「のんのんばあとオレ」
この作品は、ご存知「ゲゲゲの鬼太郎」など、妖怪漫画で私たちに妖怪のことを教えてくれました、水木しげる先生の子供時代を描いた自伝的漫画です。昭和一桁の時代、鳥取県境港で暮らす村木茂少年のもとに世話をしに来てくれていた、のんのんばあと呼ばれる、おばあさんがいました。のんのんばあは茂を「しげーさん」と呼び、妖怪や不思議な話を教えてくれます。水木しげる先生の妖怪の原点となった人です。
水木しげる先生
1922年生まれ、2015年に他界。
本名は武良茂(むらしげる)。戦争を経験し、苦労時代を乗り越え40代でブレイクした遅咲きの漫画家先生です。「ゲゲゲの鬼太郎」というタイトルは、幼少期「ゲゲ」と呼ばれていたことから。
本名は武良茂(むらしげる)。戦争を経験し、苦労時代を乗り越え40代でブレイクした遅咲きの漫画家先生です。「ゲゲゲの鬼太郎」というタイトルは、幼少期「ゲゲ」と呼ばれていたことから。
via arukunews.jp
作中での水木しげる先生(左)と、のんのんばあ(右)
漫画内では小学4年生の頃までのお話で、「ゲゲ」「しげーさん」と呼ばれています。3人兄弟の次男で、のんのんばあがしてくれる妖怪話が好きな少年です。食いしん坊で、勉強は苦手。絵を描くことが好きです。
via www.asahicom.jp
のんのんばあ
「のんのんばあ」とは、少年時代の水木しげる(本名・武良茂)の家にお手伝いに来ていた「景山ふさ」という老婆のこと。境港では神仏に仕える人を「のんのんさん」と呼び、ふさは拝み屋の妻だったため「のんのんばあ」と呼ばれた。のんのんばあはしげる少年にお化けや妖怪の世界を語って聞かせ、後年の妖怪漫画家・妖怪研究家への素地を作ったとも言える人物である。のんのんばあは1933年(昭和8年)に肺結核で死去した。
のんのんばあが教えてくれた妖怪たち
via naruseriri
1992年に発表。
単行本は全2巻、文庫版は全1巻。
画像は水木しげる記念館にある、のんのんばあと「しげーさん」のブロンズ像です。