ドラマデビューまで
ドラマデビューしたのは1977年。村川透さんの推薦で「大都会 PARTII」に出演します。こちらは石原プロ制作の刑事ドラマですね。主演は渡哲也さん。
柴田さんはゲスト出演で2話に出演されています。ゲスト出演ではありますがデビュー作も刑事ドラマでした。
その後しばらくは端役のゲスト出演が多かったです。
「大追跡」で連続ドラマ初レギュラー!
主演は加山雄三さん。検挙率の低下に悩む神奈川県警が所轄の捜査では進展しない事件に対処する特殊部署「遊撃捜査班」を設置。
集められたのは訳アリの刑事5人。班長は加山雄三さん演じる新田 英一。柴田さんはメンバーの1人滝本 稔を演じています。(当時の)現代風の若者で、班のムードメーカーという役どころでした。
初回視聴率は19.5%でしたが徐々に上がっていき、最高では22.3%まで上がっています。
序盤はオーソドックスなアクションドラマという感じだったのですが、だんだんアドリブが増え、コメディ要素も含んだ独自の路線になっていきました。
続編も検討されていたのですが実現しませんでした。ですが探偵ドラマ「俺たちは天使だ!」が制作され、このドラマにも柴田さんは出演されています。
「赤い嵐」
赤い嵐 主題歌
— らうおう2 (@am_kydi) July 10, 2017
柴田恭兵 5マイルアヘッド
確かに何言ってるか分からない。 #tokyopod pic.twitter.com/oMuAZ9SIm8
柴田さん演じる大野真は、上野北警察署に勤務する警察官。ある日、上野の不忍池で血だらけの女性(能瀬慶子さん)を発見します。彼女は記憶喪失になっていて自分の名前も思い出せません。大野は彼女に「小池しのぶ」という名をつけ、自分の両親が経営する谷中の豆腐屋に連れていき、住み込みで働かせます。
健気なしのぶの姿に大野は惹かれていきます。ですがしのぶの周りを謎の男(緒方拳さん)がつけまわるようになります。彼は山根基一郎という長野県警の刑事。しのぶの本名は田上雪子といい、父親殺しの疑いがかけられていました。大野はしのぶを連れて真犯人を探す旅に出ます。
こちらは主人公は刑事ですが普通の刑事ドラマとはまた違い、サスペンス要素があり「赤いシリーズ」という感じですね。
「あぶない刑事」
そして1986年から「あぶない刑事」が放送スタート。柴田さんの代表作になります。
神奈川県警港警察署捜査課のタカこと鷹山敏樹(舘ひろしさん)とユージこと大下勇次(柴田さん)が破天荒に事件を解決していくドラマ。
刑事ドラマですが、トレンディドラマのように軽快でおしゃれでファッション性なども意識していて若者に人気のドラマになりました。
最初は2クール(半年)ドラマの予定だったのですが、人気のためさらに2クール延長され1年間放送されました。その後も映画、スペシャルドラマ、テレビシリーズなどが放送されました。
ブランクがありながらも2016年公開の映画「さらばあぶない刑事」まで長く愛される作品になりました。
「風の刑事・東京発!」
柴田恭兵さん主演「風の刑事 東京発!」エンディング。エンディングは毎回違うんだけどね。このエンディングは和歌山ロケ編。ゲスト主役はなんと石原良純さんと星ようこさん。脚本は「あぶない刑事」等、恭兵さんのアクションドラマや映画をほぼ全部手掛ける柏原寛司さん、監督も原隆仁監督。 pic.twitter.com/yGWgNkVC8T
— 稲輪吉泰 (@yoshiyasuinawa) April 9, 2022
東京駅の鉄道警察隊を題材にしたドラマで1988年から1995年まで放送されていた宇津井健さん主演の「さすらい刑事旅情編」と同じ部署を題材にしています。
柴田さん演じる風間 大輔は警視庁本部捜査一課から鉄道警察隊に転任。岩下巡査長と一緒に仕事がしたく自ら志願したのですが、岩下巡査長は早々に殉職してしまいます。これが風間にとって最初の事件の始まりでした。
冷静ですがユーモアもある風間ですが、妻と死別した過去があります。
「はみだし刑事情熱系」
柴田さん演じる高見兵吾は警視庁広域特別捜査隊捜査課の巡査部長。熱血刑事ですが「はみだし刑事」という通り。遅刻・単独捜査・命令無視の常習犯で時には犯人に手を上げることも。
犯罪の裏にある非業や悪に立ち向かっていく刑事たちの姿を描いたドラマ。パート4以降は人情ドラマ感が強まっていきました。
こうして振り返ってみると柴田さんは数々の刑事ドラマに出演されてきましたね。長寿作品になったドラマが2つもあるのもすごいです。今後もまた新たな刑事ドラマに出演されることもあるのでしょうか。楽しみですね。