合共和党の多数派を率いてぐんぐんのし上った野党の党首であった。混迷する政界はジュリアンのような若く野心的な政治家にとっては恰好の活躍の舞台であった。このフランス政界の若手ホープは、今ではパリの花屋の売り子までがその姿を見つけて囁き合うようなマスコミの寵児なのである。

というのも彼には美しく知的な妻と息子がいながら、最近ク...

というのも彼には美しく知的な妻と息子がいながら、最近クリージー(S・ローム)という美貌とプロポーションで売り出したトップ・モデルとの公然の関係が噂されていたからである。ジャーナリズムは、ジュリアンの多忙な一秒一刻を争って追っていた。

やがて新しい内閣が誕生しようとしていた。ジュリアンにと...

やがて新しい内閣が誕生しようとしていた。ジュリアンにとっては政治生命を左右するほど重要な閣僚のポスト争いが熾烈に行われていた。

幼いときから炭坑夫として働き、労働運動に身を投じてきた...

幼いときから炭坑夫として働き、労働運動に身を投じてきた彼にとって連合共和党の総裁ビベールの未亡人で影の実力者といわれるルネ(J・モロー)は深い信頼で結ばれた仲であった。ジュリアンは今、ルネの助けを必要としていた。というのは同志サバランがジュリアンに反対派として対立していたからである。

ジュリアンとは一心同体の秘書ドミニク(C・リッシュ)も...

ジュリアンとは一心同体の秘書ドミニク(C・リッシュ)も、彼が閣僚のポストにつくためには何よりもサバランを巻き込むことだと考えていた。

サバランへの調停者をルネに依頼したが、彼女はジュリアン...

サバランへの調停者をルネに依頼したが、彼女はジュリアンがクリージーと別れることを条件に引き受けた。

そして思惑通り、サバランはジュリアンに協力することを約...

そして思惑通り、サバランはジュリアンに協力することを約束した。これでジュリアンが閣僚のポストに着くことはほぼ確実だった。

ジュリアンは受話器をつかんでクリージーに電話する。だが...

ジュリアンは受話器をつかんでクリージーに電話する。だが誰も出なかった。数日後、大統領はジュリアンを新内閣の重要メンバーに選任した。彼の社会的野望は遂げられようとしていた。しかし、その瞬間、ジュリアンの胸のうちに熱い思いがこみあげてきた。

それはクリージーへの未練であった。クリージーのやさしさ...

それはクリージーへの未練であった。クリージーのやさしさ、伸びきった肢体。その豊かな胸に顔を埋めると、ジュリアンの孤独で凍った心が次第に暖かくなっていくことを感じる。

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