女子プロの世界でも、漫画とのタイアップから生まれたレスラーが存在します。それは1994年から1995年にかけて月刊少年エースで連載された漫画「ブリザードYuki」と同名のレスラー・ブリザードYukiで、その正体は170cmと長身で空手の経験もある長谷川咲恵でした。
via www.amazon.co.jp
長谷川が扮したブリザードYukiですが、1994年に対吉田万里子戦でデビューを飾ったものの、キャラクターレスラーという特殊な役どころが長谷川本人にとって負担となり、不本意な試合を続ける結果に。そんな長谷川へのテコ入れとしてライバル・ブラックブリザードを登場させるといった対応も取られたのですが、結局数試合をこなした後にブリザードYukiというキャラクターは封印、長谷川自身も引退することとなりました。その一方で、2002年には「2代目ブリザードYuki」として西尾美香が覆面レスラーとなったこともあります。
via www.amazon.co.jp
「ブリザードYuki」ですが、作品全体としてメディアミックスの戦略が取られており、漫画、実在の覆面レスラーの他にスーパーファミコンとコラボしたゲーム「美少女レスラー列伝 ブリザードYuki乱入!!」が1996年に発売されています。これはプロレスを題材としたキャラクター育成ゲームであり、アクション要素が少なく格闘ゲームが苦手な人でも楽しめる内容となっていました。
via www.amazon.co.jp
まとめ
以上、5人の覆面レスラーについてご紹介してきましたが、これ以外にも永井豪がデザインし映画化もされた覆面レスラー「兜王ビートル(正体は南条隼人)」や、仮面ライダーのようなマスクで活躍する覆面レスラー「ホッパーキング(現在はスーパーライダー、正体は渡部優一)」などがいます。著作権的にグレーなものが散見されるものの、きちんと使用許可を得ているケースが多く、例えば「ホッパーキング」については著作権者の東映から許可を得て試合に臨んでいます。
「ウルトラマン」「仮面ライダー」に代表される特撮や、正義のヒーローが活躍する漫画・アニメなどの作品は現在も根強い人気があり、今後もそれらとコラボした覆面レスラーが登場することが予想されます。令和の時代にどのような覆面レスラーが新たに誕生するのかにも、注目したいところですね!
via ja.wikipedia.org
おすすめの記事はこちら!
【禁断の企画】タイガーマスクを初代~4代目まで比べちゃいました!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
みんなの憧れ「タイガーマスク」そんな時代は過ぎ去り、今の若い人はタイガーマスクを知らない人が多くなってきました。それでもヒーローだったタイガーマスクを初代~4代目までネタバレします!
【レスラー入場テーマ(全日本~NOAH編)】武道館で、東京ドームで、全力コールした青春の日々! - Middle Edge(ミドルエッジ)
レスラーにとっての伊達は入場時にあり。衆目を一身に浴びて戦いに臨む姿は、見る者のボルテージを一気に高めてくれました。声を枯らして叫びましたよね。