「仁義なき戦い」「極道の妻たち」を手がけた映画プロデューサー・日下部五朗さん死去。
昭和の東映を代表する映画「仁義なき戦い」「極道の妻たち」シリーズのプロデューサーとして知られる日下部五朗(くさかべ・ごろう)さんが、2月7日に腎不全のため亡くなっていたことが明らかとなりました。85歳でした。
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— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 18, 2020
「極道の妻たち」など数多くのヒット映画を世に送った東映京都撮影所の名プロデューサー、日下部五朗氏が7日、腎不全のため死去した。85歳。1983年には「楢山節考」が、仏カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞。
日下部さんは1934年、岐阜県生まれ。1957年に東映に入社し、「仁義なき戦い」「極道の妻たち」などの映画プロデューサーとして数多くのヒット作を輩出しました。1983年には、今村昌平監督の映画「楢山節考」にてカンヌ国際映画祭の最高賞・パルムドールを受賞するなど、稀代のヒットメーカーとして業界内で知られていました。
日下部さんが手掛けた映画の数々!
ここでは、日下部さんが手掛けた映画の数々を振り返ってみたいと思います。1963年に「変幻紫頭巾」でプロデューサーとしてのデビューを飾った日下部さんは、60年代からは「日本侠客伝」「緋牡丹博徒」といった任侠映画を手掛け、70年代にはミドルエッジ世代であれば誰もが知るヤクザ映画「仁義なき戦い」のプロデュースに着手。そして80年代には、「鬼龍院花子の生涯」「極道の妻たち」といった“女”路線の作品を世に送り出しました。
「日本侠客伝」
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「緋牡丹博徒」
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「仁義なき戦い」
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「極道の妻たち」
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「楢山節考」
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任侠・ヤクザ映画を得意とする一方で、1983年には棄老伝説を題材とした映画「楢山節考」でカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞、1985年には介護問題を題材とした映画「花いちもんめ」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど、社会派な作品でも定評があった日下部さん。彼の遺した作品の数々は、これからも人々の記憶に残り続けていくことでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。