70年代のロッド・スチュワートの心に残る名曲、名唱の数々
2016年6月30日 更新

70年代のロッド・スチュワートの心に残る名曲、名唱の数々

ジェフ・ベック・グループ、フェイセズ、そしてソロと60年代から稀代のボーカリストとして今なお活躍しているロッド・スチュワート。全キャリアを通して最も勢いがあった70年代のロッド・スチュワートを探ってみます。

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ロッド・スチュワート

Rod Stewart

Rod Stewart

60年代のロッド・スチュワート。
さすがに若々しくキレイですね。
Rod Stewart

Rod Stewart

70年代のロッド・スチュワート。
髪型にも勢いがありますね。まさに黄金時代!
ロッド・スチュワートは70年代にバンド「フェイセズ」と並行し、ソロで9枚のスタジオ・アルバムを発表しています。
今尚アルバムを大ヒットさせているロッド・スチュワートではありますが、振り返るとこの70年代は栄光の幕開けであり、最も勢いがあった充実の10年間といえます。
Rod Stewart

Rod Stewart

最近はこんな感じですね。
今尚元気現役。すばらしいです。

エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー

Every Picture Tells A Story

Every Picture Tells A Story

1971年リリース
全米アルバムチャート:第1位
全英アルバムチャート:第1位
ソロでのデビュー・アルバム「ハンドバッグと外出着」は全英チャートで139位どまり、セカンド・アルバムの「ガソリン・アレイ」も当時は大きなヒットにはなりませんでした。

が、3枚目の「エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー」が大ヒット!
しかも、史上5度目の英米チャート同時1位という快挙を成し遂げています。

Rod Stewart - Maggie May (Original Video 1971 Totp)

Rod Stewart - Maggie May (Original Video 1971 Totp)
シングル・カットされた「マギー・メイ」も、英米両国のシングル・チャートで1位を獲得しています。

【収録曲】
1.エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー - "Every Picture Tells a Story" (Rod Stewart, Ronnie Wood)
2.シームス・ライク・ア・ロング・タイム - "Seems Like a Long Time" (Theodore Anderson)
3.ザッツ・オール・ライト - "That's All Right" (Arthur Crudup)
4.アメイジング・グレイス - "Amazing Grace" (Traditional)
5.トゥモロウ・イズ・サッチ・ア・ロング・タイム - "Tomorrow is Such a Long Time" (Bob Dylan)
6.リンク・ミュージック〜ヘンリーズ・チューン - "Link Music - Henry's Tune"
7.マギー・メイ - "Maggie May" (R. Stewart, Martin Quittenton)
8.マンドリン・ウィンド - "Mandolin Wind" (Rod Stewart)
9.アイム・ルージング・ユー - "(I Know) I'm Losing You" (Norman Whitfield, Eddie Holland, Cornelius Grant) 10.リーズン・トゥ・ビリーヴ - "Reason to Believe" (Tim Hardin)
71年発表の3rd。7.の英米1位の大ヒットもあってか、アルバムの方でも英米1位を記録したロッドの出世作。また今回はプロデュースも自分一人で手掛けており、本作以降『アトランティック・クロッシング』まで、自身で手掛けることとなる。フェイセスからはロン・ウッド(g) とイアン・マクレガン(k) が参加しており、JBGの同僚、ミック・ウォーラー(dr) やダニー・トンプソン(b) らお馴染みのメンバーがいる中、マギー・ベル(vo) といった珍しい人も参加している。
1.のアコギをベースにしたロック・ナンバーは非常に新鮮。かなりラフな演奏でストーンズあたりのノリに近いが、ストーンズが好きならたまらない曲だろう。2.はピアノをベースにした土臭いバラード。後の彼にはない派手さを押さえた味わい深い曲である。3.は渋いスライドが登場するご機嫌なロック・ナンバー。4.はアコギのスライドをバックに歌われる珍しいアレンジ。5.はペダル・スティール・フィドルを導入した牧歌的な曲。2声のハモリが美しい。
マーキュリー時代の作品はどれも味わい深いものばかりだが、本作は非常にまとまりも良く、楽曲も粒ぞろい。そしてスライド・ギターがかなりフューチャーされているので、そちらのサウンドが好きな人は押さえておくべきだと思う。

