90年代後半に大流行したキックボード!
スケートボードに運転用のハンドルを付けた乗り物。折り畳んで持ち運べる手軽さから大ヒットした。
原宿表参道など、流行を人にみせつけられる坂道で目についたが、お父さんたちは、家から離れた月極駐車場への交通手段として実質的に使用。
事故を起こし、道交法違反で逮捕された少年や、転倒して死んだ少年もでた。
via ameblo.jp
キックスクーターはキックボードとも呼ばれ、ハンドルが付いたスケボーのようなもの。足で地面を蹴って進む仕組みで、2輪であることからキックスクーターと呼ばれるようになったといわれている(登場初期はスクーターやスクートと呼ばれていた)。
爆発的に流行ったのは、90年代に小型の折り畳み式が開発されて手軽に運び出せるようになってから。
それまで手軽な移動手段として人気だったスケボーも携帯性は高かったが、乗りこなすのに時間がかかったり、サブカルチャーテイストが強すぎたりしてハードルが高かった。
しかし、キックスクーターは自転車の要領で乗りこなせるのに加え、軽くて折り畳むとさらにコンパクトになることから、女性にも受け入れられたことがヒットした理由だろう。
一時はプレミア価格で取引されるなど大ブームを起こしたが、利用者のマナーなどが社会問題となり、一気にブームは沈静化。
キックボードが生まれたのはドイツだった!
ドイツのスクーターメーカー・Ciroが開発した三輪スクーター「チロ・スケーター」を原型として、一時Ciroと協力関係にあったスイスのスクーターメーカー・Micro Mobility Systemsがアメリカのスポーツメーカー・K2 Inc.ドイツ支部と共同開発し、1999年に発表した。
一説にはドイツではなかなかスケートボードの人気が出なかった為、その入門用として企画されたとも言われている。
なお、「Kickboard」という英単語が一般的に指すものは水泳の練習道具で、日本ではビート板と呼ばれているもの(参考:en:Kickboard)。
移動が目的だった!
1993年に東ドイツ出身の自動車技師Sieghart Strakaが通勤で駅まで移動するために考案した。
その構造は他のメーカーにより「キックボード」として発展し、特に幼児向けの分野で成功を収めた。
懐かしい!キックボード目線の風景
昔乗ってたキックボードに乗ったw - YouTube
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数多くの種類があった!
K2
K2では三輪以外の製品もKickboardブランドで発売していたが、名前通りに全機種のデッキには一枚のボード(板)が組み込まれていた。K2は2000年代半ばにスクーター事業から一度撤退し、2010年に再参入を発表したが、その際「Kickboard」の呼称は無くなっている。
via greensoku.com
Pro Kick(プロキック)
1999年に登場した最初のキックボード。前に二つ、後に一つのウィールを三角に配置する。本体に固定されているハンドルを片手で掴み、体を傾けると前輪が自動車と同様の動作をして進行方向が変わる。
Kick Two(キックツー)
幅広のウィールを備えた新設計のK2 Kickboard。前輪の車軸は左右繋がっており、スケートボードと同様の操舵機構を備える。