買い物をテーマにしたゲーム番組で、毎回一般の夫婦3組が参加。条件をクリアすれば女性参加者の体重分の賞品を獲得できた。
目方でドーン!の概要
●基本的に男女ペアで参加し、条件をクリアすれば女性参加者の体重分の賞品を獲得できるという視聴者参加型のゲームショーである。
●会場のスタジオ内には家電や貴金属品という高額品から、食品・生活雑貨等の小物に至るまで幅広いジャンルの品物が、現物で所狭しと並べられる。
●女性参加者はスタジオに作られた大きな天秤ばかりの片方(画面上では向かって左側)に設置された椅子に座らされ、その頭上に自身の体重が電光掲示される。
●男性参加者は3分間という制限時間内でスタジオ内を駆け巡り、品物群の中から欲しい品を選択していく。
●選ばれた品物は番組アシスタントの手により、天秤ばかりのもう片方に載せられる。時間内であれば選択した品を取りやめたりチェンジする事も可能。
●制限時間終了後、選択した品物の合計重量が女性参加者の体重を基準とした番組規定の誤差範囲内に収まれば、賞品として全て獲得できる。
●結果発表では選択した品物の合計金額と合計重量が発表され、合格だと天秤ばかりがつり合い、失格だと規定値を+-した結果により左右どちらかに傾くという演出がなされた。
番組タイトルの変遷と司会者
目方でドーン!! (1975年4月 - 1982年3月、司会:レツゴー三匹)
エンディングテーマはフランク・プゥルセル作曲「ひとつぶの涙」
新婚さん!目方でドン(1982年4月 - 1983年6月、司会:明石家さんま・今いくよ・くるよ)
ペアで挑戦!目方でドン(1983年7月 - 1984年9月、司会:オール阪神・巨人・斉藤ゆう子、後期では阪神・巨人に変わって三笑亭夢之助)
口上・おまじない
「どんどん量って!どんどん持ってけ!目方でドーン!」
オープニング口上。『新婚さん』では廃止されたが、『ペアで挑戦』で復活した。
「不思議な国のアリス様、どうぞ願いを叶えてね。」
『目方でドーン!』時代、じゅんが唱えたおまじない。胸に腕をクロスして言う。
「泣いて帰るか笑って帰るか、目方でドーン!」
上記のおまじないの後、じゅんが叫ぶ言葉。
「重い子」「軽い子」「普通の子」「新婚さん!」「目方で…」
『新婚さん』時代、1回目のCM前の口上。順番は、くるよ→いくよ→さんま→いくよ→さんまの順番で言い、最後にくるよが自分のギャグである腹叩きをして、週変わりのセリフを言う(例えば「ドンドコドンドン、ドンドンドン!」)。「重い子」「軽い子」「普通の子」というフレーズは、当時放送されていた『欽ドン!良い子悪い子普通の子』(フジテレビ)のパロディ。
「ドーン!と揃えて、リッチな新婚生活!」
『新婚さん』時代、くるよが腹を叩いて叫ぶ、買い物コーナーのオープニング口上。
「♪モスラ〜ヤ、モスラ〜」
『新婚さん』時代、くるよが唱えたおまじない。座って、両腕を上下に振りながら歌う。元ネタは、映画『モスラ』(1961年東宝)の劇中歌「モスラの歌」。
「クワッ!クワッ!」「見〜た〜な〜」
双方ともに、『新婚さん』時代にさんまが唱えたおまじない。元ネタは、フジテレビ『オレたちひょうきん族』でさんまが扮したブラックデビル(前者)とアミダばばあ(後者)のセリフ。おまじないとは全然関係ないセリフだった。
目方でドーン!のルール
会場のスタジオ内には家電や貴金属品という高額品から、食品・生活雑貨等の小物に至るまで幅広いジャンルの品物が現物で所狭しと並べられていた。さらに調整用として、石鹸(1個 0.1kg)と焼海苔(1缶 0.5kg)もあった。
順番決め
参加者は、目の前に有る箱(3品とも重さは同じだが、中身は違う)の重さを予想する。そして、内輪で一番近いチームより1番目・2番目・3番目となる。結果が出た後、箱の中身を公開。この中身はゲームの成功・否にかかわらず持ち帰られる。
買い物
参加者は3分間という制限時間内でスタジオ内を駆け巡り、品物群の中から欲しい品を選択していく。選ばれた品物は番組アシスタントの手により、天秤ばかりのもう片方に載せられる。
制限時間終了後、選択した品物の合計重量が女性参加者の体重を基準とした番組規定の誤差範囲内(-3kg。スタート当初は±2kg)に収まれば、賞品として全て獲得できる。もし、品物の合計重量と女性参加者の体重が一致したら「ピタリ賞」となり、選択した商品の他に、獲得商品の合計額と同額の商品券(スタート当初は海外旅行)も獲得できた。
また、品物の中には「ラッキー賞」が入っており、運良くこれを入手したら、成功・否にかかわらずその商品を持ち帰ることができた。
結果発表では、女性が天秤ばかりの片方(画面上では向かって左。ただし、スタート当初は右)に設置された椅子に座り、司会者の「目方でドーン!」の叫びと同時に支えが外れ、合格だと天秤ばかりが釣りあい、失格だと規定値を+-した結果により左右どちらかに傾くという演出があった。