全ての悪夢の始まり
異形の者、ジョン・メリックの物語
※映画の演出上、過剰な描写があります。
「エレファント・マン」のあらすじ
The Elephant Man Movie Trailer - YouTube 予告 ※英語
via www.youtube.com
19世紀のロンドン。生まれつき奇形で醜悪な外見により「エレファント・マン」として見世物小屋に立たされていた青年、ジョン・メリック(ジョン・ハート)。肥大した頭蓋骨は額から突き出、体の至るところに腫瘍があり、歪んだ唇からは明瞭な発音はされず、歩行も杖が無ければ困難という悲惨な状態だった。
ある日彼を見世物小屋で見かけた外科医、フレデリック・トリーブス(アンソニー・ホプキンス)は興味を覚え、研究したいという理由で持ち主のバイツ(フレディ・ジョーンズ)から引き取り、病院の屋根裏部屋で彼の様子を見ることに。
はじめは白痴だと思われていたジョンだったが、やがてトリーブスはジョンが聖書を熱心に読み、芸術を愛する美しい心の持ち主だということに気付く。当初は他人に対し怯えたような素振りを見せるジョンだったが、トリーブスや舞台女優のケンドール婦人(アン・バンクロフト)と接するうちに心を開いていく。
作品データ
監督 デヴィッド・リンチ
脚本 デヴィッド・リンチ、クリストファー・デヴォア、エリック・バーグレン
出演 ジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス等
公開 1981年(昭和56年) ※アメリカは1980年
配給 パラマウント映画、東宝東和
時間 124分
脚本 デヴィッド・リンチ、クリストファー・デヴォア、エリック・バーグレン
出演 ジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス等
公開 1981年(昭和56年) ※アメリカは1980年
配給 パラマウント映画、東宝東和
時間 124分
アカデミー賞8部門ノミネート
アカデミー賞8部門ノミネートなどから、日本ではヒューマンな映画として宣伝されたが、一部の評論家は悪趣味な内容を文芸映画風に糊塗しているだけだと嫌悪感を表明。なかでも森卓也は、その後リンチ監督の前作「イレイザー・ヘッド」が公開された際に、結局ヒューマニズムより猟奇趣味の方がこの監督の本質だったと述べている。
人とのふれあい
Elephant Man Trailer - YouTube
via www.youtube.com
見世物小屋だけでなく、その全てが好奇の目で見られます
物語のモデルになった人物がいました
ジョゼフ・メリック
(Joseph Carey Merrick1862年8月5日 - 1890年4月11日)は、ヴィクトリア朝時代のイギリスで、今日では主にプロテウス症候群が原因と推測されている身体の極度な変形、膨張から「エレファント・マン」(The Elephant Man)として知られた人物。彼を最初に診察した医師フレデリック・トレヴェスがまとめた回想録を基に作家のバーナード・ポメランスが戯曲にした事から世に広まり映画化され、広く知られるに至った。