SMAP5人が揃って出演したドラマ『僕が僕であるために』
フジテレビ系列の正月ドラマスペシャル『僕が僕であるために』。
SMAPが全員出演したことでも話題となった(※森且行は前年の1996年5月いっぱいでSMAPを脱退している。)。
放送は1997年1月3日だった。
SMAPが全員出演したことでも話題となった(※森且行は前年の1996年5月いっぱいでSMAPを脱退している。)。
放送は1997年1月3日だった。
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また、同作は主演を務めたSMAPだけでなく、1992年に亡くなった尾崎豊の名曲「僕が僕であるために」が主題歌に起用され、ドラマのタイトルにも使われたことでも話題になった。
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本作は、正月のスペシャル番組である『新春ドラマスペシャル』の第1回として放送された。同枠は1999年1月3日にもSMAP5人が”犯人役”として出演した「古畑任三郎vsSMAP」が放送されるなど、ファンにとっては非常に貴重な枠となった。
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あらすじ
社会人になってそれぞれ違う道を歩んできた高校時代の元駅伝部の仲間5人が、エツ(草彅剛)の呼びかけで久しぶりに東京で再会する。
しかし、そこにはかつて仲間であり、よき友人であった者達の姿はなく、それぞれが別々の生き方をしていた。仲が良かった頃のような付き合い方を望むエツに、成瀬(中居正広)は「あの頃と同じようにいく訳ないだろ」と告げる。
成瀬が偶然出会い惹かれ始めた夏美(鶴田真由)は、力(リキ、木村拓哉)の彼女であったり、悟(香取慎吾)は憧れの女性である園子(鈴木保奈美)に素性を偽られていたり、キノヤン(稲垣吾郎)は医大に通いつつも志は低く、情熱は持ち合わせていない。皆が様々な問題を抱えながら生きていた。
しかし、そこにはかつて仲間であり、よき友人であった者達の姿はなく、それぞれが別々の生き方をしていた。仲が良かった頃のような付き合い方を望むエツに、成瀬(中居正広)は「あの頃と同じようにいく訳ないだろ」と告げる。
成瀬が偶然出会い惹かれ始めた夏美(鶴田真由)は、力(リキ、木村拓哉)の彼女であったり、悟(香取慎吾)は憧れの女性である園子(鈴木保奈美)に素性を偽られていたり、キノヤン(稲垣吾郎)は医大に通いつつも志は低く、情熱は持ち合わせていない。皆が様々な問題を抱えながら生きていた。
via tsuiran.jp
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エツが餅つき大会を企画し、再度集まるも、遅れてきた力と成瀬が殴り合いのケンカをしてしまう。元々お互いにそりが合わない二人だが、夏美のことでさらにその関係は悪化していく。
かつての5人の関係を復活させたいと躍起になるエツに、キノヤンは「もう少し大人になった方がいいよ」と言う。
その後、エツは自分を本当の子供のように思ってくれていた老夫婦の死により、大きなショックを受ける。その夜、自転車をがむしゃらに漕いだエツは横断歩道でバイクと衝突。病院に運ばれるも命を落とす。
病院に集まった残された4人。以降、それぞれが自分の人生を見つめ直していく。
力は地元の静岡に帰り、親のミカン畑を継ぎ、悟は旅行会社で働き始める。キノヤンにも患者をいたわる気持ちが芽生えていく。
そして、成瀬は陸上大会に出場し、スタートの号砲とともに元気いっぱい走り始める。
かつての5人の関係を復活させたいと躍起になるエツに、キノヤンは「もう少し大人になった方がいいよ」と言う。
その後、エツは自分を本当の子供のように思ってくれていた老夫婦の死により、大きなショックを受ける。その夜、自転車をがむしゃらに漕いだエツは横断歩道でバイクと衝突。病院に運ばれるも命を落とす。
病院に集まった残された4人。以降、それぞれが自分の人生を見つめ直していく。
力は地元の静岡に帰り、親のミカン畑を継ぎ、悟は旅行会社で働き始める。キノヤンにも患者をいたわる気持ちが芽生えていく。
そして、成瀬は陸上大会に出場し、スタートの号砲とともに元気いっぱい走り始める。
登場人物の紹介
成瀬隼人(中居正広)
駅伝部の時にキャプテンだった。最後の大会で活躍しハートスポーツに就職、マラソンランナーをしている。仲間の中で唯一の現役ランナーである。
5人全員が主演であるが、物語は主に隼人の視点で進行しており、実質的な主人公である。
黒澤力(木村拓哉)
ランナーとしては、隼人とあまり実力は違わないが、最後の大会で靴が脱げながらも活躍した隼人に人気を持っていかれ、就職を決めた。隼人との仲はあまり良くない。タレント事務所を装い、了承を得ずAVに出させたとして警察に捕まり、尋問を受ける。ラストでは正に頭を下げ、静岡に帰った。
木下正己(稲垣吾郎)
愛称はキノヤン。親が医者をしている。小児科医を目指して医大に通っている。
溝口悦郎(草彅剛)
愛称はエツ、エッちゃん。信用金庫に勤めている。5人の中では最も交流に積極的だったが、宏子との結婚問題を抱え、その事でおじいさん達にきつくあたってしまい、下記の通り老夫婦は自殺してしまう。その事を自分の所為と思い、自転車を走らせて赤信号で飛び出し、バイクに轢かれて他界。
小津悟(香取慎吾)
他の4人の後輩。学歴に強いコンプレックスを持っており、社交ダンスクラブで出逢った園子に恋をした際も、大手商社のサラリーマンと嘘をついて近付く。園子の嘘に気付いても信じようとした。ラストはキッチリ振り切った。
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尾崎豊「僕が僕であるために」
本作の主題歌として、劇中流された名曲「僕が僕であるために」。
同曲は尾崎豊の1983年にリリースされた尾崎のファースト・アルバム『十七歳の地図』に収録されている。
制作段階とは歌詞がかなり異なるが、ライブでも度々演奏されていた曲。
同曲は尾崎豊の1983年にリリースされた尾崎のファースト・アルバム『十七歳の地図』に収録されている。
制作段階とは歌詞がかなり異なるが、ライブでも度々演奏されていた曲。
【PV】 尾崎豊 僕が僕であるために
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同曲は多くのアーティストにカバーされており、2004年にMr.Children(ミスチル)、2012年にはmiwaがカバーしている。
ミスチルのカバーはトリビュートアルバムに収録され、長らく演奏されることはなかったが、「ap bank fes'10」にてライブ初披露されている。
また、原曲は2011年のテレビドラマ「鈴木先生」において、久々に主題歌として使用された。
他にも演歌業界に飛び込んだ若者たちの姿を描いた、土田世紀の漫画「俺節」第70話のサブタイトルは「僕が僕であるために」であり、“劇中”に歌詞も引用されている。
ミスチルのカバーはトリビュートアルバムに収録され、長らく演奏されることはなかったが、「ap bank fes'10」にてライブ初披露されている。
また、原曲は2011年のテレビドラマ「鈴木先生」において、久々に主題歌として使用された。
他にも演歌業界に飛び込んだ若者たちの姿を描いた、土田世紀の漫画「俺節」第70話のサブタイトルは「僕が僕であるために」であり、“劇中”に歌詞も引用されている。