生涯に1,000人の女性と肉体関係を持った男「ジャコモ・カサノヴァ」
フェデリコ・フェリーニの映画『カサノバ』
写真はフェデリコ・フェリーニ監督とカサノバ役の俳優、 ドナルド・サザーランド。
高校時代に深夜テレビでフェリー二のカサノバ見て、初めてヨーロッパ系の映画観たからか(フェリーニも初めて)あのちょっとサイケデリックな色合いとかに憧れたよなあ。未だに好きなテイストだけど。
— exユッケ (@yukke000) September 17, 2014
Il Casanova di Federico Fellini (1976) Trailer
映画の冒頭のシーンは劇場でオペラの幕が上がった時ようだ。フェリー二の映画『カサノバ』は全体的にオペラ仕立て、すべてが大袈裟で非現実的、そこが面白いと思う。
衣裳担当は、ダニロ・ドナティ。第49回アカデミー賞衣裳デザイン賞受賞した。
カサノバの生涯
時には速く動き、時計のように時を刻み続けている。
Fellini Casanova - Love scene
カサノバと出会う女性の中で若く美しい、アンリエット役のティナ・オーモン。
修道女マッダレーナ、ジゼルダ伯爵夫人、お針子アンナマリア
・パリ
デュルフェ侯爵夫人、トレビーゾ出身の赤毛の女マルコリーナ
・パルマ
アンリエット
・ロンドン
売春婦シャルピヨン、ジャルピヨンの娘、ハタヤハ王女の巨女アンジェリーナ
・ローマ
侍女ロマーナ
・ベルン
イザベラ(昆虫学者の娘)、昆虫学者の他の娘
・ドレスデン
女優アストローディ(胸にホクロがある)、男装の女優ジョアンナ
・ブルテンベルグ
人形ロザルバ
オムニバスのように現れる彼女たちそれぞれの、カサノバとの関係が描かれている。
ジャコモ・カサノヴァは、母親は女優でその夫の俳優が父親。実の父親は夫婦が所属していた劇場の所有者である貴族だという。
子供の頃から頭の回転が良く、パドヴァ大学では倫理哲学、化学、数学そして法学を学び、16歳で法学博士号を取得した。カサノヴァは1740年にカヴェネツィアの教会で聖職者として法律実務を行っていたこともあるが、奔放な女性関係で長続きしなかった。
カサノヴァは男性とも関係を持つバイセクシャルであった。性病に罹患することもあったという。
晩年は重い病気にむしばまれていた。
当時のイタリア上流社会では、フランス語が使われていたために、原作の『我が生涯の物語』はフランス語で書かれている、