このように、基本ボディは5ナンバーサイズで作り、グレードの高いクラスとだと排気量の大きいエンジンを載せたり大きいバンパーを付けたりして売られていましたね。
1989年 自動車税が改正
1989年、自動車税が改正され、エンジン排気量のみに依存する方式に変更された。同じ全幅が1.68mの5ナンバーでも1.8mの3ナンバーでも、1800ccのエンジンなら自動車税は同じ年間3万9500円ということになった。
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1990年代後半にはこんな事も
自動車税はいつの時代も高いと感じてしまいますよね。1990年代後半には、税金の安い8ナンバー取得する為、なんとも変な改造をする車が増えました。
1995年に改造自動車の届け出が緩和されたことを受けて、1990年代後半から特種用途自動車の保険料や自動車税が安いことを狙い、キャンピングカーや放送宣伝車、事務室車として8ナンバー登録をした後、設備を外して走行する違法な行為が多発した。一部では堂々と改造代行を行うカーショップも出現したほか、改造に適さないスポーツカータイプの乗用車を放送宣伝車や事務室車に改造して8ナンバーを取得するという事態も発生した。それを裏付けるように、この3車種の登録台数を見ると、1991年から2000年の間に
キャンピングカー : 3万台弱→33万台(11倍)
放送宣伝車 : 4000台強→6万5000台(14倍)
事務室車 : 184台→2万台以上(111倍)
と激増し、特に事務室車が100倍以上の伸びを示しているのが目につく。
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こうした行為を防ぐため、国土交通省は2001年から特種用途自動車の規制強化を実施、構造要件を厳格化した。なおキャンピングカーについては2003年から新しい規制を適用した。