70年・80年代の懐かしいテレビ番組:テレビ史上初の公開オーディション番組『スター誕生!』と「どんどん量って!どんどん持ってけ!目方でドーン!」 のまとめ
2015年9月16日 更新

70年・80年代の懐かしいテレビ番組:テレビ史上初の公開オーディション番組『スター誕生!』と「どんどん量って!どんどん持ってけ!目方でドーン!」 のまとめ

テレビ史上初の公開オーディション番組「スター誕生!」視聴者参加型の「目方でドーン!」など国民が参加する番組が人気がありました。スター誕生!の司会者、萩本さんの「お願い、勝たせてあげてよ!」「バンザーイ、なしよ!」も懐かしい台詞です。

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テレビ史上初の公開オーディション番組 「スター誕生!」 1971年10月3日 - 1983年9月25日の12年間

時代を変えたテレビ史上初の公開オーディション番組の「ス...

時代を変えたテレビ史上初の公開オーディション番組の「スター誕生!(スタ誕)」

『スター誕生!』(スターたんじょう!)は、1971年10月3日 - 1983年9月25日の12年間に亘って放送された、日本テレビの視聴者参加型歌手オーディション番組。619回放送。略称は『スタ誕』(スタたん)。

放送日時は、日曜11:00 - 11:55。1982年4月4日以降は、放送時間が『NNN昼のニュース』の時間繰り上げに伴い11:00 - 11:45に短縮された。また、一部地域では放送日時が異なっていた。

最終回の風景 その2 [1983年] - YouTube

スター誕生!の最終回。スタ誕出身のアイドル達の過去の懐かしい回想シーンが充実しています。1983年9月25日。

出演者は
森昌子、桜田淳子、宮本けんじ、伊藤咲子、黒木真由美、岩崎宏美、
新沼謙治、増田恵子、清水由貴子、岩城徳栄、渋谷哲平、石野真子、
川崎公明、井上望、柏原芳恵、杉田愛子、水谷大輔、中野美紀、
小泉今日子、中森明菜、ルー・フィン・チャウ、堤久美子、宮原巻由子、
松尾久美子、松本明子、吹田明日香、河上幸恵、太田貴子、
愛田悦子。
「スタ誕」の放映開始は1971年。番組発案者は作詞家の阿久悠である。素人の中に埋もれた才能を発掘し、番組がそれをバックアップするといったコンセプトは、それまで大手芸能プロダクションのスカウト活動によって牛耳られていた芸能界への回路が、いわば世間に広く“開放”されたという意味において画期的なものだった。
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山口百恵、小泉今日子や中森明菜といった総勢88組の新人を発掘しデビューさせたスター誕生の影響力は絶大で、芸能地図を塗り替えたとさえ言われた

山口百恵、森昌子、桜田淳子の中三トリオも「スター誕生!...

山口百恵、森昌子、桜田淳子の中三トリオも「スター誕生!」から生まれた

森昌子、桜田淳子、山口百恵からなる"中三トリオ"、社会現象となったピンク・レディー、さらに"花の82年組"小泉今日子、中森明菜、そしてバラドルの先駆け、松本明子ら、総勢88組の新人を発掘し、デビューさせた同番組の衝撃度は絶大。それこそ"芸能地図を塗り替えた"とさえ言われるほどです。また、視聴者が予選~決戦大会を経てレコード・デビューを果たし、スターへの道を歩み続けるという、デビュー前からの過程をリアルタイムで共有できる番組だったこともあって、視聴者が応援する「スタ誕」出身のアイドルのデビュー・シングルへの期待や思いも格別なものがありました。
絶大な人気を誇る小泉今日子も「スター誕生!」から生まれた

絶大な人気を誇る小泉今日子も「スター誕生!」から生まれた

番組参加の応募から決勝までの流れ 「番組応募」>「予選会」>「テレビ予選」>「決勝大会」

1)番組への応募者数は放送12年間で約200万人にも及ぶ。応募者が多すぎて、予選会に参加するのに1年待ちが当たり前!

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当時、CBSソニーのプロデューサーだった酒井政利は、「スタ誕がアイドル黄金期をつくりあげた」と述懐する。

「もしかしたら自分もアイドルになれるかもしれないというシンデレラ幻想が世間に生まれた。同時に、レコードの購買層も、より下の世代へ広がるという効果もあった」
番組への応募者総数は放映期間12年間で約200万人にも及ぶ。
明菜のもとに日テレからスタ誕予選会の案内が届いたのは、応募はがきを投函してから約1年が経過した頃だった。当時は応募者数があまりにも多く、順番が回ってくるまで、それほどの時間を要するのは当たり前だった。

2)番組に出演するためには、予選会の突破が必要!予選会の審査はわずか5秒程度!歌唱力に加えて、瞬時に顔やスタイルがチェックされた

山口百恵さん

山口百恵さん

出場希望の葉書が殺到したため、毎週約500-1000人に絞り、百貨店・そごうの有楽町店が入っていた読売会館の7階のよみうりホールで予選会を開いていた。このため、日曜日のそごうの階段は、応募者の長蛇の列であふれ返っていた。なお、よみうりホールが他興行やメンテナンスで使用できない場合は、日本テレビ四番町ビルで、地方で公開収録を実施する場合は、放送している系列局から告知を出していた。
応募者は、番組ディレクターなどによる審査員の前で、ひとりひとり歌唱の審査を受ける。この審査に合格した者だけが番組に出演することになるのだが、毎回、合格者は10人前後。相当な難関だった。
予選会でピアノ伴奏を担当していたのが、後に明菜のボイストレーナーを務めることになる大本恭敬だった。

「審査は流れ作業のようだった」と大本は言う。

「アコーディオンの横森良造さんと一緒に伴奏を担当したんです。毎回、あまりにも多くの参加者があるので、一人当たり約5秒程度で審査を終えることがほとんどでした。歌の出だしで躓いて、1秒も経たずに審査終了を告げるブザーを鳴らされる人も少なくなかった。歌唱力だけでなく、瞬時に顔やスタイルなどもチェックされていましたね」
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