2021年9月10日 更新
5月に急逝した「ベルセルク」三浦建太郎の初期作『王狼』のリバイバル連載が決定!展覧会「大ベルセルク展」も開催!!
白泉社が発行する隔月刊の青年漫画雑誌「ヤングアニマルZERO」の最新号(10月1日号、9月13日発売)にて、漫画家・三浦建太郎による幻の初期作『王狼(原作:武論尊)』がリバイバル連載されます。
三浦建太郎の初期作「王狼」、ヤングアニマルZEROでリバイバル連載がスタート!!
白泉社が発行する隔月刊の青年漫画雑誌「ヤングアニマルZERO」の最新号(10月1日号、9月13日発売)にて、今年5月に死去した「ベルセルク」を代表作に持つ漫画家・三浦建太郎による幻の初期作『王狼(原作:武論尊)』が、リバイバル連載されることが明らかとなりました。初回の掲載は、80ページの大ボリュームになるとのことです。
『王狼』とは?
『王狼』は、1989年に白泉社発行の漫画誌「月刊アニマルハウス」で発表された作:武論尊、画:三浦建太郎による作品で、時を超え世界をぶった切る弩級歴史アクション。シルクロードでの調査中に忽然と姿を消した歴史学者・伊波(いば)が、ジンギス・カンの君臨する13世紀のモンゴルで奴隷闘士として生き抜いていくストーリーでした。翌1990年には、続編となる「王狼伝」が発表されています。
編集部よりコメントが届いています!
『王狼』は、1989年からヤングアニマルの前身である「月刊アニマルハウス」にて連載された作品です。その後、続編である『王狼伝』が同誌にて発表され、1998年に白泉社文庫から二作を合本し『王狼伝』というタイトルで出版されました。
この度、三浦建太郎先生の逝去に際し、中々目に触れる機会のない先生の初期作を、読者の皆様に届けられたらという思いから、リバイバル連載の企画を進めました。
快く本企画にご承諾頂きました原作者の武論尊先生、並びにスタジオ我画の皆様に、御礼申し上げます。
そして、素晴らしい作品の数々を残された三浦先生の画業に、改めて最大の敬意と感謝を表します。
30年以上前に描かれ、まるで現在の異世界転生モノを先読みしたかのようなストーリー、そしてどこか『ベルセルク』の筆致を彷彿とさせる本作を、是非お楽しみください。
株式会社白泉社 ヤングアニマル編集部
池袋・サンシャインシティで「大ベルセルク展 〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」が開催!
このたびの『王狼』のリバイバル連載と合わせ、東京・池袋サンシャインシティにて、展覧会「大ベルセルク展 〜三浦建太郎 画業32年の軌跡〜」が開催されます。開催期間は9月10日から9月23日まで。また、大阪・ひらかたパーク イベントホールでの開催も決定。こちらは12月11日から2022年1月30日の開催を予定しています。
このたび開催される展覧会は、三浦建太郎が「ベルセルク」を連載していた当時の直筆原稿・カラー原画300点以上を一同に介して開催する、初の単独大規模作品展。会場では作中での時系列に合わせた原画展示を中心に、謙信・プライム1スタジオが制作してきた各種スタチュー、本イベント用に制作された各種ジオラマ等、貴重な展示物が公開される予定となっています。ファン必見の展示イベントとなること間違いなし!詳細は公式サイトで確認しておきましょう。
イベントの詳細は公式サイトで!
三浦建太郎 プロフィール
1966年、千葉県出身。日本大学藝術学部入学後に商業誌デビューを果たし、大学卒業後、本格的に漫画家としての活動を開始。1989年より白泉社「月刊アニマルハウス」にて漫画「ベルセルク」の連載をスタートさせ、同作はシリーズ累計4000万部の大ヒットに。また「王狼伝」「ギガントマキア」といった作品も執筆。2019年からは「ヤングアニマルZERO」にて「ドゥルアンキ」の原作・プロデュースを担当。2021年5月6日、急性大動脈解離のため死去。54歳没。
公式ツイッターにおける訃報の告知
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