「ゼーガーとエバンズ」ってご存知ですか?
皆さんは「ゼーガーとエバンズ」という2人組をご存知でしょうか?60年代を中心に活動したフォークグループで、いわゆる「一発屋」と言われるグループのひとつです。しかし、彼らの「一発屋度合い」は他のミュージシャンの比ではありません!この記事では、一発屋の中でもとりわけ特異な存在である彼らを特集してみたいと思います。
「西暦2525年」という特大ヒットを飛ばす!!
ゼーガーとエバンズの二人は1962年に大学で知り合い、その後二人で音楽活動を続けてきました。そして1968年に「In The Year 2525(邦題:西暦2525年)」という曲をひっそりと発売します。
発売当時は全くと言っていいほど注目されていなかったのですが、テキサス州のラジオ局で同曲を流したところ瞬く間に話題となり、メジャーレーベルであるRCAレコードから声がかかります。そして、翌1969年にRCAから「西暦2525年」は再発売されました。
ビルボードで6週連続1位を獲得!!
RCAから再発された「西暦2525年」は瞬く間にチャートを急上昇、ビルボードのチャートで1969年7月12日から6週にわたって1位を独占し続けました。加えて、イギリスの全英シングルチャートでも3週連続1位を記録。文字通り世界的なヒットとなり、「ゼーガーとエバンズ」は世界的グループのひとつとして一躍脚光を浴びたのです。しかし・・・
via en.wikipedia.org
実際に楽曲を聴いてみましょう!!
Zager & Evans - In the Year 2525
via www.youtube.com
以降、トップ100にすらランクインせず!!
「西暦2525年」が世界的なヒットを飛ばしたものの、その後の彼らはヒットに恵まれませんでした。そして無事「一発屋」としての称号を与えられることとなるのですが、彼らの場合、次のシングルから「トップ100にすらランクインしていない」のです。実はこれって珍しいことなんですよ。
「一発屋」の“2発目”はそれなりには売れます。
俗に一発屋と呼ばれる人たちの大ヒットした曲の「次のシングル」というのは、グループの知名度上昇もあって「一切売れない」という事態にはなりにくいです。例えばクリスタルキングは「大都会」が有名ですが、その次の「蜃気楼」も50万枚のヒットを記録しています。