「お湯すてマッタ」ですが、お湯捨てを不要とするためには「全てのお湯を吸いきる必要がある」ため、注ぐお湯の量を正確にしなければいけません。そのため、他のカップ焼きそばと比べてお湯の量を調節する難易度が高く「ふやけ過ぎて不味い」といった声が続出。カップの形状を変更したりするなどの改良を重ねたものの、味の面でお湯を捨てるタイプの焼きそばに勝つことが出来ず、撤退を余儀なくされてしまいました。こうして、「お湯を捨てないカップ焼きそば」という革命的商品はその歴史に幕を下ろしたのです。しかし…?
2010年代に入り、湯切り不要の「UFO」が開発される!!
販売終了後、長い間ロストテクノロジー(?)として影を潜めていた「お湯を捨てないカップ焼きそば」ですが、2018年には日清食品のUFOシリーズから「日清 焼そばU.F.O.湯切りなし 大辛あんかけ風焼そば」が発売されました。
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こちらの焼きそばですが「あんかけ風」とある通り、とろみのあるソースが特徴。麺をふやかして残ったお湯に粉末スープととろみの素を入れることで、あんかけソースに仕上げています。確かにこれならお湯を捨てる必要はありません!80年代当時にこの発想は無かった!?それにしても、明星食品がライバル視していた「UFO」からこのような商品が生まれたのは、歴史の皮肉と言えるでしょうか。これに刺激を受けた明星の逆襲なるか?気になるところですね!
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