地獄先生ぬ~べ~の概要とあらすじとは?
週刊少年ジャンプで1993年38号~1999年24号まで連載されていました。
主人公は霊能力者でもあり、小学校教師の鵺野鳴介(通称ぬ~べ~)です。
ぬ~べ~が自分の生徒達を、怨霊や妖怪から守るホラー系の学園物でした。
ぬ~べ~は子供の頃から霊能力が強く霊障に悩まされていたため、「化け物」と呼ばれ、イジメを受けています。
そんなぬ~べ~の理解者は、同じく霊能力者の美奈子先生でした。
そんな唯一の理解者であった美奈子先生が、ぬ~べ~の除霊に失敗し命を落としてしまった事から、美奈子先生の意志を継いで教師になったのです。
地獄先生ぬ~べ~ 第1話「恐怖の新学期! 謎の鬼の手」 - ニコニコ動画
ぬ~べ~のプロフィール
年齢:25歳
誕生日:7月21日
身長:178センチ
体重:68キロ
趣味:パチンコ
好きな食べ物:おしるこ
おしるこが好きななんですね!意外に甘党です。
トイレの花子さん
童守小学校で起きていた、トイレの花子さん(*)騒動の正体と目されていた。郷子、広、ぬ~べ~が噂の実態を調査している時に現れ一時的に郷子に取り憑いた。郷子はその時に感じ取った少女の霊の思念から「花子さんじゃない」「もっとひどい死に方をした子」と口にした。
戦時中空襲でトイレに逃げ込み、戸が開かなくなって脱出できないまま焼死した少女で、ぬ~べ~の力で姿を現した時に「開かないよぉ」と繰り返していた。ぬ~べ~により、無事成仏を果たす。
*トイレの花子さんは、全国的に広まった都市伝説である。花子さんとは、小学校の女子トイレに現れる少女の霊とされる。地域によって細かい出現条件、容姿や性格などが異なる。共通しているのは3階の女子トイレの奥から3番目の個室にいる点で、誰も入っていない状態でノックをすると返事が聞こえる(ノックの回数や、時間が設定されている場合もある)、質問を投げかけてくるといった噂が確認されている。子供と遊びたいだけとの噂もあれば、殺されるといった物騒な噂もある。花子さんだけではなくその家族がトイレに住んでいる、男子トイレには太郎さん、4階のトイレには闇子さんがいるなど、派生型の噂も存在する(闇子さんに関しては「悪い花子さん」との見方もあれば、3階のトイレで条件によっては同時に呼び出せるとの噂もある)。
太平洋戦争の空襲で、トイレに逃げ込みそのまま焼死してしまった少女の霊だったのです。
一人ぼっちでさぞや怖くて、熱くて、痛かった事でしょう。
生きている人にとって、亡くなった人の霊は怖い存在に思えますが、空襲で亡くなった霊が生前に体験した事は何十倍も、何百倍も怖くて辛い物だったのです。
亡くなってからもトイレのドアが開かずに、たった一人で怖い思いをし続けていたかと思うと切なくなってしまいますよね。
ぬ~べ~によって無事に成仏を果たし、解決しました。
現代の洋式の水洗トイレは暗さや怖さがありませんが、私が子供の頃にあった汲み取り式のトイレでは、便器から手が出てくるという話がまことしやかに噂されていましたね。
汲み取り式のトイレは落ちてしまうのではないかという不安と、本当に何か出てきそうな仄暗い空間で子供心に本気で怖かったです。
トイレの花子さんの都市伝説は、全国にありますが、元々は汲み取り式のトイレの怖いイメージから作られた物ではないかと思いますね。
百々目鬼
そんな自分の境遇に悩んでいる愛に、ぬ~べ~のクラスのまことだけは、親しく接していたので、愛もまことには心を開いていたのです。
そんな愛は実は万引きの常習犯で、泥棒やスリなど窃盗犯をして誰かに見られるのでは?という不安や、負い目を感じた時に現れる百々目鬼に憑りつかれて手に目が出来てしまっていました。
そんな愛にぬ~べ~は、百々目鬼を取り除くには何をしたのか言わないといけないと諭します。
「心当たりはがない」と立ち去る愛でしたが、帰宅途中にコンビニに立ち寄り万引きをしようとしました。
そこに現れたまことは、愛が万引きをするはずがないと純粋に信じ込んでいたため、愛は更に大きな罪悪感を感じ、目が全身に広がってしまったのです。
泣きながらぬ~べ~に助けを求めた愛は、万引きしていたことを遂に告白しました。
周囲に才女と特別視される事が嫌で、普通の子供のように悪い事をすることがある事を確かめたくて万引きをしていたのです。
そして告白した事で百々目鬼は消えていきました。
妖怪とは人の心が作り上げる物でもあるのですね。
他人をだますことは出来ても、自分の心には嘘がつけないという事なのでしょう。
友達のいない愛ちゃんにとって、唯一の友達のまことにスリの常習犯だと知られる事はとても辛かったと思います。
でも正直に話した事で気も楽になり、まことも変わらず友達でいてくれて安心しましたよね。
広の母ちゃん
地獄先生ぬーべーで1番泣いたのは「母ちゃんは4歳児!?嵐を呼ぶ前世の記憶」って話。タイトルだけ見たらギャグかーとか思うんだけど全然そんなことない。幼少期に母親を亡くしたヒロシに母親だった頃の記憶をもつ4歳児が成長したヒロシの姿をみて感動して気持ちをぶつけるもヒロシはそれを信じずにry pic.twitter.com/jGg7JBb0Mq
— 👣AryuA🐾 (@AryuA_) August 7, 2019
そんな広の前に現れた幼稚園児のれいこは、広の母だと主張し広の母にしかわからない事を次々に言い当てていきました。
しかも広をかばって出来たやけどの痕も、痣となって浮かび上がっています。
そう…れいこは広の母ちゃんの生まれ変わりで、前世の記憶を持っていたのでした。
でも前世の記憶が残ったままでは、今のれいこの人生を生きられないので、ぬ~べ~に前世の記憶を消してもらうことになります。
照れくさくて母ちゃんの生まれ変わりだと信じようとしない広でしたが、最後にれいこに抱き着いて「ごめんよ、母ちゃん、俺恥ずかしかっただけなんだ」と号泣します。
前世の記憶を失った普通の4歳児に戻ったれいこは、迎えに来たお母さんと一緒に帰って行きました。
母ちゃんは幼い広を残して亡くなる事が心配で、心残りだったのでしょう。
生まれ変わっても、息子を愛する…母の愛が印象的な回でした。