1980年代を代表する女性ボーカリスト
2022年8月12日 更新

1980年代を代表する女性ボーカリスト

MTV世代にとって1980年代は夢のような時代でした。様々な才能あるミュージシャンたちの、歌や踊りの映像コンテンツが次々に登場。それまでの音楽重視のヒットチャートから、映像と音楽が融合した新しい流れが誕生したのです。そんな新しい時代で脚光を浴びた女性シンガーたちのご案内です。

690 view

マドンナ(Madonna)

Madonna - La Isla Bonita (Official Video)

1980年代の洋楽ポップス界において、女王と呼べるのはやっぱりマドンナでしょう。1983年のアルバム「バーニング・アップ」で鮮烈なデビューをしたマドンナは、1989年にリリースされた「ライク・ア・プレイヤー」まで、1980年代はまさにマドンナの時代と言っても過言ではないでしょう。数々のヒット曲とアルバムを世に放っています。

「ライク・ア・ヴァージン」・「トゥルー・ブルー」・「マテリアル・ガール」など、刺激的な楽曲やダンスに誰もが夢中になりました。まさにエンタメ業界の第一線でトップを張ったマドンナ。シングルとアルバムを含む総売り上げが、女性アーティスト史上最高の3億円以上。この結果を見ても女王の名にふさわしいボーカリストですと言えるでしょう。

シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)

Cyndi Lauper - True Colors (Official HD Video)

1980年代の女性ポップスアーティストで、マドンナと並ぶ双璧となるのはシンディ・ローパーで間違いのないところでしょう。当時を代表する女性ボーカリストです。1983年に発表したデビューアルバム「シーズ・ソー・アンユージュアル」から生まれた名曲が「タイム・アフター・タイム」。その他たくさんのシングル曲もチャート入りし、当時全盛だったMTVでも最優秀女性歌唱賞を受賞しています。

映画「グーニーズ」でのサントラや「ウィーアーザ・ワールド」でのアドリブ感溢れる熱唱ぶり、シンディ・ローパーが醸し出す個性的な表現力に多くの人が魅了されました。何とも不思議なルックスと体の底から絞り出すような歌い方に、心が惹きつけられましたよね。そして大の日本好きとしても有名で、阪神や東日本大震災の際には来日して、チャリティー活動や公演を行い大勢の人を元気づけました。

ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)

Whitney Houston - I Will Always Love You (Official 4K Video)

1985年のアルバム「そよ風の贈り物」でデビューをしたホイットニー・ヒューストン。1987年のセカンドアルバム「ホイットニーII〜すてきなSomebody」が大ヒットしました。ビルボードアルバムチャートで第一位を獲得して、世界的に有名になった女性アーティスト。躍動感のある歌唱力は、ホイットニーファンの感性を大いに刺激したものです。

その後、ケヴィン・コスナー主演の「ボディ・ガード」にも共演して、サントラ「オールウェイズ・ラブ・ユー」が大ヒット。ホイットニー・ヒューストンを代表する一曲となりました。残念ながら2012年に48歳の若さで亡くなりましたが、その力強さと張りのある歌声は、今でも世界中の皆さんから愛され続けています。

スザンヌ・ヴェガ(Suzanne Vega)

Suzanne Vega - Luka (Official Video)

1985年にリリースされたアルバム「スザンヌ・ヴェガ」で鮮烈なデビューを果たしたしたスザンヌ・ヴェガ。世界的に注目を浴びたのが1987年のリリースとなった「Solitude standing」からのシングル「ルカ」でした。ポップなアップテンポの楽曲ではありながら、その内容が児童虐待ということで話題になりました。

当時のチャートでは明るく陽気な楽曲が多かったために、特に異彩を放っていたように思えますね。スザンヌ・ヴェガは、フォーク調の楽曲を中心にして様々な形の音楽スタイルを発表しています。現在でも第一線で活躍している女性アーティストの一人です。

カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)

Kylie Minogue - I Should Be So Lucky

カイリー・ミノーグは、1987年にリトル・エヴァをカバーした「ロコモーション」がデビュー曲となる、オーストラリア出身の女性シンガーです。デビューシングル「ロコモーション」は、ビルボートチャートの3位にまで上昇します。そのキュートな外見と甘く鼻にかかった個性的な歌声が、当時のティーンエイジャーの心を掴んだのでした。

そして1988年リリースされた「ラッキーラブ」では、イギリスヒットチャートで第1位を獲得します。その後の1990年代、本格派歌手を目指してアイドル路線を変更し、紆余曲折はあったのですが200I年にリリースしたアルバム「フィーヴァー」の世界的大ヒットを達成。それから現在に至るまで、ショービジネスの第一線で活躍を続ける人気のアーティストになっています。
15 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

洋楽「あの歌姫は今」衝撃のビフォー・アフター!

洋楽「あの歌姫は今」衝撃のビフォー・アフター!

1980年代に洋楽を歌いブレイクした女性アイドル歌手。彼女たちの若い頃の画像と現在の動画「衝撃のビフォー・アフター!」を公開!
【80's~90's洋楽】豪華スター夢の共演!!

【80's~90's洋楽】豪華スター夢の共演!!

活気があった80年代~90年代の音楽業界。今回はそんな当時から元気を貰うべく豪華スターたちによる夢の共演を独断と偏見でご紹介していきたいと思います。今ではもう実現不可能なコラボレーションが多くありますね。
mm | 744 view
アメリカ以外で初となる『ロックの殿堂』ミュージアムが有楽町にオープン!マドンナやジャクソン5の衣装等が展示!

アメリカ以外で初となる『ロックの殿堂』ミュージアムが有楽町にオープン!マドンナやジャクソン5の衣装等が展示!

『ロックの殿堂ジャパンミュージアム』が、有楽町インフォスにてオープン。マドンナが1993年のガーリーショー・ワールドツアーの「ライク・ア・ヴァージン」で着用した衣装等が展示されている。
あれから30年!誰もが一度は観た、時がたっても色あせない名作【グーニーズ】

あれから30年!誰もが一度は観た、時がたっても色あせない名作【グーニーズ】

1985年のアメリカ映画「グーニーズ」。世界的に大ヒットし、80年代の名作の1つとなりました。2015年に30周年を向かえた今も、根強い人気を誇ります。あの頃の記憶を呼び戻してみましょう。
cyomo | 28,851 view
【1985年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

【1985年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

洋楽の邦題というと、最近は原題をそのままカタカナにすることがほとんどですが、1980年代は日本語を使って新たな邦題を作るのが一種の慣例でした。中には、原題と違いすぎて不可解なものもあり、アーティストから苦情があったことも!? 今回は、約40年前の1985年の洋楽の中から、原題と異なる邦題7選をご紹介します。
izaiza347 | 319 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト