「超」勉強法の要点まとめ
勉強出来ないのは、才能(頭の良し悪し)のせいではない。勉強法(ノウハウ・学習方略)を知らないから。
努力・根性で勉強するな。興味・好奇心で勉強せよ。学習法を自分で作れば興味がわく。好きなものを勉強すれば好奇心がわく。
目標を具体化せよ。背伸びし上を見てミエを張り、途上国を見て現状に感謝せよ。それが勉強の意欲を生む。
基礎を頑張るな。退屈なら基礎は「最低限」にし、応用に移れ。
コツコツ積み上げてから全体を理解するな。先に全体を把握せよ。(鳥の目勉強法)
完璧を目指すな。8割理解で先に進め。
基本原則は、「面白いことを勉強する」「全体から理解する」「8割までをやる」の3つだという。基礎から積み重ねていくきまじめな勉強法は見直す必要がある。
そして、著者が推奨するのが丸暗記法である。英語であれば、教科書を何回も音読して覚えることが成果を上げる早道になるというのだ。受験数学もできるだけ多くの問題と解法を暗記することがポイントと説く。
そのうえで、暗記ノウハウもきちんと紹介している。だが、本書を読めば、即勉強ができるようになると勘違いしてはならないだろう。英語や数学の丸暗記法は簡単にマスターできるものではない。前提は本人の意欲と努力なのである。そのことを認識して本書を活用すれば、大きな効果が期待できる。
また、本書は、受験や学校の勉強のためだけに書かれたものではない。その内容は、「あらゆる知的活動の基礎となる学習行動一般について有用なノウハウを含む」という。社会に出てからこそ学ばなければならないことは多い。「ビジネスマンよ、勉強を続けよう」というのが、著者の真のメッセージなのである。(清水英孝)
via pbs.twimg.com
野口悠紀雄氏に関するエピソード
野口の著書のほとんどに、経済専門著書のほかエッセイにあたる『超』整理日誌シリーズでも巻末に索引が明記されている。
極端なテレビ嫌いである。
「風の谷のナウシカ」(漫画版)を考察した文章も書いている。
本人がアメリカ留学中に娘が北海道で生まれたため、電報でその旨を知らされたという。
時代を超えてバイブルとして愛読されている「超」○○シリーズ。
筆者は「超」勉強法を参考に受験勉強を行った思い出がある。
名著を出版し続ける野口悠紀雄氏の知識、バイタリティにただただ感服する。
筆者は「超」勉強法を参考に受験勉強を行った思い出がある。
名著を出版し続ける野口悠紀雄氏の知識、バイタリティにただただ感服する。