ハプニング続出の『第36回NHK紅白歌合戦』(1985年(昭和60年)12月31日)
・河合奈保子 《デビュー》冒頭で巻き添えに
・シブがき隊 《スシ食いねェ!》ダイナミックに転ぶ
・森昌子が「愛傷歌」号泣き
吉川晃司のギター炎上の過激パフォーマンス
【レア動画】吉川晃司-にくまれそうなNEW FACE(紅白歌合戦1985.12.31)
@retoro_mode 1985年の紅白歌合戦における吉川晃司の暴れっぷり。
— JITO (@jijijito) December 31, 2015
白組のトップバッターで白組にも関わらずシャンペン片手に真っ赤な衣装で登場。
最後はギターを炎上させ、次に歌うはずの河合奈保子が出るタイミングを失う。 pic.twitter.com/AaaF6m7CcO
白組のトップバッターで白組にも関わらずシャンペン片手に真っ赤な衣装で登場。
最後はギターを炎上させ、次に歌うはずの河合奈保子が出るタイミングを失う。
紅組から河合奈保子が登場し伴奏も始まったのだが、なぜか吉川とサポートメンバーはステージから離れようとしない。そして、持っているギターに火をつけて舞台にたたき付けて破壊したのである。
その模様は当然生放送されたのだが、当然NHK側には許可を得ていない演出だった。カメラは河合に向けられたままで、吉川がギターに火をつけた事実は視聴者にはほとんど伝わらなかったほか、破壊したシーンは全く放送されず。
一応、ギターから何かが出ている瞬間はカメラに収められていたが、この「放火事件」が話題になったのは年が明けてからだったという。
河合奈保子は、悪影響を受けて出るタイミングを失う。
【レア動画】1985年の紅白歌合戦 河合奈保子 - デビュー / 冒頭で吉川晃司がギターに火をつけて舞台にたたき付けて破壊
そして、なんと持っているギターに火をつけて舞台にたたき付けて破壊したのである。
この影響で、次に歌うはずの河合奈保子が出るタイミングを失う。
シャンパンの水しぶきが残っており、「シブがき隊」の「フッくん」が滑って2回転ぶ(後に意図的な演出だったと語っているが…)。
【レア動画】1985年の紅白歌合戦 シブがき隊 《スシ食いねェ!》 / シブがき隊のフッくんが滑って2回転ぶ。
シブがき隊のフッくんが滑って2回転ぶ。1分47秒と1分56秒の2回。
吉川が歌唱を終えたステージ上にはシャンパンの水しぶきが残っており、シブがき隊の「スシ食いねェ!」歌唱中、布川敏和が足を滑らせて2回も転倒した。
この転倒については吉川のせいではなく、事前に予定していたパフォーマンスであったと布川は話している。
森昌子が号泣きして、1番目の歌詞が歌えなくなる事態になった。
【レア動画】森昌子 愛傷歌3 引退前紅白 / 号泣きして、1番目の歌詞が歌えなくなる
森進一との結婚・歌手業の引退が噂され、密かに「紅白は今回が最後」と決意していた。
昌子が「愛傷歌」で紅組トリを務めた(白組トリおよび大トリは進一の「女もよう」)。同一回で組司会とトリを兼任したケースは第21回(1970年)のひばり以来2人目だが、ひばりは組司会・大トリであり、組司会・トリのパターンは今回の昌子が初めてである。
その紅組トリでは、紅組の歌手リーダーで紅組司会4回担当の経験がある水前寺の曲紹介に送られ、曲中では鈴木や水前寺などに励まされたが、大粒の涙が流れて止まらず、途中1番目の歌詞が歌えなくなる事態になった。
当時昌子と同じホリプロ所属の石川さゆりらが助けて歌う程であったが、その後昌子は2番目の歌詞はなんとか歌い終えた。最後には、当時まだ婚約前の進一に抱き抱えられて話題をさらった。
1983年の紅白歌合戦 「世紀のビッグカップル登場事件」/ 郷ひろみと松田聖子がふたり揃ってステージ上に登場。
1983年の紅白歌合戦 「世紀のビッグカップル登場事件」
3分1秒前後、郷ひろみと松田聖子がふたり揃ってステージ上に登場。
当時、“世紀のビッグカップル”といわれていた郷ひろみ(61才)と松田聖子(54才)がふたり揃ってステージ上に登場。踊りながら階段をゆっくり下りてくると、なんと笑顔で手をつないでダンス! その衝撃は元日のスポーツ紙などで大きく報じられた。
1986年(第37回)の紅白歌合戦 白組司会を務めた加山雄三が、少年隊の「仮面舞踏会」を「仮面ライダー」と言い間違える
1986年(第37回)の紅白歌合戦 少年隊の「仮面舞踏会」 / 白組司会を務めた加山雄三が言い間違える
1986年(第37回)、白組司会の加山雄三がトップバッターの少年隊を紹介する際、『仮面舞踏会』を「おい! 張り切って行こうぜ! 紅白初出場、少年隊の『仮面ライダー』です!」とノリノリで間違えた。
「実は加山さんはリハーサルのときから“『仮面舞踏会』か……。『仮面ライダー』と間違えそうだな”とつぶやいていたそうです。しかも、本人は間違ったことすら気が付いていなくて、スタッフに指摘されても“あぁ、そうか”と悠然としていた」(NHK関係者)