2017年1月27日 更新
映画『エーゲ海に捧ぐ』版画家・池田満寿夫が描いた退廃とエロティシズム
映画『エーゲ海に捧ぐ』で思い出すのは、1979年ジュディ・オングの歌った『エーゲ海のテーマ〜魅せられて』の大ヒットです。映画には元ポルノ女優で国家議員に当選し、政治家になった若い頃のチチョリーナが出演しています。版画家の池田満寿夫が監督を務めた退廃とエロティシズムの世界をのぞいてみませんか。
映画『エーゲ海に捧ぐ』のテーマソング「魅せられて」
歌詞の「Wind is blowing from the Aegean」は、Wind is blowing from the Aegean」は、「風はエーゲ海から吹いてくる。」という意味です。
「エーゲ海のテーマ〜魅せられて」はワコールが協賛してタイアップ
『エーゲ海に捧ぐ』の原作・監督は、版画家・池田満寿夫
小説『エーゲ海に捧ぐ』は、1976年池田 満寿夫が42歳の時に執筆しました。同年、野性時代新人文学賞を受賞。1977年には『エーゲ海に捧ぐ』は芥川賞を受賞しています。
小説『エーゲ海に捧ぐ』
映画『エーゲ海に捧ぐ』あらすじと登場人物
映画『エーゲ海に捧ぐ』は、1979年4月21日東宝東和より公開されました。
日本語吹替ではアニタ役のイロナ・スターラ(チチョリーナ)の声を当時TVのバラエティ番組にも出演し、注目されていたAV女優の黒木香さん(現在は引退されています)がつとめました。
また、黒木さんがアダルトビデオ(AV)デビューしたのはイタリア留学の費用を工面するためでした。
コスは、イタリアローマの下宿先の独身の女主人エルダ(オルガ・カルラトス)と肉体関係になってしまうんです。そして、愛欲の果てにニコスとエルダは結婚します。
妻エルダの妹、話さないリーザ
『エーゲ海に捧ぐ』有名画廊の娘アニタ
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