BASTARD!! -暗黒の破壊神- ジャンプ黄金期に絶大なる人気を誇ったダーク・ファンタジーです。
2016年4月25日 更新

BASTARD!! -暗黒の破壊神- ジャンプ黄金期に絶大なる人気を誇ったダーク・ファンタジーです。

1988年の連載開始から現在まで多くの根強いファンを持つ漫画です。途中絵柄がガラッと変わり、作者が代わったのかと思えるほどでしたが、最近では作者の生存情報も多くあり、まだまだ健在のようです。また、過激な性描写が多いことでも知られています。

90,577 view

BASTARD!! -暗黒の破壊神-

『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(バスタード!! -あんこくのはかいしん-)は、萩原一至による日本の漫画作品。ダーク・ファンタジー寄りのファンタジー漫画作品である。
 (1636828)

1987年、当時としてはまだ珍しかったファンタジーRPGの世界観の漫画として、本作の序話である読切版『WIZARD!!〜爆炎の征服者〜』が『週刊少年ジャンプ』に掲載され(コミックスには第1話として収録)、翌1988年同誌で連載が開始される。
『週刊少年ジャンプ』での連載が1989年に中断して以降、『週刊少年ジャンプ増刊』、再び『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』(いずれも集英社)と掲載誌を移っており、長期にわたって連載されている。
2014年現在、『ウルトラジャンプ』にて不定期連載中。

連載された雑誌

 (1636851)

1987年 週刊少年ジャンプ本誌にて『WIZARD!!〜爆炎の征服者〜』が読みきりとして掲載
1988年 週刊少年ジャンプ本誌にて「闇の反逆軍団編」連載及びコミックス刊行開始。
1989年 週刊少年ジャンプ本誌での連載が「地獄の鎮魂歌編」途中で中断。
1990年 週刊少年ジャンプ増刊(季刊)にて「地獄の鎮魂歌編」から再開。
1996年 週刊少年ジャンプ増刊(季刊)での連載が「罪と罰編」途中で中断[1]。
1997年 週刊少年ジャンプ本誌にて「背徳の掟編」連載開始[2][3]。
2000年 週刊少年ジャンプ本誌での連載が「背徳の掟編」途中で中断。旧来の単行本と併行して完全版刊行開始。
2001年 ウルトラジャンプで不定期連載ながらも「背徳の掟編」再開。
2008年 ウルトラジャンプにて「背徳の掟編」終了。
2009年 ウルトラジャンプにて「罪と罰編」が「魔力の刻印篇」として再開。
破壊神 アンスラサクス

破壊神 アンスラサクス

バスタードの世界観

主人公であるダーク・シュナイダーが世界の命運を担い、戦士や魔物、強大な力を持つ「邪神」、天使や悪魔らと戦うバトルストーリー。
物語当初は、魔法使いであるダーク・シュナイダーと大神官の娘ティア・ノート・ヨーコを中心とした、剣と魔法の存在する世界でのヒロイック・ファンタジーとしての要素が色濃かった。しかしストーリーの展開とともにSF的な要素(サイエンス・ファンタジーの描写)も顕著となり、当初からのバトル路線は継続されているものの、天使や悪魔の出現から黙示録を絡ませた壮大な物語として繰り広げられている。
 (1636902)

 (1636850)

バスタード2巻より
登場する呪文・人物・国、サブタイトルなどの名称の多くがハードロック・ヘヴィメタルのバンド名・メンバーの人物、アルバムジャケットやタイトルをモチーフとしている。またオマージュの根幹であるファンタジーRPG(テーブルトーク/コンピューターゲーム)の他にも、漫画やアニメ、特撮、コンピューターゲームなどの作品のパロディが随所に見られ、ギャグ描写も多い。なお、性描写について過激なシーンも多く、『週刊少年ジャンプ』連載時は、少年誌としては類を見ないほどであった。

登場人物

ダーク・シュナイダー(D.S)

ダーク・シュナイダー(D.S)

