鍵本景子 プロフィール
【てのわ桜見幻燈会 出演者紹介】
— てのわ (@tenowaichi) March 27, 2023
鍵本景子
(おほんゴギーノ)(朗読)
NHK朝の連続テレビ小説 『ひらり』 『魔女の宅急便』などに出演。
『てのわ桜見幻燈会』
●日程・2023年4/1(土)
●場所・史跡武蔵国分寺跡
●開場・18:30
●開演・19:00〜19:40https://t.co/2eli28CzoP pic.twitter.com/vlK9Ar0D3g
生年月日:1969年1月7日
出 身:東京都
身 長:161cm
血 液 型 :B型
小学6年生の時に「劇団若草」に入団し、レッスンを受けながらドラマのオーディションを受けていたという鍵本景子さん。
子役としてデビューしたのは、ドラマ「非行主婦・アル中の女」(1982年10月7日放送)でした。
浅丘ルリ子さんと夏目雅子さんが姉妹役を演じていた本作で、鍵本景子さんは浅丘ルリ子さんの少女時代の役として出演されました。
撮影の合間には夏目雅子さんに折り紙をして遊んでもらった思い出があるんだそうですよ。
その後は芸能事務所「アクトレインクラブ」を経て、2016年よりフリーランスで活動中です。
NHK朝の連続テレビ小説「ひらり」
いつも明るく元気でみんなに好かれるヒロインのひらり(石田ひかりさん)に対して、ひらりの姉・みのりは控えめな性格。
結婚適齢期を迎えているにもかかわらず、なかなか良縁に恵まれずにいることに焦りを感じています。
そんな姉妹の前に現れたのが、2人の住む両国の診療所に赴任してきた外科医・安藤竜太(渡辺いっけいさん)でした。
やがて、ひらりとみのりはそれぞれに竜太に恋心を抱くことになるのですが、本音を言ってどんどん竜太との距離を縮めているひらりを見てみのりは焦りを感じます。
不器用ながらも大胆に竜太に迫ったことが功を奏してみのりは竜太とつき合うことなるのですが、つき合い始めてからもみのりの悩みは尽きません。
「私なんてつまらない女だから」
「私は恋が下手だから」
「竜太先生はひらりみたいな女の子が好きなんじゃないかしら」
どうしても自分に自信が持てないみのりは自己嫌悪に陥ったり、時にはひらりを出し抜いてみたり・・・。
みのりのことを「うじうじしてて面倒くさい」と感じる人も多かったかもしれませんが、共感する声もかなりあったようで、私自身も共感していた一人でした。
ひらりのような女の子は理想的ではあるけれど、みんな多かれ少なかれ面倒くさい部分を持っているもので、鍵本景子さんが演じたみのりは恋愛に対する等身大の悩みが分かりやすく表現されているなと感じていました。
「ひらり」が放送されていた1992年当時は、女性の結婚適齢期は25歳というのが一般的でした。
当時はよく25歳という年齢をクリスマスケーキになぞらえて「25過ぎたら売れ残り」なんて言われていたものです・・・
「おしん」(1983年4月4日~1984年3月31日)
「凛凛と」(1990年4月2日~9月29日)
「さくら」(2002年4月1日 ~9月28日)
「芋たこなんきん」(2006年10月2日 ~2007年3月31日)
と、4作品の朝ドラに出演されてるのですが、鍵本景子さんにとって「ひらり」は特別な作品となりました。
現在はどうしてる?
結婚後は、子育ての他に親御さんの介護などもあり芸能活動から遠ざかっていた時期もあったそうです。
そして気になる現在ですが、東京都小平市や国分寺市を中心に「どんぐりの会」のメンバーとして、画・音楽・朗読で宮沢賢治さんの作品を上演するイベント「幻燈会」で朗読を担当するなど、朗読活動が中心となっているようです。
お子さんが通っていた小学校で読み聞かせをされたこともあるという鍵本景子さんですが、初めて声のお仕事をしたのが、映画「魔女の宅急便」でした。
「ニシンのパイの女の子って、ちょっと感じが悪い役です(笑)。素敵なおばあさまが孫のお誕生日パーティーのためにニシンのパイを焼くんですよ。嵐の中やっと届けに行ったのに、玄関先で受け取った女の子は “またおばあちゃんからパイが来た” ってお母さんに言って、“私、このパイ嫌いなのよね” って」
鍵本景子さんの声であることを意識しつつ、改めて見てみたくなりますね。
「コロナ禍に、自分で原作の同名絵本(文・絵=丸木俊、丸木位里)の出版社・小峰書店に連絡し、著作権者から許諾をいただいて、原画からプリントしてもらった印画紙の裏にケント紙を貼ったり、額縁を設計したりして紙芝居を手作りし、小さな喫茶店で上演を始めました。何かせずにはいられないところがあるんですよね。『ひらり』を見ていたという方が、『みのりちゃんが今、どうしているか知りたくて来ました』といらしたこともあり、ありがたかったです」
作:宮澤賢治 画:小林敏也 朗読:鍵本景子 笛:植松葉子 パーカッション:入野智江