『ハイドライド』とは?
『ハイドライド(X1・Windows11対応版)』が“プロジェクトEGG”よりリリース。
— ファミ通.com (@famitsu) February 8, 2022
攻撃と防御モードを切り換えながら戦うアクティブRPG。画面切り換えではなく、当時としては珍しい画面スクロールタイプのゲームだった。
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「から」というのは、当時、日本にはたくさんの種類のパソコンが発売されていたためです。そのハードに合わせて、たくさんの移植作が制作されたのです。
ちなみに当時はパソコンではなく、マイコンと呼ばれていました。
さらに言うなら現在は「アクション」ロールプレイングと呼ばれるのが一般的ですが、『ハイドライド』は当時「アクティブ」ロールプレイングとうたっていました。
『ハイドライド』の歴史を簡単に
T&E SOFTのプログラマーであった内藤時浩氏を中心にして制作され、1984年にPC-8800シリーズでまずは発売されました。
PC-8800はNECのパソコンで、通称ハチハチ。
その人気を受けて、1985年にはシャープのX1シリーズ版、富士通のFM-7シリーズ版、MSX版等のたくさんの移植版が発売されました。
1986年には『ハイドライド スペシャル』という名前でファミコン版が発売。魔法などの新しい要素が加えられました(正確には『ハイドライド2』の要素だった)。
他、1999年にはオリジナルのPC-8800シリーズ版とアレンジ版を含めたWindows95/98版が発売。
以降、プロジェクトEGGから「各ハード版に忠実なWindows移植版」が配信されています。
あらすじ
この伝説は、今私たちが住んでいる世界とはまったく別の空間での物語です。ここは、妖精の住む王国、フェアリーランド。ここは、王様の住んでいる宮殿を中心に広がっている、緑の美しい平和な王国でした。この宮殿には三種類の不思議な宝石がまつられており、その宝石によって王国の平和は保たれていたのです。人間と妖精たちはこの世界でお互いに共存し助け合いながら仲良く暮らしていました。ところがある日、悪心を起こした人間によって宝石の一つが盗まれてしまったのです。数が足りなくなってしまった宝石は、その輝きが鈍くなってしまい、ついに宝石によって封印されていた、神話伝説最強といわれる悪魔バラリスが目覚めてしまったのです。
「各ハード版に忠実」とは?
現在はゲーム音楽の配信も行っています。
最大の特徴は、当時のゲームをそのまま復刻していること、つまり当時の「各ハード版に忠実」なのです。
今回のタイトルは『ハイドライド』ですが、まずは最初に発売されたPC-8800シリーズ版を見てみましょう。
[PC-88] Hydlide (1984) (T&E Soft)
HYDLIDE (MSX)
これが今回発売されるX1版『ハイドライド』だ!
大きく違うのは、隣のマップへの切り替えシステム。他の機種では「画面の端」まで行かないと隣のマップが表示されませんでしたが、X1版ではシームレスで表示されていくのです!
これが、そのX1版です。
Sharp X1 Game: Hydlide (1985)
値段は今なら330円!
ちなみに現在(2/12)では価格550円が割引されて330円。ついつい会員登録してしまいそう…。
特典は残念ながらありませんが、動作環境は
Windows8.1(Modern UIモード・WindowsRT8.1を除く)
Windows10(Windows10 Mobile、Windows10 IoTを除く)
そして
Windows11(ARMを除く)
となっています。
最新2022年のWindows11で、1985年つまり37年前のゲームを懐かしく楽しむ。
これぞミドルエッジ世代の贅沢かもしれませんね!