朝ドラ「ひらり」でこじらせ女子・みのりを好演した女優【鍵本景子】今どうしてる?
2023年5月23日 更新

朝ドラ「ひらり」でこじらせ女子・みのりを好演した女優【鍵本景子】今どうしてる?

2022年12月20日より再放送されているNHK朝の連続テレビ小説「ひらり」。相撲が大好きなヒロインが両国を舞台に仕事に恋に奮闘する姿を描いた本作で、恋愛と結婚に翻弄される「こじらせ女子」のみのり役を演じたのが鍵本景子さんです。「ひらり」の再放送により再び注目を集めている鍵本景子さんについて、プロフィールや現在の活動を調べてみました。

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鍵本景子 プロフィール

名  前:鍵本景子
生年月日:1969年1月7日
出  身:東京都
身  長:161cm
血 液 型 :B型

小学6年生の時に「劇団若草」に入団し、レッスンを受けながらドラマのオーディションを受けていたという鍵本景子さん。

子役としてデビューしたのは、ドラマ「非行主婦・アル中の女」(1982年10月7日放送)でした。
浅丘ルリ子さんと夏目雅子さんが姉妹役を演じていた本作で、鍵本景子さんは浅丘ルリ子さんの少女時代の役として出演されました。

撮影の合間には夏目雅子さんに折り紙をして遊んでもらった思い出があるんだそうですよ。

その後は芸能事務所「アクトレインクラブ」を経て、2016年よりフリーランスで活動中です。

NHK朝の連続テレビ小説「ひらり」

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鍵本景子さんというと、やはりNHK朝の連続テレビ小説「ひらり」(1992年10月5日~1993年4月3日)で演じられたみのり役が印象的ですよね。

いつも明るく元気でみんなに好かれるヒロインのひらり(石田ひかりさん)に対して、ひらりの姉・みのりは控えめな性格。

結婚適齢期を迎えているにもかかわらず、なかなか良縁に恵まれずにいることに焦りを感じています。

そんな姉妹の前に現れたのが、2人の住む両国の診療所に赴任してきた外科医・安藤竜太(渡辺いっけいさん)でした。

やがて、ひらりとみのりはそれぞれに竜太に恋心を抱くことになるのですが、本音を言ってどんどん竜太との距離を縮めているひらりを見てみのりは焦りを感じます。

不器用ながらも大胆に竜太に迫ったことが功を奏してみのりは竜太とつき合うことなるのですが、つき合い始めてからもみのりの悩みは尽きません。

「私なんてつまらない女だから」
「私は恋が下手だから」
「竜太先生はひらりみたいな女の子が好きなんじゃないかしら」

どうしても自分に自信が持てないみのりは自己嫌悪に陥ったり、時にはひらりを出し抜いてみたり・・・。

みのりのことを「うじうじしてて面倒くさい」と感じる人も多かったかもしれませんが、共感する声もかなりあったようで、私自身も共感していた一人でした。

ひらりのような女の子は理想的ではあるけれど、みんな多かれ少なかれ面倒くさい部分を持っているもので、鍵本景子さんが演じたみのりは恋愛に対する等身大の悩みが分かりやすく表現されているなと感じていました。
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また、みのりは25歳という設定。
「ひらり」が放送されていた1992年当時は、女性の結婚適齢期は25歳というのが一般的でした。

当時はよく25歳という年齢をクリスマスケーキになぞらえて「25過ぎたら売れ残り」なんて言われていたものです・・・
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鍵本景子さんは、「ひらり」の他にも、

「おしん」(1983年4月4日~1984年3月31日)
「凛凛と」(1990年4月2日~9月29日)
「さくら」(2002年4月1日 ~9月28日)
「芋たこなんきん」(2006年10月2日 ~2007年3月31日)

と、4作品の朝ドラに出演されてるのですが、鍵本景子さんにとって「ひらり」は特別な作品となりました。

現在はどうしてる?

2000年に一級建築士である同い年の男性とご結婚され、36歳の時に長女を出産された鍵本景子さん。

結婚後は、子育ての他に親御さんの介護などもあり芸能活動から遠ざかっていた時期もあったそうです。

そして気になる現在ですが、東京都小平市や国分寺市を中心に「どんぐりの会」のメンバーとして、画・音楽・朗読で宮沢賢治さんの作品を上演するイベント「幻燈会」で朗読を担当するなど、朗読活動が中心となっているようです。

2014年5月17日(土) 19:00~ 第10回月夜の幻燈会『かしわばやしの夜』(主催:どんぐりの会)

作:宮澤賢治 画:小林敏也 朗読:鍵本景子 笛:植松葉子 パーカッション:入野智江
画像では鍵本景子さんのお姿があまり見えないのが残念ですが、表現力豊かな朗読は思わず聞き入ってしまいます。

お子さんが通っていた小学校で読み聞かせをされたこともあるという鍵本景子さんですが、初めて声のお仕事をしたのが、映画「魔女の宅急便」でした。
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鍵本景子さんが演じられたのは、主人公・キキが配達したニシンのパイを受け取る女の子役です。
「ニシンのパイの女の子って、ちょっと感じが悪い役です(笑)。素敵なおばあさまが孫のお誕生日パーティーのためにニシンのパイを焼くんですよ。嵐の中やっと届けに行ったのに、玄関先で受け取った女の子は “またおばあちゃんからパイが来た” ってお母さんに言って、“私、このパイ嫌いなのよね” って」
「あ~、あの子の声だったんだ!」と思い出す人も多いのではないでしょうか。
鍵本景子さんの声であることを意識しつつ、改めて見てみたくなりますね。
また、2020年からは紙芝居「おきなわ 島のこえ ヌチドゥタカラ(いのちこそたから)」の上演を鍵本景子さん個人で行っています。
「コロナ禍に、自分で原作の同名絵本(文・絵=丸木俊、丸木位里)の出版社・小峰書店に連絡し、著作権者から許諾をいただいて、原画からプリントしてもらった印画紙の裏にケント紙を貼ったり、額縁を設計したりして紙芝居を手作りし、小さな喫茶店で上演を始めました。何かせずにはいられないところがあるんですよね。『ひらり』を見ていたという方が、『みのりちゃんが今、どうしているか知りたくて来ました』といらしたこともあり、ありがたかったです」
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