脚本家デビューまで
金子ありささんは東京都出身。高校卒業後は日本大学芸術学部映画学科監督コースに入学。元々は映画監督を目指していたんですね。そして、大学在学中から脚本の描き方を学んでいて、大学4年生の時には5本の作品をシナリオコンクールに送ったそうです。5本も書き上げるなんてさすがですよね。
そのうちの1つがフジテレビヤングシナリオ大賞。第8回フジテレビヤングシナリオ大賞に「ときわ菜園の冬」という作品で応募し、見事大賞を受賞。22歳で脚本家デビューとなったのです。
そのうちの1つがフジテレビヤングシナリオ大賞。第8回フジテレビヤングシナリオ大賞に「ときわ菜園の冬」という作品で応募し、見事大賞を受賞。22歳で脚本家デビューとなったのです。
「イヴ 〜 Santaclaus Dreaming 〜」で連ドラデビュー
唐沢さん主演の『イヴ』っちゅうドラマ観始めたんすけどね、設定も展開もちょい前の韓国ドラマっぽい。やっぱり2000年代あたりの韓国ドラマは90年代の日本ドラマの影響を色濃く受けてるということなんだろうか pic.twitter.com/wN3uaofnSz
— はしもとはしこ (@hasiko_HSMT) July 8, 2020
金子さんの作品が最初にテレビで放送されたのは1996年のTOKYO23区の女 第23回「文京区の女」でした。デビューのきっかけとなったシナリオ大賞受賞作品も同じ年の放送されています。
1997年には木曜の怪談'97「悪霊学園」を執筆。
その後、「イヴ 〜 Santaclaus Dreaming 〜」で連ドラデビューしています。この当時はまずは他の脚本家さんと合同で脚本して、その後独り立ちというパターンが多かったのですが、金子さんはいきなり1人で担当しています。注目されていたのでしょうね。
主演は唐沢寿明さん。白衣が嫌いでちょっと変わった治療をする精神科医、小泉三太を演じています。そこに藤原財閥の一人娘、藤原沙織(葉月里緒奈さん)がやってきます。沙織は母の死や父の言動、孤独感などがトラウマになっていました。ですがそれを隠すかのように高圧的な言動をするので周囲とトラブルを起こすことも。
最初は沙織の治療に乗り気ではなかった三太ですが、沙織の闇に興味を抱き、運転手、兼カウンセラーになるというお話です。
金子さんのヒット作はコメディが多いですが、最初の連ドラはかなりシリアスな内容だったんですね。
1997年には木曜の怪談'97「悪霊学園」を執筆。
その後、「イヴ 〜 Santaclaus Dreaming 〜」で連ドラデビューしています。この当時はまずは他の脚本家さんと合同で脚本して、その後独り立ちというパターンが多かったのですが、金子さんはいきなり1人で担当しています。注目されていたのでしょうね。
主演は唐沢寿明さん。白衣が嫌いでちょっと変わった治療をする精神科医、小泉三太を演じています。そこに藤原財閥の一人娘、藤原沙織(葉月里緒奈さん)がやってきます。沙織は母の死や父の言動、孤独感などがトラウマになっていました。ですがそれを隠すかのように高圧的な言動をするので周囲とトラブルを起こすことも。
最初は沙織の治療に乗り気ではなかった三太ですが、沙織の闇に興味を抱き、運転手、兼カウンセラーになるというお話です。
金子さんのヒット作はコメディが多いですが、最初の連ドラはかなりシリアスな内容だったんですね。
「ナースのお仕事3」で注目を集める
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「イヴ」のあとは1998年に「ブラザーズ」(橋部敦子さんと共同)、「走れ公務員!」(野尻靖之
さん、中瀬理香さんと共同)、1999年に「恋愛結婚の法則」(樫田正剛さん、大森美香さんと共同)」、「美少女H2」の脚本を担当していました。
そして、2000年に「ナースのお仕事3」を両沢和幸さん、橋部敦子さんと共同で担当しています。このドラマは2クール(半年)放送の長い作品でした。
観月ありささん演じる浅倉いずみはナース3~5年目。金子さん自身もデビュー4年目だったので共感する部分もあったのではないでしょうか。
金子さんはこの作品で、脚本家として生きていこうと決意されたそうです。
2002年に放送されたパート4でも脚本を担当されているので好評だったのでしょうね。
さん、中瀬理香さんと共同)、1999年に「恋愛結婚の法則」(樫田正剛さん、大森美香さんと共同)」、「美少女H2」の脚本を担当していました。
そして、2000年に「ナースのお仕事3」を両沢和幸さん、橋部敦子さんと共同で担当しています。このドラマは2クール(半年)放送の長い作品でした。
観月ありささん演じる浅倉いずみはナース3~5年目。金子さん自身もデビュー4年目だったので共感する部分もあったのではないでしょうか。
金子さんはこの作品で、脚本家として生きていこうと決意されたそうです。
2002年に放送されたパート4でも脚本を担当されているので好評だったのでしょうね。
「Stand Up!!」も人気に
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それまで、フジテレビを中心に脚本を担当されていた金子さんですが、2003年放送の「Stand Up!!」は初のTBSの連ドラ作品です。これをきっかけに色々な局で脚本を担当するようになっています。
