岡田有希子と一文字違いの「岡村有希子」ってご存知ですか?
80年代を代表するアイドルにして、悲劇のヒロインでもある岡田有希子。ミドルエッジ読者の皆さんであれば誰もがご存知であるかと思います。一方、彼女と非常に名前の似ている「岡村有希子」というアイドルが同時期に活動していたのをご存知でしょうか?この記事では、ユッコの影に隠れてあまり語られることのない「岡村有希子」について書いてみたいと思います。
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ユッコの5日前に生まれた同級生・岡村有希子!!
1967年8月17日、岡村有希子は山口県下関市に生まれました。岡田有希子が1967年8月22日生まれですから、わずか5日しか違わないことになります。なお堀越高校を卒業しており、ユッコとは高校の同級生でした。ちなみに本名は「岡村佳枝」で、ユッコの本名である「佳代」とこちらも一文字違いです。
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1984年、ユピテルレコードから歌手デビュー!
小学生の時から歌手を目指し、平尾昌晃ミュージックスクール福岡校に通っていた岡村有希子。当時から抜群の歌唱力で頭角を現し、中学3年生の時に上京。堀越高校入学後の1984年1月25日、ユピテルレコードより「哀しみのレイン・トリー」で歌手デビューしました。
立て続けにシングルを発表!!
岡村有希子はユピテルレコードとしても成長株として期待されており、デビューシングルに続き1984年4月25日には「眠れない...眠らない」、9月10日には「雨上がりのサンジェルマン」を立て続けに発表。タモリのラジオ番組に出演した際には、岡村有希子の憧れの存在であった松任谷由実の「ユーミン」を文字った「ユーリン」という愛称を貰いました。
テレビ出演時の動画。動く岡村有希子は超貴重!
岡村有希子(Yukiko Okamura) - 雨上がりのサンジェルマン 1984/08/13
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芸名を「岡村佳枝」に変更!!
デビューから1年で上述の3枚のシングルをリリースし順風満帆に見えた彼女でしたが、4枚目のシングル「水曜日のリセエンヌ」を出す直前、なんとユピテルレコードが倒産してしまいました。
加えて、当時先に人気の出たユッコとよく混同され、コンサートなどの会場にユッコのファンが間違えてやってくることもあり、「ユッコじゃねえ!」的な理不尽な対応も受けたとのことで、1985年には芸名を本名の岡村佳枝に変更しました。