ゆでたまご嶋田氏が還暦!稀代の名コンビのペンネーム由来をご紹介!!
2020年10月30日 更新

ゆでたまご嶋田氏が還暦!稀代の名コンビのペンネーム由来をご紹介!!

昭和生まれ世代であれば一度は目にしたことがあるであろう、80年代を代表する少年漫画の金字塔「キン肉マン」。その作者である「ゆでたまご」のメンバー・嶋田隆司が、10月28日でついに還暦を迎えたことが明らかとなりました。

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ゆでたまご嶋田、ついに還暦を迎える!!

昭和生まれ世代であれば一度は目にしたことがあるであろう、80年代を代表する少年漫画の金字塔「キン肉マン」。その作者である「ゆでたまご」のメンバー・嶋田隆司が、10月28日でついに還暦を迎えたことが明らかとなりました。

こちらが話題のツイート!!

現在話題となっているのはこちらの告知。嶋田が自身の公式ツイッターにて「10月28日にとうとう還暦でを迎えました。(※原文ママ)」と自身の還暦を報告するとともに、「昔60歳ていったらおじいちゃんのイメージがありましたが、今はもう活躍されてる漫画家の人は多いです。私も老体に鞭打って激しくも楽しい『キンマン』を描いていく所存です」と、今後の抱負も併せて述べています。このツイートには、「100歳までよろしくお願いいたします」「相変わらず若いです」といった称賛のコメントが続々と届いています。

稀代の名コンビ「ゆでたまご」にまつわるトリビアの数々!!

かつてジャンプに慣れ親しんだ世代であれば、知らない者はいないであろう「キン肉マン」及び「ゆでたまご」。その長い漫画家人生の中で、数多くのエピソード・トリビアを残しています。ここでは、そんな中から特筆すべきトリビアを少しだけご紹介しましょう。

ペンネーム「ゆでたまご」の由来とは?

そもそも、何故ペンネームが「ゆでたまご」なのでしょうか?これは、嶋田と中井義則がペンネームを考えていた際に「嶋田がオナラをしてしまい、その際の臭いがゆで卵のようだったから」という説があります。これは中井が主張していました。その一方で、「ペンネームを考えているときに食べていたものが『ゆで卵』だったので、そのまま『ゆでたまご』とした」と、嶋田は語ってます。「ではどちらが正しいのか?」という話ですが、後年嶋田はインタビューで中井説の方を認める発言をしています。やはり「屁の突っ張り」が卵の臭いだったのが由来なのでしょうか。
ペンネームを考えている際に、このような技を繰り出していたかは定かではありません。

※画像はイメージです。

「嶋田=ゆでたま」、「中井=ご」?

これもよくある疑問、「『ゆでたまご』はどこで切るのか」問題です。第一印象的に「ゆで」と「たまご」のコンビというイメージがあるかもしれませんが、かつて二人が赤塚賞を受賞した際に審査員にペンネームについて問われたところ「嶋田が『ゆでたま』で、中井が『ご』である」と説明しています。しかしその一方で、週刊少年ジャンプの巻末の「もくじ」に掲載されている作者のコメント欄では「たまご」がコメントしているなど表記のブレが見られます。
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こちらは1982年のジャンプの「もくじ」。中央上部のコメント欄に「たまご」と表記があります。

かつては「本山たか義」というペンネームだった!

嶋田と中井の二人の出会いは小学生時代にまで遡るのですが、その後大阪市立南稜中学校に進学し、本格的に執筆活動を開始しました。そして中学2年にして「ラーメン屋のトンやん」という作品を完成させ、近鉄漫画賞に入賞するという快挙を成し遂げます。その際のペンネームは「本山たか義(もとやま たかよし)」であり、これは当時の二人の本名「金山隆司(かねやま たかし)」「岩元義則(いわもと よしのり)」を組み合わせたものでした。なお、その後二人は家庭の事情で名字が変わっています。
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二人が中学時代を過ごした大阪市立南稜中学校(現:大阪市立真住中学校)。

高校時代には既に分業体制を確立していた!

上述のように中学時代からコンビとして頭角を現した二人ですが、初芝高等学校に二人揃って進学してからは本格的に漫画家を志すようになり、嶋田が原作を、中井が作画を担当するという分業体制がこの時点で確立しました。そして若干16歳で「ゴングですよ」で赤塚賞、「マンモス」で手塚賞へと応募します。惜しくも受賞は逃すも担当編集者がつくこととなり、高校卒業後の1979年、週刊少年ジャンプにて「キン肉マン」の連載がスタートする運びとなったのです。

それから早41年の歳月が経過し、ついに還暦を迎えた『ゆでたま』こと嶋田隆司。今後も我々を楽しませてくれる作品を多数発表してくれることは間違いないでしょう!
赤塚賞に応募した「ゴングですよ」(写真右上)。

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