NetflixやHuluにその座を譲ったTSUTAYA、そしてレンタルビデオの歴史。
2022年4月3日 更新

NetflixやHuluにその座を譲ったTSUTAYA、そしてレンタルビデオの歴史。

古くはVHSやLD、そしてDVDからBlu-ray、ネット配信へと進化する映像ソフト。その歴史と、いまおススメの動画配信サービスをご紹介します。

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レンタルビデオ屋さんの思い出

筆者の場合、初めてレンタルビデオ屋に足を運んだのは1987年、中学一年生の頃。
クラスメートの家にもビデオデッキがわりと当たり前に普及し始めたその年、我が家にも少し遅れてVHSのビデオデッキがやってきたのでした。

一本のVHSが擦り切れるほどに、何度も上書きでテレビ番組を録画したのはもちろんのこと、家族で週末に街のレンタルビデオ屋「ジャンボレンタル」に足を運んだのもこの年のことでした。
2020年、東京・渋谷のTSUTAYAに約6,000本のVHSコーナーが復活したことが大々的にメディアで報じられました。
東京に住む筆者は、もちろんといった感じでTSUTAYAに足を運び、そのVHSウォールに囲まれてひときわノスタルジックな感覚を味わいました。

レンタルビデオといえば「1泊2日」「1週間」料金、準新作、そして地獄の延滞料金

話は戻って1987年、家族でジャンボレンタルに足を運んだ筆者は、映画が一本数百円で借りれるという現実に興奮していました。
最初に借りたのはおそらく「ランボー」だったかな…、それと小学生の頃に街の公民館で上映されていた東映まんが祭りの「キャプテン翼」だったかも笑。

VHS映画ソフトを一本買うとなれば1万円以上するものが数百円なのですから、それはもう嬉しい気持ちでいっぱいになりました。人気作品などはヘビーローテーションのせいか、テープが痛んでて画質が悪かったり。そんなこともありながらしばらくの間、とくに天候の悪い週末になるとレンタルビデオってのが我が家の定番の過ごし方になりました。

時代は10年進んで90年代の後半へ

大学生から社会人になるころ、筆者は一人暮らしをしておりましたが(正確には社会人になって会社の寮生活)、音楽もCDレンタル⇒カーステレオ用にMD制作、といったルーティーンもあって相変わらずレンタルビデオ屋さんは生活の身近な存在であり続けました。

このころになると「すみや」「TSUTAYA」といった単語が、当時の私たち周辺では出てくるようになりました。いわゆるレンタルビデオの大型チェーン店化が進み始めたころだったのでしょうね。

また自分で働いていること、わりと時間が限られていることなどを言い訳に、安い「1泊2日」よりも「3泊4日」「1週間」をチョイスしておきながら、なぜか毎度ギリギリになっての返却で、非常にしばしば「延滞料金」を払う羽目になったのも懐かしい思い出でした。
ちなみに、この時代の借り方のひとつに「AV」の存在も外せません。
20代前半と若い時分でしたから、まあそれは当然に店内のカーテンをくぐって借りたものです笑。
ちなみに、レンタルビデオ店の商売的には、この「AV」というのは大切な商材で
ビデオのレンタルを行う店(レンタルビデオ店)には、様々なジャンルのビデオが並べられている。特に、最新の人気映画以外に大きな場所を占めているジャンルに、成人向けビデオ(アダルトビデオ)がある。アダルトビデオはレンタルの回転が速くて利益率も高いため、レンタルビデオ店の経営にはたいへん重要な位置を占めており、アダルトビデオ専門のレンタルビデオ店も存在する。
借りても、いつまでも手元に置いておくのは落ち着かず、さっさと返却した当時の自分を振り返ると、この説明は至極まっとうに感じます。

VHSからDVDへ、2000年代前半のTSUTAYAは最強

インターネット業界に就職した筆者にとって、この当時のTSUTAYAの勢いは忘れられないものでした。
もともと、レンタルビデオのチェーン展開で破竹の勢いだったTSUTAYAが、i-modeに始まるモバイルインターネットの仕組みをいち早く活用して「クリック&モルタル」なんて戦略で脚光を浴びていたからです。
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この当時だと「24」や「プリズンブレイク」といったアメリカの人気ドラマが続々とDVD化され、いつもレンタル困難なほど人気だった光景を憶えている人も多いでしょうね。

TSUTAYAは、この時代に急速に日本中へ普及したスターバックスなどと同じノリで、生活の一部だったような気がします。

一方、ADSLの普及でネット回線のブロードバンド化が急激に進んだこの頃、動画配信サービスにチャレンジした多くのネット企業がありましたが、事業半ばで頓挫するケースが見られたのもこの時代でした。「時期が早すぎた」例ですね。

