ポンペイ最後の日
1935年と古いけど
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ローマ帝国隆盛の頃、一介の鍛冶屋職人から自らの運命に翻弄され、闘技場の剣闘士となり、やがて富豪の奴隷商人となった男の波瀾万丈の半生を、79年ヴェスヴィオ火山噴火をクライマックスに描いたスペクタクル・ロマン映画。
地球最後の男
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1970年代、人間を死に追いやった後に吸血鬼として甦らせる吸血ウイルスが、世界中に蔓延した。人類が滅びる中、ただ一人生き残ったロバート・ネヴィルは、夜な夜な自分の家の周囲に集い、騒ぎ立てる吸血鬼たちと孤独感に苦しみながら、昼間は眠る吸血鬼たちを狩り出して杭を打ち込みながら、生活必需品の確保と、吸血鬼退治の方法を研究し続けるのだった。
そんなある日、ネヴィルは太陽の下で活動する女性を発見し、自宅に引きずり込む。ルースと名乗る女はやがて自分がスパイであること、そしてネヴィルにこの場所から逃げるように告げて姿を消すが、ネヴィルは結局自宅に留まり続ける。
そしてある夜、暴走族のような集団がネヴィル邸を襲撃し、周囲に集っていた吸血鬼たちを殺戮し、抵抗するネヴィルを痛めつけて連行する。彼らは吸血ウイルスに冒されながらも生き残り、新たなコミュニティを形成する「新人類」であった。
そしてネヴィルは、彼らが処刑されようとする自分を見る目に恐怖が宿っていること、そして彼らにとって、自分こそが「人々」が寝静まった頃に街を徘徊し、「人々」を殺戮しまくる伝説の怪物(Legend)であることに気づくのだった。
地球最後の男オメガマン
こちらも吸血鬼との戦い
唯一健康な状態で生き残ったのは、自らが研究/開発していた抗体ワクチンを注射したネビルだけであり、ワクチン無しでかろうじて生き残った人々は、肉体を蝕まれて肌や髪が真っ白になり、強い光にあたる事が出来ない身体になっていた。彼らは自分達を「家族」と称して徒党を組み、自分達を苦しめる元凶となった科学技術を敵視し、その担い手であったネビルにも敵対していた。
ネビルは、一人で「家族」との戦いに明け暮れる日々を続けていたが、ある日「家族」では無い女性の姿を発見して追跡した。だが、ネビルは追跡先の地下の酒場で「家族」の待ち伏せにあって捕まり、スタジアムで処刑される事が決まった。しかし処刑の直前、ダッチという若者に助け出され、案内された先で、追跡していた女性であるリサと出会い、さらに8人の少年たちと対面した。
細菌による症状を見せ始めていたリッチーという少年を救うために、ネビルは自分の血で血清を作成し、リッチーは回復した。その間にネビルとリサの間に愛が芽生え、彼らはより安全な場所を求めてロサンゼルスを離れることを決めた。だが、悲劇が次第に忍び寄ってきていた……。
地球最後の日
1985年にビデオソフト化
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南アフリカのケンナ山観測所(天文台)にて、地球への衝突コースを辿る2個の放浪惑星ベラス[1] (Bellus) とザイラ (Zyra) が観測された。観測責任者のブロンソン博士は、その2天体の進路の検証を依頼するため、天体を撮影した感光版を民間パイロットのデヴィッド・ランドールに預け、ニューヨークにあるコスモス観測所のヘンドロン博士に届けさせる。ランドールは手渡された前金が約束より少ないことに抗議するが、ブロンソンは「残りはヘンドロン博士が払う」と言った後、「その時がくれば金など紙切れだ」と付け加えた。ランドールは不審の面持ちを浮かべながらも依頼を引き受け、ニューヨークに向かった。
