映画「スタンド・バイ・ミー」(スティーヴン・キング原作)
傷を持った4人の少年の心を描いた物語
アカデミー脚色賞、ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞にノミネート。また、ベン・E・キングが歌う同名の主題歌もリバイバルヒットした。
Stand By Me • Ben E. King [HD] - YouTube
「スタンド・バイ・ミー」あらすじ
時は、彼が12歳だったころにさかのぼる。ゴーディは、オレゴン州キャッスルロックの田舎町で育てられる。ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、性格も個性も異なっていたがウマが合い、いつも一緒に遊んでいた。木の上に組み立てた秘密小屋の中に集まっては、タバコを喫ったり、トランプをしたり、少年期特有の仲間意識で結ばれている。
3日前から行方不明になっているブラワーという少年が、30キロ先の森の奥で、列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっていることを。
バーンがゴーディたちに話すと、『死体を見つければ有名になる。英雄になれる』と言う動機で、死体探しの旅に4人で出かける。4人は喧嘩したり助け合いながら、鉄道の線路に沿って冒険のような旅を続ける。鉄橋で列車に轢かれそうになり、沼ではヒルにかまれながら、その夜は森で野宿をする。クリスが持参したピストルを持って、交代で見張りをする。
物語を書く才能があるゴーディは親に嫌われていることが傷になり、将来ものを書く希望も持てないが、クリスから、物書きの才能を守るから必ず伸ばすように言われる。一方でクリスは、家庭環境の悪さから、自分の未来は何も希望がないということを打ち明ける。ゴーディは、クリスに進学することを勧め、励ますのだ。
翌日、ゴーディら4人は死体を発見する。そこにエースたち不良グループが現れ、死体を渡せとせまる。バーンとテディは逃げ出すが、クリスは毅然とした態度ではねつける。エースが怒ってナイフでクリスを襲おうとした瞬間、ゴーディは強い決意で銃を発砲しエースに銃口を突きつける。その気迫に押され、エースたち不良グループは去っていく。
大人になったゴーディは作家となりクリスは猛勉強して弁護士に。そのクリスとも最近は10年以上会っていなかったが、クリスが刺殺されたことを告げるの新聞記事が、ゴーディに懐かしい過去を思い出させたのだった。
仲間との友情、複雑な家庭環境のなかで、あの頃のような友達は二度とできることはなかった。と、ゴーディは静かに思い返す。
ゴードン・ラチャンス
ウィル・ウィトン(本名 Richard William "Wil" Wheaton, 1972年7月29日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、作家。
バーバンク出身。
1981年にテレビに初出演。1986年にはスティーヴン・キング原作の名作『スタンド・バイ・ミー』に出演し有名になる。1987年から1990年にかけて『新スタートレック』にも出演した。その後の活動は日本ではあまり知られていないが、現在でもコンスタントに映画・テレビに出演している。また声優としても活躍している。
1999年にアン・プリンスと結婚し、二人の継子と一緒にカリフォルニア州パサデナ市で暮らしている。
原作はスティーヴン・キング。