SUPER STUPID(スーパー・ステューピッド)
パンクの精神を持ちつつ,ジャズ,ブルース,ロック,ファンクからフュージョンまで入ってます.しかも,ただのミクスチャーではなく,きっちり演奏しきっているところがスゴい.バカを超越した脅威のスリーピースバンド!!
メンバー
【SUPER STUPIDについて】
当時のシーンを思い返せば、周辺にはゴリゴリのハードコアバンドなんかも沢山いて、ライブハウスは大いに盛り上がっていた頃。
メロコアと一言で括ってしまえばそれまでだけど、super stupidは明らかにそのシーンで異彩を放ちつつ、それでいて誰よりも愛された無二のバンドだった気がします。
思わず口ずさむキャッチーなメロディを基調に、時には民族音楽だったりエレクトリックな要素も消化する雑食性、変態的なまでのサウンドへのこだわりだったり、「DISCO」みたいな曲もやっちゃう茶目っ気だったり。
それでいて聴く者に元気をくれるどこまでもエヴァーグリーンな眩しさを持っている。
バンド経歴
1995年にPULL UP FROM THE UNDERGROUNDの第2弾として、SUPER STUPIDは、Hi-STANDARD難波、COKEHEAD HIPSTERSのKOBAらのバンドとのSPLIT LPをリリースします。
しかし、この頃は、まだドラムの浩は加入していませんでした。
【浩がドラマーに加入するまでの事を語っています】
その時のSUPER STUPIDのドラムのヘルプがハイスタンダードの恒ちゃんで、恒ちゃんが抜けて、その後もう1人ドラマーがいて、次に俺の出番になったのね!
『おまえやんないか?』って言われてそれでイッチャンに拾われてトントン拍子でSUPER STUPIDをやる事になったんだよ。
S.Sはまだ何百人もお客さん呼べてない頃だったと思う。ハイスタは盛り上がり始めた時期かな。そんな中、ソニーのレーベルからファーストアルバムの「WHAT A HELL’S GOING ON」をリリースして。
LOW IQ 01さんはこのSUPER STUPIDのファースト・アルバムをリリースした時にあたりから、職業として音楽を意識し始めたといいます。
自分の書いた曲がアルバムとなり、世に出て、10代の頃の「ああなりたい、こうなりたい」という漠然とした願望から、「こういうふうにすれば夢に近づくんだな」という確かな手応えがあったと語り、このファーストアルバムのリリースは非常に重みのあるものだと語っていました。
【CD新譜コメント】
このアルバム1枚でジャンルを作ったと言っても過言ではなく、パンク、ジャズ、スカ、ダブ・・・などなど、様々なサウンドを絶妙なバランスで取り入れ見事に自分たちの音にしている。本当の意味のミクスチャーバンドだったのかもしれません。中でも「SUPER STUPIDⅡ」は誰もが「ウー!スーパーステューピッド!!」と無意識に叫んでしまうはず!あまり知られてないかもしれませんがあの ZEEBRA率いるキングギドラとも共演していて、ヒップホップも見事にSUPER STUPID節に完成されており、まさに何でも来いといった怖いもの知らずのアルバムです。LOW-IQ-01は「10年聴けるようなアルバムにしたい」と言ってたみたいですが、まさにその通り!彼の類まれなセンスがギッシリ詰まっており、原点がここにあります。