チョー・ヨンピル、キム・ヨンジャ、ケー・ウンスクなど日本で活躍した韓国人歌手列伝
2018年2月9日 更新

チョー・ヨンピル、キム・ヨンジャ、ケー・ウンスクなど日本で活躍した韓国人歌手列伝

去年(2017年)のNHK紅白歌合戦に出場していた「TWICE」を初め、ちょっと4~5年前までは、「少女時代」、「KARA」、「東方神起」、「BIG-BANG」などの韓流歌手(いわゆるK-POP)が隆盛を極めている日本のミュージックシーンだが、これまで来日し、日本で売れている韓国の歌手やタレントは日本語も流暢で、外国人という違和感がすっかりない感じで、日本の芸能界にすんなりと溶け込んでいるように見える。そんな日本で活躍した韓国人歌手を振り返って見ましょう!!。

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チョー・ヨンピル

続いて活躍するのがチョー・ヨンピル(趙容弼)だった。彼は1987年~1990年の4年連続で紅白歌合戦に出場を果たしている。また、彼のヒット曲『釜山港へ帰れ』はいろいろな演歌歌手によるカバーも大ヒットしたことも私の記憶にちゃんと残っている。

趙容弼(조용필) - 釜山港へ帰れ(돌아와요 부산항에)

チョー・ヨンピル(朝: 조용필、漢表示: 趙 容弼、1950年3月21日 - )は、大韓民国(韓国)出身の代表的歌手。1969年、カントリーグループ、エトキンズのリーダーとしてデビュー。1975年にソロに転向、その年に「釜山港へ帰れ (돌아와요 부산항에)」が空前のヒットとなる。1979年にアルバム「窓の外の女 (창밖의 여자)」で正式にデビュー。1980年代には、70年代まで賞レースを引っ張っていた、ナム・ジン、ナ・フナに変わり各種賞レースを独占する。
チョー・ヨンピルは日本では演歌歌手というイメージで知られているが、韓国ではロックからバラード、トロット、民謡まで様々なジャンルをこなす「国民歌手(クンミン・ガス)」として有名。ニックネームが「歌王」と呼ばれるほど、韓国の大衆文化界で圧巻の位置を占めている。ヒット曲「釜山港へ帰れ」は、以前から存在する名曲をロック調のリズムでアレンジし、新たな魅力を加えたものである。「永遠のオッパ(お兄さん)」などの愛称もある。

美空ひばり 釜山港へ帰れ

美空ひばりも歌っているんですね!!

キム・ヨンジャ

チョー・ヨンピルにちょっと遅れて活躍しだしたのが、一番最初に紹介したキム・ヨンジャだ。
彼女は1988年、ソウルオリンピック讃歌「朝の国から」をソウルオリンピック閉会式エンディングセレモニー会場のメインスタジアムにて10万人観衆の前で歌唱し、「朝の国から」を引っさげて日本に渡りヒットさせた。

朝の国から ~キム・ヨンジャ (紅白歌合戦から)

キム・ヨンジャ(김연자、Kim Yeon-ja、1959年1月25日 - )は韓国全羅南道光州市(現・光州広域市)出身の演歌歌手である。1974年韓国TBCテレビの「全国歌謡新人スターショー」で優勝し、歌手デビューする。1989年にNHK紅白歌合戦に「朝の国から」で初出場。その後、「川の流れのように」、「イムジン河」で3回出場している。

ケイ・ウンスク

ケイ・ウンスク(桂 銀淑)も日本で活躍した韓国人歌手ですが、あまりに波乱に満ちた人生を送った歌手の一人だろう。

桂銀淑,すずめの涙 1998-12-10

ケイ・ウンスクは1984年に来日し、1985年に日本デビュー。以来『すずめの涙』『夢おんな』『酔いどれて』『真夜中のシャワー』『ベサメムーチョ』『夢おんな』など次々とヒット曲を連発し、数々の音楽賞を受賞します。1988年、紅白歌合戦に初出場して以降1994年まで7年連続で出場します。1992年には韓国人実業家と結婚。まさに順風満帆の人生でした。
しかしその後があまりにも酷すぎた。2億5500万円という巨額の借金を巡って所属プロと衝突し、契約を打ち切られ、事務所からは返済を求める裁判を起こされ、これが原因でテレビの露出はゼロになってしまう。さらに夫とは離婚し、更年期障害やうつ病に苦しみ、こうした心労が原因になったのだろうか、覚せい剤に手をだし2007年に現行犯逮捕されてしまうのだった。これにより、日本からの国外退去処分を受け、現在は韓国に戻っているという。韓国でも2015年6月24日に、またも覚せい剤使用容疑で逮捕されてしまう。もうどうしようもありませんがな!!

BoA

隆盛を極めた韓国演歌(トロット)の人気はしだいに凋落し、90年代以降は若者が好むポップスが台頭します。こうした動きは日本と同様だろう。そして、これが現在のK-POPにつながっていくのだ。
日本で活躍できる人材を育成するため、ある小学生をスカウトされる。彼女には2年をかけて歌にダンスに、そして英語と日本語まで厳しくレッスンさせた。その結果、歌って踊れて日本語でトークもできるハイスペックのアーティストが誕生します。それがBoAでした。

BoA - Meri Kuri

BoA(ボア、本名、權寶雅(クォン・ボア) ハングル:권보아、1986年11月5日 - )は、大韓民国京畿道出身の歌手で、大韓民国、日本、アメリカを中心に活動している。
2000年に韓国国内でデビューをし、翌2001年には日本デビューを果たした。そして2009年からはアメリカでの活動も開始し現在に至る。2000年代における日本でのK-POPブームの先駆けだとも言われる。
私はBoA以降ははっきり言ってどいつもこいつも同じように見えてしまい、誰が誰だか分からないのだが、やっぱり年ですかね!?
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  • 礼子ちゃん 2018/5/7 16:48

    私は桂銀淑さんが好きでした。同年代というのもありますが歌を聞くのが楽しみでした。いつかまた日本に戻ってきて欲しいです。桂銀淑さん頑張ってください。日本から応援しています。

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