巨神ゴーグ(ジャイアント・ゴーグ)
主な登場人物
本作の主人公。13歳の中学一年生。身長156cm・体重43kg。オウストラル島の秘密を研究していた田神博士の一子。父の遺した手紙を頼りに単身ニューヨークのドクター・ウェイブを訪ねて行き、オウストラル島の秘密を巡る陰謀に巻き込まれる。ウェイブと共に父が追い求めた秘密を求めオウストラルに渡り、そこで謎の巨人“ゴーグ”と出会い島に隠された謎を解く冒険に導かれる。本人は純粋な日本人だが、異星人マノンの仲間と地球人類との間に誕生した血脈の末裔である。ゴーグと意思を通わすことができる他、マノンとも会話が可能である。
至って普通の中学生だが直感と動態視力に優れており、第1話でロッドに轢かれそうになった時は「ニンジャの子孫か」と驚嘆されている(監督の安彦がアニメ誌で語った内容ではあくまでも「火事場のバカ力的なもの」との事)。
本編の主人公。田中真弓ボイスの少年が主人公の冒険物語なんですから、それだけでも十分魅力的です。
本作のヒロイン。14歳。ドクター・ウェイブの妹。気丈でしっかりした性格でだらしない兄をいつも怒鳴っているややヒステリー気味の女の子。悠宇や兄と共にオウストラル島に向かう。我が儘な面があり悠宇を事あるごとに振り回す。そのために度々トラブルを巻き起こす、本作屈指のトラブルメーカー。作中では悠宇の他にマノンや異星文明に接触した唯一の人物。
一応ヒロインではあるのですが、恋愛要素はこの作品では限りなく薄いです。
オウストラル旧島育ちの少年で年齢は14歳。トメニクを兄貴と呼んで慕う。ホツ率いるゲリラに所属してGAILと戦っていたが、掟を破りウェイブ一行と共に新島に渡る。一時、悠宇と対立したこともある。銃器の扱いに長け、ビーグルクルーでは砲座や機関銃座を担当する。
悠宇達とはぐれた際に知らなかったとはいえレイディと合流して悠宇とドリスを拉致される大失態を犯しているなど、トラブルメーカーぶりはドリスといい勝負。
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ドリスの兄で考古学者。悠宇の父である田神博士の教え子でもある。年齢に関しては公式サイトでは30歳となっているが、作中に出てくる調査史料では32歳と表示されている。田神博士曰く「オウストラル島に取り憑かれた男」として島の謎を解く事に異常とも言える情熱を燃やすがその為にGAILに命を狙われる。性格は文弱の徒らしく臆病そのものでピンチの時には更に頼りなくなる。また生活面もだらしなく初対面の悠宇の前に全裸で現れるなど無頓着な面もある、学者としての能力は確かでゴーグの進路から島の構造を解き明かして目的地である「遺跡」の位置を探り当てた。
Dr.ウェイブの友人で小型船の船長を努める巨漢。本名は不明。ウェイブの頼みで一行をオウストラル島に導く。飄々とした性格で掴みどころがなく胡散臭い印象を与えるが頼りがいのある性格で銃器の扱いに長け腕っ節も強くGAILとの戦闘では確かな判断力で一行の危機を何度も救う。裏社会にも顔が知られておりレィディとも旧知の仲であるが「ハイエナ野郎」と蔑まれている。その正体はCIAのスパイ。
世界最大の多国籍複合企業“GAIL”の創設者、ロイ・バルボアの孫で3代目社長の座を約束された男。年齢23歳。祖父よりオウストラル島支社長の任を命じられ島に渡り、その行動力を生かして島の秘密を暴こうとする。元恋人のレイディを体を張って助けたり、各国のミサイル攻撃を阻止しようとギリギリまで交渉を続ける。レイディと付き合っていた当時は女好きのプレイボーイとして有名だった。
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クーガーコネクションのボスで妖艶な金髪美女。残忍で狡猾、奸智に長けており、目的のためならどんな非道な手段も平気で行う。悠宇を狙って幾度と無く悠宇達一行を襲う。ロッドとはかつて恋人同士だった。
第14話で船長の反撃に遭い、雑用として主に料理担当にこき使われる。
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遺跡地下に眠る異星人たちのリーダー。地球人の進化を待つためにオウストラル島の遺跡内で3万年も眠っていた。ゼノンの兄でもある。
永き眠りから覚め、ゴーグに導かれた悠宇と邂逅するが、GAILの暴挙を目の当たりにして地球人の抹殺を決意。
火山の爆発により同胞を失い、悠宇が自分達の血を引く者であることに気づき、核攻撃から悠宇達を守る。最後はオウストラル島が地球人の目に触れぬために自らの意志で海底へ沈めた。
原作、監督、レイアウト、キャラクターデザイン、メイン・メカデザイン、作画監督はガンダムでもお馴染みの安彦良和。
戦闘車両や戦闘機のデザインは、その殆どを永野護が手がけた。