感光版を検証したヘンドロン博士が得た結論は、ブロンソン博士の計算と一致した。ヘンドロン博士は、ベラスとの衝突による地球の消滅と入れ替わりに、ザイラが地球の軌道に定着するとも計算していた。一刻も早く脱出ロケットを建造し、事態に備えるべきだとの警告を国連に送るが、一笑に付されてしまう。
だが、億万長者のシドニー・スタントンだけはヘンドロンの提案を採り上げた。当初スタントンは、資金を提供する代わりに自分が乗組員全員を選択することを条件として提示したが、ヘンドロンは頑としてそれを拒否した。交渉の結果、スタントンは「自分を乗せる」という条件のみで渋々資金提供を受諾する。こうして選ばれた男女数百人の優秀な若者が建造に参加し、そのうちの数十名がロケットに乗り込めると約束された。
2天体は日を追って地球に接近しつつあり、脱出ロケットの建造と乗組員の選抜が順次進められていたが、ザイラの影響によって地震や洪水が世界中で頻発する。パニックも起こり、犠牲者が刻一刻と増えていった。
脱出ロケットがほぼ完成に近づく中、乗務員に選ばれるか否かが次第に重要課題となっていった。計画の中心人物を除いては最終的にくじ引きによって決定されたが、選ばれながらも選ばれなかった恋人と地球に残ることを申し出る者や、逆に銃を突きつけて乗り込みを強いる者も現われた。
不穏な空気が次第に満ちていく中、ロケットの準備が完了した。それと同時に、脱出ロケットの建造に関わりながらも乗組員に選ばれなかった者たちが暴徒と化し、ロケット発射施設を襲った。ヘンドロン博士は、娘のジョイスやランドール、その他の乗組員たちが乗り込むのを見届けた後、身を挺して暴徒から発射施設を守るために地上に残り、それと同時にスタントンのことも新世界には相応しくないと判断して彼の乗り込みを阻止する。まもなく、脱出ロケットは山の斜面を利用したカタパルトを滑るように動き出し、地球を脱出した。
やがて、飛来したベラスと激突して地球は砕け散った。発進地を失ったロケットが向かう先は、新たなる地球と化したザイラだった。残り少ない燃料を駆使してロケットはザイラの氷原に無事着陸し、新たなる地球・ザイラでの人類の歴史が始まった。
ラストエンペラー
超大作!
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1950年。第二次世界大戦の終結による満州国の崩壊と国共内戦の終結により、共産主義国である中華人民共和国の一都市となったハルビン駅の構内。5年間にわたるソビエト連邦での抑留を解かれ、中華人民共和国に送還された「戦犯」達がごった返す中で、列から外れた1人の男が洗面所で自殺を試みる。男は監視人の手により一命を取り留めるものの、薄れ行く意識の中で幼い日々の頃を思い出していた。この男こそ清朝最後の皇帝にして満州国の皇帝、「ラスト・エンペラー」と呼ばれた愛新覚羅溥儀その人であった。
1908年11月14日北京、光緒帝の崩御に伴い、西太后は溥儀を紫禁城へ呼び出す。事態を察知した溥儀の実母福晋幼蘭は、乳母アーモに溥儀を託す。物々しい様子の宮中で、溥儀は動じることなく、無邪気に「お家に帰れる?」と繰り返すばかりであった。瀕死の西太后は、溥儀を皇帝に指名して崩御する。即位式の日、家臣たちが三跪九叩頭の礼で新皇帝に拝礼する最中、溥儀はコオロギの鳴き声を追って列中を歩き回る。そして居場所を突き止めると、コオロギを入れ物ごと家臣から譲り受ける。
再び、1950年、一命を取り留めた溥儀は、中華人民共和国の戦犯として撫順の政治犯収容所に送られる。そこで待っていたのは「戦犯」としての自己批判の強要や要人の立場を奪われた生活習慣だった。そこで溥儀は厳しくも善良な所長相手に、孤独で不遇だった私生活を「すべては、(空虚な)儀式でしかなかった」と振り返り、過去を回想していく。
歴史を直接に知らない大勢の観光客たちが紫禁城を訪れるほどに人気が出た作品でした