90年代 数々のドラマに出演した黒田勇樹
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1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。
黒田勇樹が人気子役から名優になるまでの変遷
大活躍の子役時代
1歳からモデルとしてCMや雑誌に出る。1988年にNHK大河ドラマ『武田信玄』で信玄の孫・武田信勝役で、俳優デビュー。
1990年に帝国劇場のミュージカル『オリバー!』で2792倍の難関を越えて主役のオリバーに抜擢、8歳の帝国劇場最年少主役となる。
山田洋次作品で各賞を受賞
1998年に山田洋次監督の『学校III』に小島富美男役として出演。
同作でキネマ旬報賞新人男優賞、日本映画批評家大賞新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞、全国映連賞男優賞を受賞。
特筆に値する「学校III」での名演技
特筆すべきは、自閉症の富美男役の黒田勇樹である。
16歳の彼は、8歳の時に大河ドラマ『武田信玄』でデビューしてから、テレビドラマや舞台など数多くの出演をこなしてきた、キャリア9年の若きベテランなのだが、意外にも、これが映画初出演。
巨匠の演出で、役が自閉症の若者という、二重三重の重圧にもかかわらず見事に演じ切った。と言うより、知らない人は、彼が"本物"では、と見間違うほど。
黒田勇樹くんの演技力に驚きました。本当、うまいなあ…
山田洋次監督による撮影秘話
自閉症の息子との生活ぶりを明るいタッチでつづった『トミーの夕陽』(鶴島緋沙子著)という小説がモデルになっています。
トミーという息子を演じた黒田勇樹君はその家族(鶴島さんご一家)とともに寝泊まりもしました。
※引用 : 山田 洋次監督 インタビュー(「家の光」平成10年11月号 より)
思わず見入ってしまう予告映像
学校Ⅲ(予告) - YouTube
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