【小野リサ】日本におけるボサノヴァ第一人者の曲をしっとり聴いてみる
2018年8月12日 更新

【小野リサ】日本におけるボサノヴァ第一人者の曲をしっとり聴いてみる

デビューして来年で30周年を迎える大ベテランのボサノヴァ歌手である小野リサさん。約30年の活動期間に多くの作品を残されてきました。今回はその作品を少しだけ覗いてみたいと思います(^^)/

1,120 view

最初に ボサノヴァとは

ボサノヴァ(Bossa Nova、ボッサ・ノーヴァ)は、ブラジル音楽の様式(ジャンル)のひとつである。ボサノバと表記されることも多い。
Amazon | 決定盤!!「ボサノヴァ」ベスト | オムニバス, スリー・フォー・ブラジル, 石原江里子, ボサノヴァ・オール・スターズ, アントニオ・カルロス・ジョビン&マリア・ルイーザ・ジョビン, マルコス・ヴァーリ, アルセウ・マイア, クララ・モレーノ, パウロ&ダニエル・ジョビン, Saya, クリスティーナ&ローラ | イージーリスニング | 音楽 (2038453)

ボサノヴァはBossa Novaと表記され、ボルトガル語でBossaは「新しい」、Novaは「隆起、こぶ」を意味します。その為、Bossa Novaは「新しい傾向」「新しい感覚」といった意味になります。

ブラジル発祥のこの音楽ジャンルは、もともとジャズから等、様々な見解がありますが、現在ではサンバの一種であると定義されています。

私が初めて聴いたボサノヴァは小野リサさんでした。イパネマの娘を聴きたくて2007年にリリースされた『The music of Antonio Carlos Jobim "IPANEMA"』というアルバムを購入しました。
なにかこだわりがあって購入したわけではなく、ボサノヴァといえば小野リサ、ボサノヴァといえばイパネマの娘くらいに思って購入しました。アルバム全体を通して、BGMとして大変優れており、ゆったりした時間を過ごせるなぁと重宝してます。

それではそんな小野リサさんについて、少しご紹介したいと思います。

小野リサについて

小野リサ(おの りさ、Lisa Ono、1962年7月29日 - )は、ブラジル生まれの日本人ボサノヴァ歌手。本名は小野里沙。MSエンタテインメント所属。
Amazon | My Favorite Songs | 小野 リサ | ジャズ・フュージョン | 音楽 (2038761)

1962年7月29日にブラジルのサンパウロで生まれた小野リサさんは、10歳の時に日本に帰ってきました。
ブラジルにいた頃は両親が「クラブ一番」というライブハウスを営んでいたそうです。
幼少期からブラジルの音楽が身近にあったのですね。

その後、15歳からギターを弾きながら歌い始めた小野リサさん。1987年ごろには曲も作り始めたそうです。

デビューは1989年ですが、音楽活動としてはもう30年以上になるということですね。

小野リサ おすすめの曲

イパネマの娘

これぞボサノヴァの代表曲ですよね!
普段ボサノヴァを聴かない方でも、この「イパネマの娘」という曲名は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

この曲はもともと1962年にブラジルのアントニオ・カルロス・ジョビンが作曲したもので、世界中でボサノヴァのスタンダードナンバーとして愛されています。

ちなみに、「イパネマ」とはブラジルのリオデジャネイロ市内に位置するイパネマ海岸であり、この曲のモデルとなったエロイーザという少女が、このイパネマ海岸近くにあったバー「ヴェローゾ」に買い物にきていた姿を見て、インスピレーションを得て作られたというエピソードがあります。

