2021年2月2日 更新
新作を発表したジャーマンヘヴィメタルの大御所【アクセプト】ダミ声ハイトーンボイスでヘッドバンキング必至
洋楽最盛期だった80年代。マドンナやマイケルジャクソンなど多くのアーチストが大ヒットし続ける中で、ハードロック/ヘヴィメタルの人気も沸き上がり、幾つものバンドが2021年を迎えた現在も大御所となって活動しています。ここでは、新作をリリースし益々前進し続ける「アクセプト」を紹介します。
ACCEPT(アクセプト)
1976年にドイツで結成されたヘヴィメタルバンド「アクセプト」は、同国で世界的に成功したスコーピオンズに続きジャーマンメタルの代表的なバンドとして地位を確立させています。メンバーチェンジや解散、再結成を経て、オリジナルメンバーであるギタリストのウルフ・ホフマンを中心に人気を保ち続けています。
通算16作目の新作をリリース
日本ではワーズレコードより2021年1月29日に発売される『TOO MEAN TO DIE』は、前作から4年ぶりのリリースとなります。
今作はメンバー交代とギター編成の大きな変更を受けての第一弾。新しいベーシストとしてマーティン・マートニックが加入、さらにギタリストのフィリップ・ショウズを新しく加えてトリプルギターの6人編成となって制作されました。
愛すべきダミ声のウド・ダークシュナイダーの脱退
元々は前ボーカルのウド・ダークシュナイダーが1976年にバンドを結成、ウルフ・ホフマン(G)、ヨルグ・フィッシャー(G)、ピーター・バルテス(B)、ステファン・カウフマン(Ds)の5人編成で1979年に1stアルバム『Accept』でデビューしました。
ウドの個性的な風貌とダミ声のハイトーンボイスと「スピードメタル」路線につながるギターがアクセプトを成功に導き、1985年リリースの『METAL HEART』は世界的な好セールスを遂げています。
1986年に『ロシアンルーレット』をリリース後、アクセプトの象徴とも言えたウドが脱退し、これを機に度重なるメンバーチェンジが行われました。プロデューサーによってアメリカンロック路線に向かうも成功には至らず、メンバーの健康問題もありバンドは1989年に解散を決意します。
ファンにとってはウドの声と風貌がどれだけ愛すべき大きなものであったかということが明らかになりました。
3度の解散と再結成を経て現在へ
ウドは自身のバンド「U.D.O.」を結成していましたが、1992年にオリジナルメンバーの再結成が浮上、翌年にはウドもU.D.O.と並行して参加を表明しました。この時にリリースされた『オブジェクション・オーヴァールールド』は欧米で好セールスを記録しています。
その後ウドの再脱退や度々のメンバーチェンジを繰り返しながら3枚のアルバムをリリースするも、結果的に3度解散しています。
後に唯一のオリジナルメンバーであるウルフ・ホフマンを中心として、2009年に再結成が実現されました。
止まらないメンバーチェンジ
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