明治時代の日本。家族を殺され、悲惨な目にあった鹿島小夜は復讐相手の一人をどうにかしとめるが、獄中に入る。小夜は獄中で身篭り、産まれた女の子に雪と名づけ死ぬ。雪は剣豪でもあった道海和尚の元で厳しい修行を身に着け、自分を産んでくれた母に代わって復讐の旅を続ける。
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*時は明治7年 神奈川県 八王子 東京監獄 八王子分監
雪の降る夜に 一人の赤ん坊が産声をあげた 恨みを背負って生きていく修羅の子
その名は雪
母親は雪に恨みを託す為、監守とsexを繰り返し自分の命とひきかえに
雪を産み落としたのだ
母親の恨みをはらすべく雪は母と父を地獄へ追いやった4人の外道どもを
1人残らず叩き斬る修羅の道をひたすら突き進んでいく...
真っ白な雪景色に血が吹き出す光景は冷たくそして生暖かく
全編に漂う怨念が哀しみを通り越し無常の世界へと引きずり込んでいく
人の怨みはめぐりめぐりやがて雪の身にも襲いかかる
因果応報とは無常の世界と悟りたりけり
愛し会う二人を引き裂く非情な血のつながり
自由とは何か愛と憎しみとは何なのか
1973年という渾沌とした時代を明治の時代背景と照らし合わせ
見事にぶった斬った超娯楽大作!
via joy-trip.jp
主なキャスト
鹿島小夜・雪の母 赤座美代子
島根県古市村でいきなり現れた4人の男女に夫・鹿島剛を刺殺、息子の司郎を撲殺された。小夜も輪姦される。4人組の1人、徳市は小夜の体に惚れこみ東京へ連れて逃げたが、隙を見て小夜が殺す。無期徒囚となった小夜は夜毎、看守等を誘い「色キ○ガイ」扱いされたが子供がどうしても欲しかった。そうして誰の子かわからぬお雪を出産。自身の怨念の総てを託すと、出産をてつだった女囚のお寅たちの前で息をひきとる。
via けん
足尾龍嶺 黒沢年男
平民新聞を発行している。雪と偶然出会い、道海和尚からその生き様を聞き、小説「修羅雪姫物語」とし新聞に掲載する。雪を愛するようになっていくが、雪が恨み復讐の最後の一人となった塚本の息子であった。
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竹村の娘・小笛 中田喜子
4人組の1人、竹村伴蔵の娘。病気がちのくせに酒ばかり呑んでいる父に代わり、竹夫人(ちくふじん)を作り生計をたてようと奮闘していたが困窮し父に内緒で体を売るようになる。偶然出会った雪に竹細工の簪(かんざし)をあげた。父が何者かに殺されたあと、小説「修羅雪姫物語」を読み雪が父を殺した犯人だったと知り、復讐を決意する。
via けん
私的、「修羅雪姫」チェックポイント
★そもそも、なんで父と兄は殺されたの?
劇中、イラストとナレーションで説明されました。子供だったのでわかりやすかったです、怖かったけど!
明治6年、徴兵令が布告された。それに反対する農民たちが一揆を起こす。各地で暴動が起こる中、
「白装束は憲兵の証し」という噂が流れていた。
混乱に乗じて悪事をたくらむ4人組。「金を出せば徴兵を免れる」と農民を騙して金を巻き上げていた。
そんな島根県古市村に教師として赴任してきたのがお雪の父だった。
「白装束は憲兵の証し」という噂が流れていた。
混乱に乗じて悪事をたくらむ4人組。「金を出せば徴兵を免れる」と農民を騙して金を巻き上げていた。
そんな島根県古市村に教師として赴任してきたのがお雪の父だった。
via けん
★乞食集落の面々
「おまわしだッ♪、ソッレ!おまわしだッ♪」リズミカルに囃し立てる集落の男たち
松右衛門を訪ねた雪を輪になり囲み嬉々として回る男たち。「ここにあるものは、なんでも皆で分けるんだ!」と、ニヤニヤしながら雪を取り囲む。当時こういう男たちに絡まれる役ばかり梶芽衣子は演じていた気がします。
via けん
実の父や兄をむごたらしく殺した4人組の生き残り3人をこの手で復讐するべく道海和尚の元で幼少期より修行を続けた。3人を殺すためだけに生きてきた。
母の20回忌となる今、無念の中死んだ母の為、復讐が始まる。殺した時のキメ台詞は「因果応報!」