ネヴァー・ア・ダル・モーメント

Never a Dull Moment

Never a Dull Moment

1972年リリース
全米アルバムチャート:第2位
全英アルバムチャート:第1位
本作からは、「ユー・ウェア・イット・ウェル」、「エンジェル」、「トゥイスティン・ザ・ナイト・アウェイ」の3曲ががシングル・カットされヒットを記録しました。

【収録曲】
1.トゥルー・ブルー - "True Blue" (Rod Stewart, Ronnie Wood)
2.ロスト・パラガヨス - "Lost Paraguayos" (R. Stewart, R. Wood)
3.ママ・ユー・ビーン・オン・マイ・マインド - "Mama You Been on My Mind" (Bob Dylan)
4.イタリアン・ガールズ - "Italian Girls" (R. Stewart, R. Wood)
5.エンジェル - "Angel" (Jimi Hendrix)
6.間奏 - "Interludings" (A. Wood)
7.ユー・ウェア・イット・ウェル - "You Wear It Well" (R. Stewart, Martin Quittenton)
8.アイド・ラザー・ゴー・ブラインド - "I'd Rather Go Blind" (Billy Foster, Ellington Jordon)
9.トゥイスティン・ザ・ナイト・アウェイ - "Twisting the Night Away" (Sam Cooke)

Rod Stewart Feat. Faces - You Wear It Well - TOTP2 1972 - YouTube

First Generation VHS-Rip.

スマイラー

Smiler

Smiler

1974年リリース
全米アルバムチャート:第13位
全英アルバムチャート:第1位
ポール・マッカートニー、エルトン・ジョンが楽曲を提供しています。
そして相変わらずボブ・ディランのカバーが入っていますね。

【収録曲】
1.スウィート・リトル・ロックン・ローラー - "Sweet Little Rock 'N' Roller" (Chuck Berry)
2.ロッキンヴァー - "Lochinvar" (Pete Sears)
3.君に別離(わかれ)を - "Farewell" (Martin Quittenton, Rod Stewart)
4.セイラー - "Sailor" (Rod Stewart, Ronnie Wood)
5.悲しき叫び/ユー・センド・ミー - "Bring It on Home to Me / You Send Me" (Sam Cooke)
6.レット・ミー・ビー・ユア・カー - "Let Me Be Your Car" (Elton John, Bernie Taupin)
7.ナチュラル・マン - "(You Make Me Feel Like) A Natural Man" (Gerry Goffin, Carole King, Jerry Wexler)
8.ディキシー・トゥート - "Dixie Toot" (R. Stewart, R. Wood)
9.ハード・ロード - "Hard Road" (Harry Vanda, George Young)
10.アイヴ・グロウン・アカスタムド・トゥ・ハー・フェイス - "I've Grown Accustomed to Her Face" (Alan Jay Lerner, Frederick Loewe)
11.北国の少女 - "Girl from the North Country" (Bob Dylan)
12.マイン・フォー・ミー - "Mine for Me"

Rod Stewart - Farewell (Original Video 1974)

Here's a bit from the official videoclip of the song "Farewell" from 1974 I hope you enjoy :) Comment, Like & Share !!! Thanks !!!
74年発表の5作目。フェイセス在籍時に発表した最期のソロ・アルバムであり、マネージメントの問題からマーキュリーでの最期の作品にもなった。非常に豪華なメンバーが参加しており、ロニー・レインを除くフェイセスのメンバーの他、お馴染みのマーティン・クイッテントン(g)、ピート・セアーズ(p)ら他、6.は作者であるエルトン・ジョンがピアノで参加しており、ポール・マッカートニーもコーラスで参加しているらしい。その6.と4.にはメンティス・ホーンズも参加。8.にはクリス・バーバーズ・ジャズ・バンドが参加している。チャック・ベリーの1.やサム・クックのメドレーの5.キャロル・キングの7.ボブ・ディランの11.ポール・マッカートニーの12.など他人の曲が多く、オリジナルは3.と4.8.の3曲のみだが、そんなことは全く気にならないほど楽しめる作品だ。カヴァーでは11.が白眉の出来で、曇った英国の雰囲気が伝わってくるかのような名演だと思う。1.はフェイセスそのまま。ピート・セアーズ作の2.は絶品のバラード。
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