1999年7月、世間を熱狂の渦に巻き込んだGLAYの「20万人ライブ」!!
日本を代表するロックバンド「GLAY」。特に90年代後半にはメガヒットを連発し、L'Arc-en-Cielとともに“二大バンド”などとも呼ばれていました。そんな彼らが開催するライブに「GLAY EXPO」というものがあります。この記事では、中でも1999年7月に開催された「GLAY EXPO(通称:20万人ライブ)」について書いてみたいと思います。
こちらは当時の新聞!!
「幕張メッセ」および「GLAY」の10周年を記念して企画される!
1999年当時、幕張メッセはオープン10周年を迎えていました。そしてGLAYも結成から10周年を迎えており、お互い10周年ということで幕張メッセを使った大規模なライブが企画されました。それが「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」です。
via ja.wikipedia.org
会場の面積は東京ドームのなんと4倍!
ライブのステージは、パラボラアンテナ風の「音楽の発信基地」のようなデザインで建設され、その大きさは東京ドームの実に4倍。単独のバンドによる有料ライブとしては世界最大級で、総動員数はなんと20万人。この数字のインパクトは強く、巷でも「20万人ライブ」という単語が踊りました。
この光景に、当時多くの人が度肝を抜かれました!
観客が全員退場するまでに5時間もかかる!!
ライブ当日の7月31日、10時30分に会場がオープンするとファンの波が押し寄せ、開演までに6時間を要しました。一方で終演は19時30分だったのですが、20万人の観客が全て退場したのは深夜の0時30分頃だったとのこと。ライブを支えたスタッフは7000人を超え、仮設トイレは1500個も設置されるなど、全てが前例のない規格外な規模となりました。
こちらは「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」のチケット。
GLAYのメンバーにも燃え尽き症候群が!?
以前より「ウッドストックのようなイベントをやりたい」という思いのあったTAKUROは、その夢が叶ったことで「今後どうすればいいのかという虚脱感が襲った」と、燃え尽き症候群のような気持ちになったと後に述懐しています。そして、結果的に「20万人ライブ」がその後のGLAYの活動方針を決定付けるきっかけになったとのこと。
こちらは東京ドームでのライブイベントの様子。この4倍の規模のライブを成し遂げたのですから、多少燃え尽きても仕方ないことかもしれません。
実際の当時の映像はこちらです!!
伝説のライブ開演!
via www.youtube.com