ナンバープレートの種類と当時の税金
ナンバープレートの区分
5ナンバー・3ナンバーの基準
サイズの基準
via frytiger.com
かつては5ナンバー車の条件
•全長：4,700mm以内 全幅：1,700mm以内
•全高：2,000mm以内 総排気量：2,000cc以内
のいずれか1項目でも越えた場合3ナンバーとなり税額が跳ね上がりました
どのくらい自動車税が違うのか？ 昭和59年を見てみましょう。
普通自動車自家用(３ナンバー)
小型自動車自家用(５ナンバー)
| 3L以下 | 81,500円 |
| 3L以上 6L以下 |
88,500円 |
| 6L超 | 148,500円 |
小型自動車自家用(５ナンバー)
| 1L以下 | 29,500円 |
| 1L以上 1.5L以下 |
39,500円 |
| 1.5LL超 | 39,500円 |
このように、3ナンバーになるだけで、5ナンバーの車に比べて自動車税が倍以上かかっていました。メーカー側も売れる車を作るのは当たり前で5ナンバーサイズの車を多く作っていた為、今でもオッサンの間では3ナンバーは税金が高いというイメージがあったりしますよね。
3ナンバーあるある
社長の車と思われる
そもそも3ナンバーサイズの日本車は少なかった当時、3ナンバーだと社長や医者、お偉いさんの車だというイメージでしたね。
3ナンバーは、あこがれの車
お金持ちの車を、あこがれの意味をこめて「３ナンバー」、庶民の車は「５ナンバー」、なんとなくステータスがありましたね。
via stat.ameba.jp
駐車場で「輸入車」「3ナンバー」お断り
今では、あまり見なくなりましたが、大きい車は入庫できない駐車場がありましたね。「輸入車」だから、「3ナンバー」だからという理由で入庫できないのは、ちょっと困りますね。
「3ナンバー」お断り
via trvimg.r10s.jp
当時の3ナンバー車両
日産・プレジデント（250型）
まさに、社長の車ということでサイズは大きいですね。
全長 5,280 mm
全幅 1,795 mm
全高 1,460 mm
排気量はY44型だと4,414cc
全長 5,280 mm
全幅 1,795 mm
全高 1,460 mm
排気量はY44型だと4,414cc
トヨタ・センチュリー（初代）
トヨタの最高級車ですね。
全長5,120mm
全幅 1,890mm
全高 1,450mm
排気量は3,994cc
全長5,120mm
全幅 1,890mm
全高 1,450mm
排気量は3,994cc
輸入車
輸入車の多くが3ナンバーになってしまい、まさにお金持ちの車というイメージがありましたね。
ボディは5/3ナンバー共通で、バンパーや排気量で3ナンバーな車
三菱・デボネア
この車のボディサイズは5ナンバーサイズですが、グレードの高い2,555ccの車はもちろん3ナンバー。
全長 4,670mm
全幅 1,690mm
全高 1,465mm
排気量2,555cc
全長 4,670mm
全幅 1,690mm
全高 1,465mm
排気量2,555cc
日産・セドリック（430型）
日産・セドリックも大きい車になるとワゴンもあり3ナンバーになってしまう車もありました。
M.E.
1989年に排気量のみで課税される方式に変わったため、排気量はそのままでサイズアップする車が増えたので3ナンバー車が増えることとなりました。