イパネマの娘 小野リサ 1‐5 UPC‐0036

Moonlight Serenade

この曲は、1939年にトロンボーン奏者のグレン・ミラーにより作曲されたスウィング・ジャズの代表曲のひとつです。

これぞジャズの超スタンダードナンバーですよね!
聴けば誰もが知ってるという超有名なこの曲を小野リサさんがボサノヴァとしてアレンジしています。

尚、小野リサさんがアレンジした「Moonlight Serenade」は、1999年に三菱自動車のパジェロイオのCM曲として使われました。

ムーンライトセレナーデ【訳詞付】- 小野リサ

港が見える丘

この曲はもともと日本の戦後の流行歌で、1947年に平野愛子さんにより歌われました。
あの美空ひばりさんもカバーしたほどの名曲です。

原曲は如何にも戦後の日本をイメージするサウンドなので、小野リサさんがカバーしたボサノヴァアレンジでは、軽くゆったりとした曲調になっています。

こういった日本の名曲をアレンジして、再び息を吹き込むということは、とても大切なことだと思いました。

【小野リサ】港が見える丘 (ニューアルバム「旅 そして ふるさと」より)

あの日に帰りたい

この曲は荒井由実さん(現:松任谷由実)が1975年10月5日にリリースした曲です。
ボサノヴァとしてアレンジされていますが、原曲にもっとも近いかもしれません。

確かにボサノヴァとしてしっかりアレンジされていると思いますが、原曲よりちょっと暗いイメージがあります。個人的には原曲より軽く明るい曲調にして欲しかったなぁと思いました。
26 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

レイザーラモンRG&椿鬼奴による、バービーボーイズの大ヒット曲「目を閉じておいでよ」オマージュMVが公開!!

レイザーラモンRG&椿鬼奴による、バービーボーイズの大ヒット曲「目を閉じておいでよ」オマージュMVが公開!!

映像配信サービス「Lemino®」にて、レイザーラモンRGと椿鬼奴がBARBEE BOYSの大ヒット曲「目を閉じておいでよ」を完全再現したオマージュMV「BARBEE BOYS?『目を閉じておいでよ』レイザーラモンRG&椿鬼奴ver.」が現在公開中となっています。
隣人速報 | 146 view
【訃報】「クレイジーケンバンド」の元ドラマー・廣石惠一さん死去。「杉山清貴&オメガトライブ」でも活躍

【訃報】「クレイジーケンバンド」の元ドラマー・廣石惠一さん死去。「杉山清貴&オメガトライブ」でも活躍

ロックバンド「クレイジーケンバンド」の元ドラマー、廣石惠一(ひろいし けいいち)さんが3月16日、脳出血のため亡くなったことが同バンドの公式サイトおよびSNSで発表されました。64歳でした。
隣人速報 | 84 view
カセットテープ全盛期の世代、そして新たな世代に送る!日本製カセットテープ工場「磁気研カセットラボラトリ」をご紹介!!

カセットテープ全盛期の世代、そして新たな世代に送る!日本製カセットテープ工場「磁気研カセットラボラトリ」をご紹介!!

株式会社磁気研究所は、国内でのカセットテープ生産設備および技術の保全継承を目的とする「磁気研カセットラボラトリ」を運営しています。
隣人速報 | 146 view
「Get Wild」「DEPARTURES」など、小室哲哉が自身のヒット曲を語った書籍『小室哲哉 作曲の思考』が発売!!

「Get Wild」「DEPARTURES」など、小室哲哉が自身のヒット曲を語った書籍『小室哲哉 作曲の思考』が発売!!

インプレスグループで音楽関連のメディア事業を手掛けるリットーミュージックより、書籍『小室哲哉 作曲の思考』が現在好評発売中となっています。価格は4400円(税込)。
隣人速報 | 85 view
デビュー35周年!ドキュメント映画『劇場版BUCK-TICK バクチク現象 - New World -』がついに公開!!

デビュー35周年!ドキュメント映画『劇場版BUCK-TICK バクチク現象 - New World -』がついに公開!!

ロックバンドBUCK-TICKの、デビュー35周年の活動を追ったドキュメンタリー映画『劇場版BUCK-TICK バクチク現象 - New World -』が、2月21日より公開されます。
隣人速報 | 107 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト