「僕の生きる道」シリーズなどが代表作!橋部敦子さんの脚本作品まとめ
2021年6月9日 更新

「僕の生きる道」シリーズなどが代表作!橋部敦子さんの脚本作品まとめ

「僕の生きる道」などの脚本家として有名な橋部敦子さん。デビューは1996年でした。橋部さんの脚本した作品を振り返ってみましょう。

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脚本家デビューまで

橋部敦子さんは愛知県名古屋市出身。高校卒業後に上京し、学習院女子短期大学卒を卒業しています。

特に脚本家を目指していた、ということはなく証券会社に勤めています。その後、小劇場のダンサーをするようになりました。同時に劇場の脚本も担当することになったのですが、舞台のために書いた脚本をぼろくそに批判されてしまったのです。

そこで、シナリオの勉強をしようとシナリオセンターに通うことになりました。品ロ位センターはドラマ。映画の脚本がメインなのでここから脚本家の道に進むことになったんですね。

1993年に第6回フジテレビヤングシナリオ大賞に応募した「喜びの葡萄」が佳作に選ばれました。27歳ころのことですね。

その後、1996年に「ピュア」で連ドラデビュー。こちらは龍居由佳里さんと共同で執筆。和久井映見さんが知的障害のある女性を演じて話題になった作品です。

同じ年に「翼をください」を坂元裕二さんと共同で執筆もされています。こちらは内田有紀さん主演で芸能界を目指す女性の物語。複雑な生い立ちがあります。

「おいしい関係」の脚本の後任に

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「おいしい関係」は1996年の10月クールに月9で放送されていたドラマです。原作は槇村さとるさんの同名漫画。オリジナル作品の多かった月9でめずらしく原作のあるドラマでした。しかも、当時は少女漫画原作というのは珍しかったんですよ。

脚本は元々野沢尚さんが担当していたのですが、政策方針を巡って上層部と対立し、降板してしまったんです。そこで、当時新人だった橋部さんが後任に抜擢されました。

主演は中山美穂さんと唐沢寿明さん。裕福な家庭で育った主人公は父の死で生活が一変。そんな時に偶然入ったレストランでコンソメの味に感動し、コックを目指すというストーリー。

シェフは厳しいのですが次第に惹かれていって・・・というラブストーリーですね。

たしかに、野沢さんの作品とはイメージが違うのでもめることもあったのでしょう。急遽後任となった橋部さんですが、この作品をきっかけに連ドラの脚本を数多く担当することになったんですよ、橋部さんにとっては良いチャンスになったんですね。

「月の輝く夜だから」では1人で脚本を担当

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続いて、1997年の「月の輝く夜だから」では単独で脚本を担当しています。主演は江角マキコさん。

主人公の十喜子は、生命保険会社に勤めるOL.実家は「一兆」というラーメン屋を営んでいて信が住み込みで働くことになります。

十喜子は同僚で恋人の拓郎にプロポーズされ、幸せの絶頂。ですが、住み込みで働いている信のことが徐々に気になっていきます。信は真面目で寡黙なのですが、どこか訳アリのようです。それが気になってしまうんですね。

十喜子と信のラブストーリーでもありますが、群像劇のような一面もあるストーリーでした。

主題歌はエレファントカシマシの「今宵の月のように」でこちらも話題になりました。

「救命病棟24時」とナースのお仕事」も担当

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橋部さんは1999年に「救命病棟24時」の脚本も担当。福田靖さん、飯野陽子さんと共同で執筆されています。2001年に放送された第2シリーズでも1話だけ担当しています。その後2005年に放送されたスペシャルにもかかわっていますが、第3シリーズ以降は執筆されていません。第3シーズンからは脚本家陣が一掃されています。

橋部さんは同時期に「ナースのお仕事」も担当。両方とも舞台は病院ですが、救命病棟はシリアスな医療ドラマ、ナースは病院を舞台にしたコメディという感じなのでずいぶん毛色が違いますよね。

「ナースのお仕事」シリーズは2000年の第3シリーズ、2004年の第4シリーズで脚本をされていますよ。両沢和幸さん、金子ありささん、飯野陽子さんと共同で担当されていました。

どちらも全体を通してのストーリーはありますが、1話ずつエピソードが異なるので複数人で担当しやすいのでしょうね。

僕シリーズ3部作が大ヒット!

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橋部さんの代表作といえば草彅剛さん主演の「僕の生きる道」から始まる「僕シリーズ」3部作ではないでしょうか。

共通して主演は草彅剛さん。「僕の生きる道」のテーマは「死」。なんとなく生きていた主人公が「スキルス性胃癌」で余命1年と宣告され、自分の生き方を見直していくというストーリー。共演は矢田亜希子さんでした。

「僕と彼女と彼女の生きる道」のテーマは「絆」。主人公は結婚していて子供もいるのですが、家庭を全く顧みない銀行員。ある日妻が出ていってしまい、残された娘と向き合うことになります。結局妻とは別れることになるのですが、最終的には娘の親権は妻に譲ります。
妻役はりょうさん、娘役は美山加恋さん。娘の家庭教師役で本作んヒロインは小雪さんです。

第三作は「僕の歩く道」。主人公は自閉症で発達障害のある男性。32歳で10歳ほどの知能で、人とのコミュニケーションも苦手だったのですが、幼馴染のすすめで動物園の飼育係として働くことになります。共演は香里奈さんです。

その他にも連続テレビ小説「ファイト」や「Around40〜注文の多いオンナたち〜」、「フリーター、家を買う。」、「僕のいた時間」、「フラジャイル」などの人気作の執筆をされていますよ。2021年に入ってからも2作新作ドラマを担当されています。今後の橋部さんのドラマも楽しみですね!
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