映画『IT/ イット』にも影響を与えたピエロとは
大きな会社を経営し社長だったジョン・ゲイジーは恵まれない子供たちを喜ばせようと自宅でパーティを開き招待するも実はその中の子供を誘い、殺していたという事件です。
ジョン・ゲイシーはそのパーティでピエロの恰好をしていたことでアメリカでピエロのイメージが良くない、中には”ピエロ恐怖症”に悩まされる人もいるということです。
「殺人ピエロ」と呼ばれたジョン・ゲイジーとは
“Clowns Can Get Away With Murder.” - John Wayne Gacy.
— Chicago History ™️ (@Chicago_History) October 30, 2021
Gacy was a member of a Chicago area Jolly Joker clown club & performed in clown attire & makeup at children's parties, charity fundraisers & more,
as his alter egos
"Pogo the Clown" or "Patches the Clown."#ChicagoHistory 🤡 pic.twitter.com/4NT4h5aP3a
ジョン・ゲイジーは普段は自身が会社も経営し、社会的成功者として地域でも信頼されていた人物でした。
地域の活動にも積極的で子供たちを集めては自身がピエロの姿になり楽しませる一面もありましたが、実はこれが子供たちを安心させ、近づく手段でした。
ジョン・ゲイジーは青少年たちを性的虐待したうえで殺害します。
ジョン・ゲイジーが扮したピエロがそのまま恐怖の象徴となってしまったのです。
ジョン・ゲイジーが起こした殺人の詳細
North Carolina man latest to be identified as John Wayne Gacy victim https://t.co/pMeU3W8kPP
— Fox News (@FoxNews) October 25, 2021
ジョン・ゲイジーが同性愛者で殺された被害者は全員少年、青年たちで性的虐待が行われたのち残忍な殺され方をしています。
殺害された少年、青年たちの遺体はジョン・ゲイジーの自宅の地下室や近くの川で発見されたと言います。
キラー・クラウンの異名を持つジョン・ゲイジーがどのような手口で...そしてどのような理由でこの様な殺人事件を起こしたのでしょう。
アルバイト料を払うといい自宅に呼び寄せ、性的虐待をしていたということです。
ジョン・ゲイジーの自宅の床の下に埋められた犠牲者は26人、3人の犠牲者はジョン・ゲイジーの自宅敷地内の別の場所に埋められ、4人は近くの川に捨てられていました。
ですがこの時は10年の禁固刑を言い渡されたにも関わらず、実際は18か月で社会復帰しています。
ジョン・ゲイジーの生い立ち
・生年月日:1942年3月17日
・出身地:アメリカ合衆国・イリノイ州シカゴ
・死没:1994年5月10日(52歳没)
腕に自信を持った修理工だったと言います。
そんな父親は男の子のジョンが生まれたときに男らしく大物になるよう願い名前にウエスタン俳優として大人気だったジョン・ウェインの名前を付けます。
もともと父親は家族の中で傲慢な態度をとり、暴力をふるうことがあった様です。
そしてジョンは子供の頃から心臓の持病があり、体が弱かったことで父親の期待を裏切ることになります。
ジョン・ゲイジーが全米を震撼させるシリアル・キラーとなった背景には、この父親との関係が大きくかかわっていると言われています。
父親からの期待と絶望
そんな父親のDVに失神してしまうほどの精神状態になっていたジョンでしたがそんなジョンに対しても父親は「それも演技だ!」と罵ったと言います。
もしかすると、父親自身も何か自分が持っていたコンプレックスやそれまでの自分の人生に何かしらの後悔があってそれを息子のジョンに託そうとしていたのかもしれません。
でもそれが叶わないと思った時に親の愛情が憎悪となってしまったのか...。
父親との関係でジョン・ゲイジーの心のバランスが壊れていったのは間違いないでしょう。
ジョン・ゲイジーが描いたピエロ
.@Netflix has unveiled a first look at upcoming docuseries Conversations with a Killer: The John Wayne Gacy Tapes https://t.co/toKYbnDiAz pic.twitter.com/YR3Ba6J0aT
— Consequence (@consequence) April 7, 2022
そのピエロの絵は俗事言うマニアの間で人気がありました。そしてかなりの高額で取引されていたということです。
かなり高い値段で取引されていたりするようで、なんとジョニー・デップも所有しているそうです。
そんなジョン・ゲイジーの人気のピエロの絵を俳優のジョニー・デップが購入したことでも話題になりました。
ジョニー・デップは「ピエロ恐怖症」だということですが、自身の中の恐怖に向き合うことでその恐怖症を克服しよとしたということです。
その中に登場するピエロ、その名は「ペニーワイズ」。
そのモデルとなった恐怖の殺人鬼”ピエロ”が実在しました。