名匠 ミロス・フォアマン監督による映画化
60年代の精神病院を舞台に、体制の中で抗う男の姿を通して人間の尊厳と社会の不条理を問うK・キージーのベストセラーを、チェコから亡命してきたM・フォアマンが映画化した人間ドラマ。アカデミーでは作品・監督・脚色・主演男優(ニコルソン)、主演女優(フレッチャー)を受賞した秀作。
原作は1962年に発表
原書は ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST, by Ken Kesey, 1962。日本では1970年代に岩本巌訳で出版、その後1996年に同訳者により改訳・再販となる。私が読んだのは1996年6月22日の改訳版、第一刷。
ハードカバー縦一段組みで本文約498頁。9ポイント45字×18行×498頁=約403,380字、400字詰め原稿用紙で約1,009枚。そこらの長編小説二冊分の大容量。やや時代を感じさせる言葉が出てくるが、文章そのものは意外と素直。ただ、妄想に囚われた精神病患者の視点で語られる物語なので、深読みし始めるとキリがない。
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「カッコーの巣の上で」のあらすじ
ある日、刑務所の強制労働所からマクマーフィーという男がオレゴン州立精神病院に入ってくる。そこでは絶対的権力を誇る婦長ラチェッドが、患者たちを封じ込める管理体制が行われていた。彼はこの管理体制に反発し、入院患者たちを外に連れ出したり、パーティーを開いたりして、患者たちに生きる気力を与えていくが……。
カッコーの巣の上で One flew over the cuckoo's nest 1975 - YouTube
※英語での予告です。
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作品データ
原作 ケン・キージー
監督 ミロス・フォアマン
脚本 ローレンス・ホーベン、ボー・ゴールドマン
出演 ジャック・ニコルソン、マイケル・ベリーマン等
公開 1976年(昭和51年) ※アメリカは1975年公開
配給 ユナイテッド・アーティスツ
時間 133分
監督 ミロス・フォアマン
脚本 ローレンス・ホーベン、ボー・ゴールドマン
出演 ジャック・ニコルソン、マイケル・ベリーマン等
公開 1976年(昭和51年) ※アメリカは1975年公開
配給 ユナイテッド・アーティスツ
時間 133分
主演はジャック・ニコルソン
誕生日: 1937年4月22日
出身: アメリカ/ニュージャージー州
17歳のときにカリフォルニアに引越し、MGMのアニメ部門で雑用係として働く。その後演技を学び、ロジャー・コーマン製作総指揮の「The Cry Baby Killer(原題)」(58)でスクリーンデビュー。
75年の「カッコーの巣の上で」でアカデミー主演男優賞を受賞して以降、「愛と追憶の日々」(83)で同助演男優賞、「恋愛小説家」(97)で2度目の主演男優賞と、オスカーを3回手にした。ノミネート回数は12回にのぼる、米映画史に欠かせない名優である。その他の代表作は、「ア・フュー・グッドメン」(92)など。ティム・バートン版「バットマン」(89)では、悪役ジョーカーを怪演した。
バッドマンのジョーカー役と同じ人とは思えません!まさに演じ分ける役者の神髄を見た気がします。
映画の題材や雰囲気が全く異なるので、それはそうなのですが・・・
そういえば「バッドマン」も面白かったですよね!
映画の題材や雰囲気が全く異なるので、それはそうなのですが・・・
そういえば「バッドマン」も面白かったですよね!