2000年代後半から、市場環境は変化

2000年代に入るとセル(販売)DVD価格の下落で、気に入った作品をレンタルではなく直接購入するユーザーが増えてきたことや、過当競争で貸出料金も下落していく傾向にあり、中小のレンタルビデオ店が廃業したり、大手レンタルチェーン傘下でフランチャイズ化するといった現象も起こっている。また、店舗で貸し出しする業態以外にも、宅配によるオンラインDVDレンタルや、物理的な記録媒体による貸し出しや返却を要さないビデオ・オン・デマンド(VOD)によるレンタルサービスも行われており、店舗でのレンタルでは店舗側の都合で頭から一部の作品を入荷しない、あるいは制作元・配給元の関係でその推薦と承認が得られている店舗だけに作品を流せる(一部の作品でこのケースが多い)為、それ以外の店舗に対しては店舗側の要請でも作品の出荷を拒否する、予算等の関係でレンタル店舗チェーンの本部側が作品を流す店舗を限定しているなどの理由により、店舗によっては配置がなく取り扱われない作品も少なくない現状では、オンラインDVDレンタルやVODによる配信サービスはこうした事情から生じる不公平や格差の改善という点で大きなメリットを享受できるものとして期待されている。

また、ビデオ市場の売り上げ推移を見る限り、2005年頃の動画共有サイト映像 - YouTubeおよびファイル共有ソフトの利用が増加するのと市場規模の縮小が一致しているため、違法ダウンロードによる著作権侵害(レンタルDVDから違法コピーされたものを含めて)の影響もかなり大きいと見られている。
上記の、事業頓挫(正確には頓挫ではないものの単独継続が困難となった)したサービスの代表格が、当時USENという会社が提供していた動画配信サービス「GYAO」(後にYahoo!へ事業譲渡)でしたが、市場環境としては上記引用の通り、TSUTAYA最強の一方でインターネットの普及がじわじわと環境変化を促進している面がありました。

2007年に動画配信事業に参入したNetflix、同時期にはAmazonも参入

「早すぎ」でなく、いち早く動画配信事業に参入したのが、1997年にレンタルビデオ会社として設立されたネットフリックス社。
市場の変革期には、無店舗型経営でインターネット注文⇒発送/返送を行う形態をとりつつ、2007年に動画配信事業に参入。薄型テレビやゲーム機のような様々なデバイスに対応し割安な定額制で需要を拡大していきました。
また、いまや世界の王者Amazonも、実はこの時期にもうAmazon Prime Videoをスタートさせています。

筆者の思い出のランボーも、いつでも見ることが出来ます笑

Amazon.co.jp: ランボー (吹替版)を観る | Prime Video

ジョニー・ランボーは、多くの軍事名誉勲章を獲得したベトナム戦争の帰還兵である。 彼は、とあるいなか町で浮浪者のように徘徊していたため逮捕されてしまう。 彼は拷問じみた嫌がらせを受け、逃走することを決意する。 脱獄囚狩りが開始されるが、ランボーはトラップを回避する方法を熟知している。 元上司のトラウトマン大佐は彼に降伏するよう説得する。

日本国内のレンタルビデオ市場

前述の「GYAO」がYahoo!に事業譲渡されたのは2009年。
しかしまさにこの頃、世界の動きは確実に急速に動画配信サービスへと傾いていきました。
2007年の3604億円から2010年の2672億円と、4年間で1000億円程度市場規模が縮小した。2020年の市場規模は1041億円と2007年の3割未満にまで縮小している。

2020年12月のJVAレンタルシステム加盟店は2776店で、ピークである1995年12月の12454店の4分の1ほどに縮小している。
一方、TSUTAYAもまた2008年には独自の動画配信サービス「TSUTAYA TV」をスタートさせていました。
しかしながらNetfilxやAmazon Prime、またウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のHulu,LLCが開始した動画配信サービス「Hulu」といった外資(※現在は国内資本)の勢いの前に、2022年6月には同サービスをNTTドコモのdTVと統合、独自展開は終了することとなりました。
TSUTAYAは、レンタルビデオ以外にも多岐にわたる事業構造がありますが、レンタルビデオとして隆盛を極めた時代は、ここで終焉を迎えたといっても良いかもしれません。

現在は日本国内でも動画配信サービスが人気!

上述のNetfilixやAmazon Prime Videoはもちろん、先に「早すぎた」GYAOを仕掛けたUSENやTSUTAYA TVと統合したNTTドコモのdTV、国内資本となったHuluなど、動画配信サービスが人気を誇っている現代、例えばランボーを観れる動画配信サービスをとっても下記のように複数の動画配信サービスが存在します。

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2020年に世界を襲った新型コロナウイルスの猛威で、在宅で楽しむ過ごし方として動画配信サービスはさらに脚光を浴び、いまではオリジナルコンテンツも珍しくありません。アフターコロナでも、働き方を含めて生活習慣の変化は定着するものと思われます。
自分のお気に入り、というか「使い慣れた」動画配信サービスをひとつ持っておくと、何かと便利かと思います。
筆者の場合、U-NEXTにNetflix、Amazon Prime Vdeoを使い分けるというやり方をとっております笑。

レンタルビデオ、というか動画配信サービスは、今後も生活の身近な存在であり続けるようです。
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