脚本家デビューまで
龍居由佳里(たついゆかり)さんは東洋大学文学部を卒業後、にっかつ撮影所に入社。最初は脚本家ではなく、ドラマのプロデューサーとして活躍されていました。
脚本家デビューをしたのは1995年なので37歳の時ですね。色々経験されてから脚本家になっているので、ドラマに活かされていることでしょうね。
脚本家デビューをしたのは1995年なので37歳の時ですね。色々経験されてから脚本家になっているので、ドラマに活かされていることでしょうね。
デビュー作は「星の金貨」
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龍居さんが初めて連ドラの脚本を担当したのは「星の金貨」でした。
酒井法子さん、大沢たかおさん、竹野内豊さんが出演して大ヒットしたドラマですよね。このドラマで手話を覚えたという人も多かったです。
本格的に脚本家デビューした作品がいきなり大ヒットというのはすごいですよね。しかも誰かと共同ではなくおひとりで執筆されています。
大ヒットした「星の金貨」ですが、最初から視聴率がよかったわけではありません。「星の金貨」が放送されていたころ、世間ではオウム真理教の事件で報道がにぎわっていました。報道特番を放送した影響で「星の金貨」の放送は2度延期になっています。そのため、ストーリー側からなくならないように、休日にダイジェスト版を放送したんです。
ダイジェスト版の放送後、徐々に視聴率が上がっていき、最終的には20%超えの高視聴率となったんです。たまたま休日にダイジェスト版を見た人がはまったんでしょうね。
ストーリーは耳と口が不自由な倉本彩が北海道の美幌別診療所に見習いとして住み込みで働いています。彩は捨て子で育ての親がいるのですが、生みの親を待ち続けていました。ある日彩の働く診療所に医師・修一がやってきます。彩は次第に修一に惹かれていきます。
ちなみに、星の金貨は「続・星の金貨」という続編がありますが、続編は山崎淳也さんが担当されていて龍居さんは関わっていません。
酒井法子さん、大沢たかおさん、竹野内豊さんが出演して大ヒットしたドラマですよね。このドラマで手話を覚えたという人も多かったです。
本格的に脚本家デビューした作品がいきなり大ヒットというのはすごいですよね。しかも誰かと共同ではなくおひとりで執筆されています。
大ヒットした「星の金貨」ですが、最初から視聴率がよかったわけではありません。「星の金貨」が放送されていたころ、世間ではオウム真理教の事件で報道がにぎわっていました。報道特番を放送した影響で「星の金貨」の放送は2度延期になっています。そのため、ストーリー側からなくならないように、休日にダイジェスト版を放送したんです。
ダイジェスト版の放送後、徐々に視聴率が上がっていき、最終的には20%超えの高視聴率となったんです。たまたま休日にダイジェスト版を見た人がはまったんでしょうね。
ストーリーは耳と口が不自由な倉本彩が北海道の美幌別診療所に見習いとして住み込みで働いています。彩は捨て子で育ての親がいるのですが、生みの親を待ち続けていました。ある日彩の働く診療所に医師・修一がやってきます。彩は次第に修一に惹かれていきます。
ちなみに、星の金貨は「続・星の金貨」という続編がありますが、続編は山崎淳也さんが担当されていて龍居さんは関わっていません。
「ピュア」「バージンロード」の脚本も担当!