「Stand Up!!」は二宮和也さん、山下智久さん、成宮寛貴さん、小栗旬さんの4人が童貞卒業をめざすという青春コメディです。80年代、90年代あたりなら思春期の子が主人公のちょっとHなドラマは多かったですが、2000年代に入って、22時台にこんなドラマが放送されるのはちょっとびっくりでしたね。でもなんとなく懐かしい感じがして楽しかったです。
正平、健吾、隼人、功司の4人は、戸越高校2年生。4人は戸越高校に残された最後の童貞4人だということが発覚し、何とか卒業したい!と願うのです。そんな時、11年前に引っ越していった幼馴染の千絵がある秘密を抱えて戻ってきて・・・というストーリーです。東京都品川区の戸越銀座商店街を舞台にしていて、商店街の人たちとのかかわりなども描かれていましたね。
このドラマで二宮さんは情けない高校生役、というのが板についていたと思います。しばらくはこの役のイメージがあったのではないでしょうか。普通の高校生を演じられるというのはそれだけ演技が上手いということだと思います。
「Stand Up!!」は二宮和也さん、山下智久さん、成宮寛貴さん、小栗旬さんの4人が童貞卒業をめざすという青春コメディです。80年代、90年代あたりなら思春期の子が主人公のちょっとHなドラマは多かったですが、2000年代に入って、22時台にこんなドラマが放送されるのはちょっとびっくりでしたね。でもなんとなく懐かしい感じがして楽しかったです。
正平、健吾、隼人、功司の4人は、戸越高校2年生。4人は戸越高校に残された最後の童貞4人だということが発覚し、何とか卒業したい!と願うのです。そんな時、11年前に引っ越していった幼馴染の千絵がある秘密を抱えて戻ってきて・・・というストーリーです。東京都品川区の戸越銀座商店街を舞台にしていて、商店街の人たちとのかかわりなども描かれていましたね。
このドラマで二宮さんは情けない高校生役、というのが板についていたと思います。しばらくはこの役のイメージがあったのではないでしょうか。普通の高校生を演じられるというのはそれだけ演技が上手いということだと思います。
「それは、突然、嵐のように…」はシリアスなラブストーリー
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翌年はTBS系列の水曜22時枠で「それは、突然、嵐のように…」の脚本を担当。
主演は江角マキコさんで結婚7年目の主婦を演じています。子どもはおらず。自分の両親たちと同居しています。結婚前は「Maga」というファッション誌の編集部で働いていたのですが、夫の転勤をきっかけに退職。ですが東京に戻ってきたのでアルバイトとして職場復帰します。
そんなある日、高校生でダンス講師をしている深沢拓馬(山下智久さん)に出会います。両親は元チャンプのダンスパートナーなのですが、母親が父親を捨てて新しいパートナーとロンドンに行ってしまったことからダンスにも愛にも冷めてしまいました。それでも、生活のためにダンス講師をしています。
この2人が互いに惹かれ合い、恋に落ちるという不倫ドラマですね。女性がここまで年上というのはなかなか珍しいケースです。そしてこちらもシリアスな作品です。金子さんはコメディとシリアスと両方いけるんですよね。
その後も「パパドル!」「中学聖日記」「恋はつづくよどこまでも」などのヒット作を手掛けています。2014年には大河ドラマ「花燃ゆ」の脚本を担当していますよ。
2005年の「電車男」から映画の脚本も担当。2021年現在10作の映画脚本を担当されています。
最新ドラマは2021年の「着飾る恋には理由があって」です。まだまだお若いですし、これからもたくさんのヒット作が生まれそうですよね。楽しみです。
主演は江角マキコさんで結婚7年目の主婦を演じています。子どもはおらず。自分の両親たちと同居しています。結婚前は「Maga」というファッション誌の編集部で働いていたのですが、夫の転勤をきっかけに退職。ですが東京に戻ってきたのでアルバイトとして職場復帰します。
そんなある日、高校生でダンス講師をしている深沢拓馬(山下智久さん)に出会います。両親は元チャンプのダンスパートナーなのですが、母親が父親を捨てて新しいパートナーとロンドンに行ってしまったことからダンスにも愛にも冷めてしまいました。それでも、生活のためにダンス講師をしています。
この2人が互いに惹かれ合い、恋に落ちるという不倫ドラマですね。女性がここまで年上というのはなかなか珍しいケースです。そしてこちらもシリアスな作品です。金子さんはコメディとシリアスと両方いけるんですよね。
その後も「パパドル!」「中学聖日記」「恋はつづくよどこまでも」などのヒット作を手掛けています。2014年には大河ドラマ「花燃ゆ」の脚本を担当していますよ。
2005年の「電車男」から映画の脚本も担当。2021年現在10作の映画脚本を担当されています。
最新ドラマは2021年の「着飾る恋には理由があって」です。まだまだお若いですし、これからもたくさんのヒット作が生まれそうですよね。楽しみです。
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