温泉旅館を舞台にした昼ドラ「はるちゃん」を覚えている?
2022年6月4日 更新

温泉旅館を舞台にした昼ドラ「はるちゃん」を覚えている?

東海テレビ制作の昼ドラの人気シリーズ「はるちゃん」。ドロドロ系の多い枠でしたが旅館を舞台にした明るいドラマで見ていた人も多いのではないでしょうか?昼ドラ「はるちゃん」を振り返ってみます。

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「はるちゃん」の放送時期

「はるちゃん」が放送スタートしたのは1996年。ドロドロ系の多い東海テレビ制作の昼ドラ枠でしたが、明るいお仕事ドラマが人気となり、続編が製作されます。

1998年にパート2,そこから毎年制作され、2002年のパート6まで放送されました。

当時高校生~大学生だったのですが結構見ていたイメージがありました。子供でも見やすい内容でしたからね。ですが夏休みに放送されたのは「はるちゃん5」のみでした。

同じ温泉を舞台にした昼ドラといえばTBSの愛の劇場で放送されていた「温泉へ行こう!」がありますが、「温泉へ行こう」は1999年から放送スタートしているので「はるちゃん」の方が先ですね。「はるちゃん」ファンとしては「似たようなシリーズが始まったな」と思いましたがどちらも人気作でシリーズ化されました。お仕事ドラマは人気がありますね。

「はるちゃん」のキャスト

主人公のはるちゃんこと伊藤洋子は中原果南さん。「はるちゃん」は中原さんの代表作ですね。他にはサスペンスドラマや特撮などに出演されることが多いです。

最初に勤めた旅館の女将・涼子は音無美紀子さん。支配人の和田は山田辰夫さんでした。

他にパート1にはひかる一平さん、早乙女愛さん、小木茂光さんなどが出演。
パート2には柄沢次郎さん、峰岸徹さん、長田江身子さん。パート3には高知東生さん、下条アトムさんなどが出演されています。

他に、沢田亜矢子さん、北原佐和子さん、鈴木ヒロミツさんなどが出演されています。

パート4の途中までは同じ加賀・山中温泉の旅館にいたので同じキャストも多かったです。パート4の途中から、パート5,パート6と舞台が変わっていくのでまたキャストも変わっていきました。

パート4はあいはら友子さん、北原佐和子さん、パート5には淡路恵子さん、京本政樹さん、パート6には酒井和歌子さん、魔裟斗さん、長山洋子さんなども出演されていました。

また、毎回宿泊客などでゲストも出演されていましたね。

「はるちゃん」のあらすじ

「はるちゃん」は温泉を舞台にした人情ドラマです。シーズンごとに特徴もありました。

最初の「はるちゃん」は宿泊客や従業員の人情ドラマがメイン。加賀・山中温泉「翠明」が舞台になっていました。はるは元々は温泉に遊びに来た宿泊客だったのですがひょんなことから仲居として働くことに。「翠明」は女将の夫が借金を抱えていて経営の危機に立たされていたのですが離婚することで無事存続できました。

パート2でははるちゃんが女将と喧嘩をし、仲居をやめて魚市場で働いているところから物語はスタート。ですが旅館のリニューアルオープンの日に旅館を訪れもう一度雇ってほしいと頼みます。リニューアルで旅館は結構変わっていて他の従業員からいじめにあったり、旅館の主導権争いなども勃発しています。昼ドラというか東海テレビ枠らしい要素が加わってきた感じですね。

パート4の11話から舞台は西伊豆・土肥温泉に。パート5では信州・浅間温泉。パート6は北海道・登別温泉が舞台になっていきます。旅館が変わるだけでなく、場所も結構変わっていますね。同じ旅館で同じメンバーですとネタも尽きてくるのでしょうか。また土地が変わることで地方ネタなども盛り込めますもんね。

原作は同名漫画

「はるちゃん」の原作は『ビッグコミックスピリッツ』で1980年から1983年まで連載されていた青柳裕介さんの同名漫画です。

青柳さんのほかの代表作には「土佐の一本釣り」などがあります。

石川県の片山津温泉の旅館「よしや」を舞台にしていて20代半ばのはると板前見習いの15歳の少年・真の恋愛模様や旅館や街中での騒動、宿泊客のエピソードなどを1話~数話完結でかかれた漫画。全5巻です。特に後半ははると真の恋愛のすれ違いがメインになっています。ですがこの真はドラマ版には出演していないようですね。

温泉が舞台ということと、はるちゃんをはじめ何人かの登場人物は原作に由来していますが他にはあまり共通点がありません。

青柳さんは2001年に亡くなったのですがドラマのヒットを受けて青柳プロダクションが「はるちゃん 高知県・久礼編」を連載。残されたプロットを元にスタッフが製作した漫画で全1巻です。

続編ではあるのですが、前作の漫画やドラマとの関連性はなく、主人公の名前と容姿、性格以外は設定を一新しているのでパラレルワールドというか、また別の作品と言えますね。

昼ドラの前にドラマ化されていたのを知っている?

じつは「はるちゃん」がドラマ化されたのは昼ドラが最初ではありません。

1987年に『金曜女のドラマスペシャル』で「はるちゃん・待ちくたびれた女」というタイトルでスペシャルドラマが放送されました。

温泉旅館ではたらくはるの元に、元カレがやってくるのですが、彼は「人を殺した」と告白し・・・というストーリー。はるを演じたのは烏丸せつこさん。他に河原崎建三さん、角替和枝さんなどが出演されていました。

漫画版もスペシャルドラマ版も昼ドラとはまた違う印象がありますね。
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