【訃報】「ミスター・ポーゴ2世」を名乗ったプロレスラー・保坂秀樹さん死去。
2021年8月3日 更新

【訃報】「ミスター・ポーゴ2世」を名乗ったプロレスラー・保坂秀樹さん死去。

「ミスター・ポーゴ2世」を名乗り活躍したプロレスラー・保坂秀樹さんが2日、がんのため入院先の病院にて亡くなっていたことが明らかとなりました。49歳でした。

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【訃報】「ミスター・ポーゴ2世」を名乗ったプロレスラー・保坂秀樹さん死去。

「ミスター・ポーゴ2世」を名乗り活躍したプロレスラー・保坂秀樹さんが2日、がんのため入院先の病院にて亡くなっていたことが明らかとなりました。49歳でした。

第一報はこちらです!

保坂さんは1971年、新潟県糸魚川市出身。高校在学中からアマチュアレスリングの世界で活躍し、卒業後の1991年、W★INGプロモーション後楽園ホール大会における格闘技マッチでプロデビューを飾りました。その後、PWCにおける「弁慶」のリングネームでの活躍を経て、1994年にFMWへと移籍。インディペンデント・ワールド・ジュニアヘビー級王座の獲得や、WEWハードコアタッグ初代王者になるなどの実績を残しました。そして2012年からは、師匠である大仁田厚のパートナーとして活躍。2017年には、ミスター・ポーゴこと関川哲夫が死去したことに伴い、自身が「ミスター・ポーゴ2世」となることを宣言し、大仁田の引退時まで同リングネームで活動することを発表していました。そんな保坂さんですが、2019年にがんが発覚。治療に専念していたのですが、容体が急変しこのたびの訃報となりました。

「ミスター・ポーゴ2世」を宣言した際の保坂さん。

保坂秀樹が2世を名乗った「ミスター・ポーゴ」とは?

保坂さんが2世を名乗っていた「ミスター・ポーゴ」。2世を名乗る際、初代ポーゴである関川について「(大仁田と試合をするために)リハビリも頑張ってたし、手術もした。リングにまた上がることが出来ないまま亡くなったのは、すごく無念だったんじゃないか」と語り、大仁田に全力で立ち向かうことを誓っていました。ここでは、そんな保坂さんを突き動かした、初代ミスター・ポーゴについて振り返っておきましょう。

誤記がきっかけで「ミスター・ポーゴ」を名乗り出す!

ミスター・ポーゴこと関川哲夫は1951年、群馬県伊勢崎市出身。少年期よりその恵まれた体格を活かし柔道に没頭、その後相撲に転向し序の口優勝を飾るなどしていましたが、ひざの故障によりプロレスへと転向しました。1972年のプロデビュー後、翌1973年に渡米。当初はミスター・セキを名乗っていたものの、日系レスラー・グレート東郷にあやかり「ミスター・トーゴー(Mr.TOGO)」と改名しようとしたところ、試合表に「ミスター・ポーゴ(Mr.POGO)」と誤記され、その名前がリングネームとして使われるようになりました。
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1990年、大仁田厚に誘われてFMWへ参戦!

その後1990年には、FMWを立ち上げた大仁田厚の誘いで国内復帰。翌1991年には、FMWより分裂したW★INGにて“火炎噴射”といった過激路線を展開しました。その後もヒールとして活躍を続けたものの、1996年にはひざの悪化により一旦引退することとなります。
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90年代後半に「2代目」が登場!

関川が引退した1996年には、その後を継ぐかのように五所川原吾作(gosaku)が2代目ミスター・ポーゴを襲名。翌1997年に関川が復帰するまでの間、一時的にリングネームを譲り受けていました。
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2017年に死去。

1997年に復帰した関川ですが、2000年に埼玉県本庄市にて地域密着型プロレス「WWS」を旗揚げ。それ以外にも故郷・伊勢崎市の市議会議員選挙に立候補したり、飲食店経営など多彩な活動を展開していましたが、2017年に腰の手術を行った際に不整脈を発症し、死去しました。

そんな関川の遺志を継ぎ、ミスター・ポーゴとして大仁田に立ち向かおうとした保坂さん。その偉業は、プロレス史の1ページに確実に刻まれることでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
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