ダーク・シュナイダー(D.S)

400年以上を生きる伝説の魔導師。自称「超絶美形魔法使い」(「超絶美形主人公」とも)。作中では、D・Sと略して表記される。ただし、ティア・ノート・ヨーコは彼と肉体を共有する少年の名前「ルーシェ」で呼んでおり、育ての娘であり恋人であるアーシェス・ネイは「ダーシュ」という愛称で呼ぶ。

筋肉質で大柄(192cm、96kg)であるが、引き締まった細身のスタイル。なお、自分よりも背の高い相手がキライ。
 (1636856)

性格は傲岸不遜、傍若無人な自信家。自分が常にナンバー1であり、他人に服従する事や行動の自由を奪われる事を激しく嫌う。しかし、それに見合う実力を持っているのも事実である。強大な魔力・魔法を操り、どんな強敵とも苛烈に戦う。
ピカレスクヒーローとして描かれており、敵を討ち倒す際には情け容赦なく屠る。加えて残忍で好戦的といった性格がクローズアップされている。少年誌の主人公としては特殊な、殺戮や弱者をいたぶることを好む彼の出自は「悪漢」である。彼が転生した宿主のルーシェ・レンレンは純朴で温和な実年齢よりも幼い容姿の少年だが、ひとたび封印の魔法[3]を解かれると見る間に青年の姿となり、かつて「邪悪な魔法使い」「魔人」とも呼ばれたD・Sが出現する。
 (1636858)

88 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

覚えてますか? 【AKIRA】の『金田バイク』! 実物大の実写映像もあり!!

覚えてますか? 【AKIRA】の『金田バイク』! 実物大の実写映像もあり!!

この記事では、【AKIRA】の金田が乗っていたバイクについて情報をまとめてみたいと思います。
つきねこ | 34,939 view
たるー!「タルるートくん」が人工知能化され、人気アプリ『SELF』で会話を楽しめる!

たるー!「タルるートくん」が人工知能化され、人気アプリ『SELF』で会話を楽しめる!

江川達也氏による日本の漫画作品『まじかる☆タルるートくん』。その主人公であるタルるートくんの人工知能が、10万ユーザーを超えるiPhone用アプリ『SELF』に、ライツプロデュース事業を行う株式会社ダブルエル協力のもと登場した。
【すくらんぶる同盟】この人の作品を読んで、ホラーやミステリーに目覚めた少女が多かった。そんな松本洋子先生の送る学園ミステリーです。【松本洋子】

【すくらんぶる同盟】この人の作品を読んで、ホラーやミステリーに目覚めた少女が多かった。そんな松本洋子先生の送る学園ミステリーです。【松本洋子】

小学生の頃、心霊写真や怖い話に夢中になりました。そんな中、絵柄は可愛らしい少女漫画にもかかわらずとっても怖い物語を描く、松本洋子という作家がいました。なかよしの連載や別冊などでの読み切りなど、今でも脳裏に残るストーリーを多く残しています。今回はその中から学園コメディの要素も含む、『すくらんぶる同盟』をお届けします。
cyomo | 17,357 view
未だに終わっていないバスタード。実は色々あるマンガ。

未だに終わっていないバスタード。実は色々あるマンガ。

昔のジャンプには掲載されていたので、見かけたことがある人は多いはず。実は未だに続いています。過去のジャンプでは有りえない過激マンガでしたよね。
yuki0516ruri | 313,311 view
【幕張】作者も内容もやりたい放題の問題作!!過激で奇想天外なギャグ漫画です【打ち切り】

【幕張】作者も内容もやりたい放題の問題作!!過激で奇想天外なギャグ漫画です【打ち切り】

1996年、週刊少年ジャンプで連載開始。初期は下ネタとパロディを中心としたギャグ漫画でしたが、だんだんむちゃくちゃになっていき、過激な発言が増えていきました。捨て台詞とともに終了しましたが、今でもコアなファンがいる漫画です。
cyomo | 193,697 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト