[懐かしの銀幕スター]映画会社の看板女優を代表的人気作で振り返る 「大映:若尾文子」「東宝:司葉子」「松竹:岸恵子」「日活:吉永小百合」「東映:佐久間良子」
2015年11月10日 更新

[懐かしの銀幕スター]映画会社の看板女優を代表的人気作で振り返る 「大映:若尾文子」「東宝:司葉子」「松竹:岸恵子」「日活:吉永小百合」「東映:佐久間良子」

戦後の日本映画を代表するレジェンドである映画配給会社の看板女優たち。「大映:若尾文子」「東宝:司葉子」「松竹:岸恵子」「日活:吉永小百合」「東映:佐久間良子」の5人が今まで歩んできた軌跡を代表作を通じて振り返ります。1950年代、60年代中心に28作品を紹介。

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若尾文子 大映の看板女優

若尾 文子(わかお あやこ)

若尾 文子(わかお あやこ)

若尾 文子(わかお あやこ、本名:黒川 文子、1933年11月8日 - )は、日本の女優。亡夫は建築家の黒川紀章。東京府東京市豊島区(現:東京都豊島区)に5人兄姉の末っ子に生れ育つ。第二次大戦中は父親の仕事の関係で仙台に疎開していた。宮城県第二女子高等学校中退。文子は1951年に大映の第5期ニューフェイスとして映画界入り。1960年代半ばに各映画賞を総なめにするなど、戦後日本映画を代表する女優となる。
(出典:Wikipedia)
MAX FACTORギル・カニエによるメイクアップ|婦...

MAX FACTORギル・カニエによるメイクアップ|婦人画報より

しとやかな獣(けもの) 1962年

しとやかな獣(けもの) 1962年

ひと皮むけば男も女もこんなもの。私は、そこを上手く利用したまでよ!

芸能プロ会計係の幸枝は、美しい肉体をエサに男たちから金を巻き上げるしたたかな女。
彼女に接した男たちはみな彼女に翻弄されていく。

川島雄三監督が、団地の一室を舞台にドライでエゴイスティックな人間群像を描いた異色作。エロティックな謎の美女役を若尾文子が怪演。
(引用:キネマ旬報社)
卍(まんじ) 1964年

卍(まんじ) 1964年

谷崎潤一郎の原作を得て、当時タブー視されていた女性同士の愛を瑞々しく描いた傑作!弁護士の妻・柿内園子は美術学校で出会った若き令嬢・徳光光子に恋心を描いていた。学校内で同性愛の疑いを掛けられた二人は、それがきっかけで仲良くなるが…。
(引用:Oricon)
http://i2.gensun.org/8e6/612/720/c2atwikiasialivia220131029882e4049c9c0ae474698jpg.jpg (688557)

獣の戯れ 1964年

獣の戯れ 1964年

獣になりたくない! あの人を殺さずには結ばれない!
異常な愛と理性の極限!
三島文学に若尾文子が挑む野心作!

陶器店を営む草門逸平の妻・優子は、夫が浮気ばかりしているにもかかわらず、ひとことも文句を言わない貞淑な妻であった。
店でアルバイトをしていた梅宮幸二は、逸平の乱行をみかね、浮気現場に優子を連れて行った。
さらに、幸二はその場で逸平に大ケガを負わせてしまう。
服役を終えて出所した幸二を優子は伊豆の別荘にむかえ、三人の奇妙な同棲生活が始まる。
(引用:キネマ旬報社)
獣の戯れ(大映)1964年

獣の戯れ(大映)1964年

波影(1965年)雛千代役:若尾文子

波影(1965年)雛千代役:若尾文子

毎年夏が訪れると世津子は泊集落の雛千代の墓を訪れる。今年もまた、世津子は墓の前で、雛千代の思い出にふけった。--世津子の家は「柾木家」の屋号で娼家を営んでいた。父吉太郎が小肥りで、色白な倉本かね子を連れて来たのは法事で泊に帰った時であった。この女が雛千代であった。廓という特殊な世界に、生来の明るさを失わず、自ら身を沈めて柾木家につくす様子は、吉太郎、女将まさに当然のように可変いがられた。そして、中でも一番雛千代に惹かれていたのは世津子だった。八歳の夏、雛千代に連れられ泊の里を訪れた世津子は、この集落に、集落から出ていった者は必ず帰って来るという“まいまいこんこ”の風習があることを教えられた。閑静な寂しい集落のこの話は、世津子の脳裏に強く残った。昭和十六年、吉太郎の亡くなった柾木家に、世津子の兄忠吉が除隊され帰って来た。陰気で人を寄せつけない忠吉に、雛千代は何かと勤め、世話を惜しまなかった。昭和二十一年公娼廃止により柾木家も転業を迫られたが、遊女志願はあとを断たなかった。不節操な戦後派の女たちを、快よく迎えた雛千代と世津子だったが、女たちは、その好意を足げにして、柾木家を去っていった。そんな時、忠吉が母親まきと口論の末、「柾木家」に放火した。警察に捕われた忠吉を、雛千代は励まし続けた。この頃世津子は、京都女専卒業をひかえ、希望の教員の夢は断れた。誰よりもそれを夢みていた雛千代の失望は大きかった。やがて柾木家は復旧され、再開されたがその頃雛千代は病気で倒れた。BGになった世津子が枕元に訪れる間もなく、雛千代は息をひきとった。そして世津子に見守られて遺体は「まいまいこんこ」で葬られた。--今、墓の前で、世津子の耳に波音に交って、雛千代の声が聞こえてるようだった。...
(引用:キネマ旬報社)
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その夜は忘れない 1962年

その夜は忘れない 1962年

女として、死ぬよりつらい夜がふける……。

週刊ジャーナルの記者、加宮は原爆記念特集号取材のために広島出張した。
そこで、親友の行きつけのバーで美貌のマダム秋子に出会う。
憂いを含む彼女の顔に心惹かれていくが、彼女は、加宮の取材の話を聞くと急によそよそしい態度になっていった。
実は彼女も被爆者であり、その身体で女の幸せを望むことは許されない、と思っていたのだ。
しかしそんな彼女を加宮は受け入れ、秋子もまた初めて女の幸せを掴んだ喜びにひたることができたのだが・・・。
(引用:キネマ旬報社)
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清作の妻 1965年

清作の妻 1965年

やっとつかんだ女の幸せを戦場が奪い去ろうとする……
妻はふるえる手で夫の目を狙った!

舞台は、日露戦争時代の貧しい農村。
愛する夫・清作を戦争にやるまいと、妻・お兼は恐ろしい行動に出る……。
戦争という状況の中で、愛する夫のために戦う女の凄まじさと、その凄まじさの中にある美しさを描き出す。
(引用:キネマ旬報社)
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女の小箱より「夫が見た」 1964年

女の小箱より「夫が見た」 1964年

夫は何かを企んでいる! その秘密を握る黒の男に、わたしは燃えた!

会社乗っ取り屋と、それを防衛しようとする株式課長、その間に課長夫人のなやましく、狂おしい情事も絡んで、恐怖の事件が続出する。
黒岩重吾原作のスリルとサスペンスのミステリー篇「女の小箱」より映画化。
(引用:キネマ旬報社)
夫が見た 1964年

夫が見た 1964年

夫が見た 1964年

夫が見た 1964年

女経 第一話:耳を噛みたがる女 1960年

女経 第一話:耳を噛みたがる女 1960年

【第一話:耳を噛みたがる女】
紀美は銀座でも評判のすご腕ホステス。
彼女を必ず振り向かせると友人の春本と賭けをした正巳は紀美をデートに誘う。
遊びのつもりがいつしか……。
(引用:キネマ旬報社)

川口浩探検隊の「川口浩が洞窟に入る♪」の川口浩さんとの共演。
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