Richard Marx
ティーンになると、リチャードは楽曲制作にも意欲的に取り組むようになり、17歳の時に彼の才能を認め、そしてLAで音楽活動を始めることを強く勧めてくれるアーティストに巡り合いました。当時The Commodoresのリードボーカルとして活躍していたLionel Richieでした。リチャードは高校を卒業するとライオネルを訪ねてLAへ渡り、本格的に音楽活動を開始することに。
リチャードがLAに移住して間もなく、ライオネルはThe Commodoresからの脱退を表明し、シンガーソングライターとして、そしてソロアーティストとして80年代を代表する存在に。リチャードもまた、そんなライオネルの活躍を追うように数々のヒット曲を生み出し、スターへの階段を駆け上りました。
デビューアルバム『Richard Marx』
このアルバムから5枚のシングルがリリースされ、内4曲が全米ヒットチャートトップ3にランクイン。この記録は新人アーティストとしてはWhitney Houstonに次いで2人目の快挙として注目を集めました。
ラブバラードの帝王
Richard Marx - Now & Forever (Official Video)
89年にリリースされた『Right Here Waiting』は、美しいクラッシックギターとキーボードのシンプルなサウンドで、シンセサイザーやドラムの音色が主流だった音楽シーンで異色ともいえる楽曲でした。楽曲作成時に海外で映画の撮影に参加していたCynthiaへの思いを伝えたというラブソング。アメリカ、カナダなどで大ヒットし、未だ多くの人々に愛され、カバーされている楽曲です。
94年にリリースされた『Now and Forever』は、リチャードの妻となり、そして3人の息子たちの母となったCynthiaに捧げた歌です。結婚後、彼女に捧げる歌を作っていなかったことに気づいて書き上げたというこの曲は、世界5ケ国のチャートでトップ10にランクイン。未だラジオなどで耳にすることの多いリチャードの楽曲の一つです。
残念ながらリチャードとCynthiaは2014年に25年の結婚生活にピリオドを打ちました。リチャードはその翌年、 MTVでVJとして活躍していたDaisy Fuentesと再婚しています。
Richard Rocks!
Richard Marx - Don't Mean Nothing
リチャードの現在
#MusicMonday: Performing “Another One Down” on @LiveKellyRyan on March 5th. Feels like that was a few years ago now. pic.twitter.com/wMSYLMfJVz
— Richard Marx (@richardmarx) March 30, 2020
まとめ
年齢を重ねても全く衰えることのないリチャードの歌声は時を越えてもなお人々の心に染みわたります。