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1996年の「ピュア」、1997年の「バージンロード」の脚本も担当しました。「ピュア」は橋部敦子さんと共同で執筆されています。どちらも主演は和久井映見さんですね。
「星の金貨」は聴覚障害のある女性を描いていましたが、「ピュア」は軽度の知覚障害を持つ女性・優香が主人公。オブジェづくりの才能があるのですが、知的障害があることで興味本位に報道されることを恐れていました。ですが、優香の作品をもっと表に出すべき、と考えた彼女のいとこが彼女の作品をコンクールに出品します。
それから、フリーの記者である沢渡が優香のもとにやってきます。そして優香は徐々に沢渡に惹かれていくというラブストーリーです。相手役は堤真一さん。この作品が民放連続ドラマ初出演でした。
「バージンロード」は、タイトル通り結婚をテーマにした物語。頑固な父に男でひとつで育てられた和美は、父の反対を押し切って留学。留学先で妻子ある男性の子どもを妊娠します。彼には妊娠を告げず別れ、偶然出会った吉見に婚約者のふりをしてもらいます。興味本位で引き受けた吉見ですが、徐々に和美に惹かれていって・・・というストーリーでした。
90年代にはその後「愛、ときどき嘘」、「セミダブル」などの脚本を担当されていましたよ。
「星の金貨」は聴覚障害のある女性を描いていましたが、「ピュア」は軽度の知覚障害を持つ女性・優香が主人公。オブジェづくりの才能があるのですが、知的障害があることで興味本位に報道されることを恐れていました。ですが、優香の作品をもっと表に出すべき、と考えた彼女のいとこが彼女の作品をコンクールに出品します。
それから、フリーの記者である沢渡が優香のもとにやってきます。そして優香は徐々に沢渡に惹かれていくというラブストーリーです。相手役は堤真一さん。この作品が民放連続ドラマ初出演でした。
「バージンロード」は、タイトル通り結婚をテーマにした物語。頑固な父に男でひとつで育てられた和美は、父の反対を押し切って留学。留学先で妻子ある男性の子どもを妊娠します。彼には妊娠を告げず別れ、偶然出会った吉見に婚約者のふりをしてもらいます。興味本位で引き受けた吉見ですが、徐々に和美に惹かれていって・・・というストーリーでした。
90年代にはその後「愛、ときどき嘘」、「セミダブル」などの脚本を担当されていましたよ。
「愛なんていらねえよ、夏」で脚本賞を受賞
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その後も数々のドラマを執筆されてきた龍居さんですが、2001年には「愛なんていらねえよ、夏」でザ・テレビジョン ドラマアカデミー賞の脚本賞を受賞しています。
歌舞伎町でホストをやっていたレイジは友達の裏切りでつみをなすりつけられ、逮捕されました。出所後のレイジに残ったものは多額の借金でした。そんな時、弁護士がやってきてある豪邸を抱える令嬢の生き別れの兄を探しているといいます。レイジは彼女の財産で借金を返そうと兄のふりをします。少女をだますくらいわけない、と思うレイジですが、そこにいたのは盲目で心を閉ざした少女だったのです。
愛を信じない2人が次第に愛の存在に気が付いていくというストーリーです。今度は視覚障害。障碍者を題材にした作品が多いですね。
歌舞伎町でホストをやっていたレイジは友達の裏切りでつみをなすりつけられ、逮捕されました。出所後のレイジに残ったものは多額の借金でした。そんな時、弁護士がやってきてある豪邸を抱える令嬢の生き別れの兄を探しているといいます。レイジは彼女の財産で借金を返そうと兄のふりをします。少女をだますくらいわけない、と思うレイジですが、そこにいたのは盲目で心を閉ざした少女だったのです。
愛を信じない2人が次第に愛の存在に気が付いていくというストーリーです。今度は視覚障害。障碍者を題材にした作品が多いですね。
「ストロベリーナイト」シリーズが大ヒット!
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竹内結子さん主演で大ヒットしたドラマ「ストロベリーナイト」の脚本も龍居さんが担当されています。複数の脚本家さんが担当されていますが、最初の映像化となったスペシャルドラマは龍居さんが一人で担当されています。
その後、連続ドラマ版、映画版は共同で担当されていますよ。
龍居さんは「漫画原作のドラマは執筆しない」といっていて2016年の映画「四月は君の噓」まで漫画原作作品は担当されていません。「ストロベリーナイト」は誉田哲也さんの小説「姫川玲子シリーズ」が原作となっているのですが、小説原作はOKだったんですね。(わかる気もしますが)
その後も数々のドラマの執筆をされています。2013年に放送されたW浅野主演の「抱きしめたい!」の続編「抱きしめたい! Forever」も担当されていたんですよ。自分がデビューする前の作品の続編を担当するなんて、緊張したでしょうね。
現在も第一線で活躍されている龍居さん。今後の作品も楽しみですね!
その後、連続ドラマ版、映画版は共同で担当されていますよ。
龍居さんは「漫画原作のドラマは執筆しない」といっていて2016年の映画「四月は君の噓」まで漫画原作作品は担当されていません。「ストロベリーナイト」は誉田哲也さんの小説「姫川玲子シリーズ」が原作となっているのですが、小説原作はOKだったんですね。(わかる気もしますが)
その後も数々のドラマの執筆をされています。2013年に放送されたW浅野主演の「抱きしめたい!」の続編「抱きしめたい! Forever」も担当されていたんですよ。自分がデビューする前の作品の続編を担当するなんて、緊張したでしょうね。
現在も第一線で活躍されている龍居さん。今後の作品も楽しみですね!
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